
松戸市は2026年10月1日、「21世紀の森と広場」と常盤平駅周辺の公園に民間事業者の力を入れる案について、事業者の提案を聞く調査(サウンディング調査)を行うと発表しました。事業者との対話は12月23日・24日(予備日25日)、結果の公表は2027年3月末です。調査は事業者の意見を聞く段階で、公園の運営者や料金が決まったという発表ではありません。いまの21世紀の森と広場は市が管理していて、2026年11月1日から2月末までの開園時間は9時から16時30分です。松戸市の公式サイトと実施要領で確かめた内容です(2026年10月2日確認)。
何が決まっていて、何が決まっていない?
市の実施要領(2026年10月)には、調査の目的として「次年度以降の事業者公募に向けた検討の具体化につなげること」と書かれています。決まっているのは、事業者と対話する日程です。民間事業者が公園を運営することになった、料金が変わる、休園する、といった内容は、市の公式ページにも実施要領にも書かれていません。
| 項目 | 日程(令和8年) |
|---|---|
| 調査実施の公表 | 10月1日(木) |
| 現地見学会・説明会の参加申込 | 10月1日(木)〜14日(水) |
| 現地見学会・説明会 | 10月27日(火)・28日(水)、予備日29日(木)。森のホール21 3階 |
| 質問の受付/回答 | 10月27日〜11月4日/11月19日 |
| サウンディングの参加申込 | 11月19日(木)〜27日(金) |
| サウンディング(個別対話) | 12月23日(水)・24日(木)、予備日25日(金) |
| 調査結果(概要)の公表 | 令和9年(2027年)3月末 |
対象は「事業主体として関心と意欲を有する民間事業者等」(法人またはそのグループ)で、個人は対象ではありません。問い合わせは、街づくり部 常盤平駅周辺まちづくり推進課(松戸市根本387番地の5 新館8階、電話047-710-5523)です。
市が考えている事業は? 公園の運営・拠点施設・新ゲート
実施要領の「現在想定している事業方式」には、次の3つが書かれています。
| 方式 | 期間・対象 | 提案を求める内容 |
|---|---|---|
| P-PFI(公募設置管理制度) | 期間20年を想定。21世紀の森と広場、または常盤平駅周辺の公園(複数も可) | 公園の活性化に役立つ拠点施設の整備と運営 |
| 指定管理者制度 | 期間4年を想定(期間は事業者の提案を聞く)。対象は6パターン(21世紀の森と広場の全部・一部、常盤平駅周辺の主要な公園・全公園との組み合わせなど) | 公園全体の維持管理・運営、樹木管理の計画づくり |
| DB(設計施工一体型) | 21世紀の森と広場の新ゲート | 常盤平からのアクセス向上のために検討中の新ゲートの整備 |
常盤平駅周辺の公園は、実施要領の一覧に17公園が載っています。いちばん広いのは金ケ作公園(4.05ha、地区公園、1962年8月開園、駐車場あり)です。常盤平駅へ電車で行く人は「常盤平駅・五香駅の終電|松戸方面は常盤平0:28・五香0:26発、京成津田沼方面は0時台くぬぎ山止まり」、八柱駅の近くに車で行く人は「松戸駅・八柱駅の駐車場|キテミテ466台と市営134台は30分200円、八柱ヨーカドーは当日最大700円」を参考にしてください。

21世紀の森と広場は、いまどんな公園?
実施要領には、21世紀の森と広場の概要が次のとおり書かれています。
| 所在地 | 松戸市千駄堀269 |
|---|---|
| 面積・種別 | 50.5ha、総合公園(東京ドーム約11個分) |
| 開園 | 1993年4月。年間約60万人が訪れる |
| 管理主体 | 松戸市 |
| 開園時間 | 9:00〜17:00(7月21日〜8月20日は7:00〜18:30、8月21日〜31日は7:00〜17:00、11月1日〜2月末日は9:00〜16:30)。休園日は12月30日・31日、1月1日 |
| 駐車場 | 4か所、計710台 |
| 主な施設 | パークセンター、カフェテラス、アウトドアセンター、自然観察舎、里の茶屋、森の工芸館、森のホール21、松戸市立博物館(隣接:県立西部図書館) |
駐車場の料金や、11月1日から閉園が16時30分になることは「21世紀の森と広場の駐車場は4か所710台|東・北は1回500円、西・南は1時間100円、11/1から閉園16時30分」にまとめています。
2021年の調査と比べると:4社が提案、全社が指定管理者制度を提案
市は2021年にも、21世紀の森と広場を対象に同じ形の調査をしています。市の結果概要(2021年10月29日)によると、現地見学会に参加したのは4社、提案書を出したのは4社、個別対話に参加したのは3社でした。全ての提案者が指定管理者制度を提案し、公園と、園内の公共施設(森のホール21、松戸市立博物館など)を一体で管理するのは難しい、という提案もありました。市はこの結果を受けて、「引き続き本公園での民間活力の導入を検討していきます」としていました。
ジモはるが2021年と2026年の市の公式ページを開いて並べて確認すると、対象が広がっています。2021年は21世紀の森と広場の1か所でしたが、2026年は常盤平駅周辺の公園(17公園)を加え、P-PFIと新ゲートのDBも想定に入っています。調査の担当課も、2021年は公園緑地課の21世紀の森と広場管理事務所、2026年は常盤平駅周辺まちづくり推進課です。2026年の調査は、UR都市機構の常盤平団地の再生と連動した「常盤平地域のまちづくり」の一部として位置づけられています。
この記事で確認できていないこと
以下は2026年10月2日時点で確認できていません。
- 事業者の公募が始まる時期(「次年度以降」とだけ書かれています)
- 事業者が決まった場合の、利用料金・開園時間・駐車場の変更の有無
- 新ゲートを設ける場所と開通の時期(「検討中」とだけ書かれています)
- 今回の調査に参加する事業者の数や名前(結果の公表は2027年3月末の予定です)
出典
- 21世紀の森と広場及び常盤平駅周辺地域における民間活力導入に向けたサウンディング調査を実施します(松戸市公式サイト・2026年10月1日更新)
- 実施要領(松戸市公式サイト・PDF・2026年10月)
- 新たな管理運営体制の導入に向けたマーケットサウンディング調査を実施しました(松戸市公式サイト・2022年1月31日更新)
- マーケットサウンディング調査結果について(松戸市公式サイト・PDF・2021年10月29日)
※この記事はジモはるが2026年10月2日14時時点で確認できた内容です。












