2026年は千葉開府900年にあたります。千葉市では記念事業が1年を通して行われていて、秋から来年3月にかけての予定が公表されています。
いちばん大きいのが11月21日(土)の記念パレードです。そして9月16日から千葉市美術館で特別展、10月10日から郷土博物館で特別展が始まります。
この記事は2026年8月30日時点で、千葉市の記念事業一覧から確認した内容です。
9月から11月の予定|日付順
| 日付 | 行事 | 会場・備考 |
|---|---|---|
| 9月6日(日) | さんばしまつり2026 | — |
| 9月16日(水)〜11月23日 | 千葉市美術館 特別展 「月と星と―美術がつなぐとき」 | 一般1,500円(前売1,200円)/高校生以下無料。★【2026年9月9日訂正】展覧会名は確定タイトルに、料金は常設展の300円ではなく特別展の観覧料に訂正 |
| 9月19日(土) | 青少年の日フェスタ | — |
| 10月2日(金) | 国際音楽交歓コンサート2026 | — |
| 10月10日(土)〜12月6日 | 郷土博物館 特別展 「千葉氏がつくったまちの変遷(仮称)」 | — |
| 10月12日(月) | 千葉シティトライアスロン/ ワールドトライアスロンパラカップ千葉 | 同じ日に2つ |
| 10月24日(土) | ちば秋めぐりライド2026 | サイクリング |
| 11月3日(火・祝) | 千葉湊大漁まつり 第50回千葉市民産業まつり | — |
| 11月21日(土) | 千葉開府900年記念パレード | 千葉駅前〜中央公園/時間は未公表 |
| 11月21日(土)〜2027年1月31日(日) | 千葉都心イルミネーション「ルミラージュちば2026/2027」(第36回) | 点灯16:30~24:00。点灯式は11/21 16:30~17:30(予定)・中央公園 |
10月12日はトライアスロンが2つ同じ日に入っています。千葉シティトライアスロンとワールドトライアスロンパラカップ千葉です。この日は市内の交通に影響が出る可能性があります。
そもそも「千葉開府900年」とは何の900年?
平安時代後期の大治元(1126)年6月1日、千葉常重が現在の緑区大椎町から中央区亥鼻付近に本拠地を移し、初めて「千葉」を名乗ったのが、千葉のまちの始まりとされています(千葉開府900年とは・千葉市公式)。2026年は、この本拠地移転からちょうど900年の節目にあたります。今回の一連の記念事業(美術館・郷土博物館の特別展、記念パレード、記念モニュメント、記念誌の刊行など)は、すべてこの900周年を祝うために企画されたものです。事業を推進しているのは、令和5(2023)年11月14日に設立された「千葉開府900年記念協議会」です。千葉市だけでなく、市内の市民団体・経済団体・学術団体(千葉大学など)も参画する官民組織で、多様な団体の参画を促すためのメンバーシップ制度も設けられています。行政だけでなく地域を挙げての取り組みという体制が、パレードやイルミネーションといった大規模な連携企画を可能にしている背景の1つといえます。パレードや特別展を個別に見るだけでなく、「900年前に千葉常重がこの地に拠点を構えたこと」が全体の起点になっている、という視点を持つと、それぞれの行事のつながりが見えてきます。900年という数字だけを聞くと実感が湧きにくいですが、1つの一族の拠点移転から積み重なってきた歴史の長さと考えると、規模の大きさが伝わってきます。
11月21日の記念パレードは騎馬武者行列です
千葉開府900年記念パレードは11月21日(土)に行われます。
報道によると、千葉駅前大通りで騎馬武者などのパレードが行われ、福島県南相馬市など千葉氏にゆかりのある自治体が協力するとされています。
南相馬市は相馬野馬追で知られる土地です。相馬氏は千葉氏の一族にあたるため、900年の節目に千葉へ来るという形になります。
コースは千葉駅前から中央公園までとされています。千葉駅前大通りを通り、中央公園が終点になる形です。中央公園はJR千葉駅から徒歩約5分の距離にあり、パレードの起点と終点はどちらも駅からごく近い範囲に収まっています。
ただし、開始時刻・交通規制の範囲・パレードの規模は、2026年9月4日時点で公表されていません。千葉市の記念事業一覧にも記載がなく、当サイトでも確認できていません。
問い合わせ先は千葉市 都市アイデンティティ推進課(043-245-5660)です。詳細が出るのはこれからとみられます。11月21日は土曜日なので、駅前の通行に影響が出る可能性があります。当日その周辺へ行く予定がある人は、発表を確認してください。
パレード単体の開始時刻は未公表ですが、同じ11月21日(土)16:30~17:30(予定)に、パレードの終点である中央公園で「イルミネーション点灯式」が行われることが、主催団体の千葉商工会議所から発表されています。千葉商工会議所によると、「千葉開府900年記念協議会が主催する千葉開府900年記念パレードと連携し、当日の一体的な盛り上げを演出いたします」とされており、パレードと点灯式が同日・同じ中央公園で連動したイベントとして企画されていることが分かります。点灯式では吹奏楽の演奏や公園ステージでのセレモニーも予定されています(千葉都心イルミネーション・千葉商工会議所公式)。パレード自体の正式な開始時刻はまだ発表されていませんが、この16:30~17:30という時間帯が、当日中央公園に人が集まるタイミングのおおよその目安になりそうです。なお、点灯式の前身にあたる2025年度の「夢のわフェスティバル2025」(11月22日)では、千葉銀座通り~栄町通りを使った音楽パレードも別途行われています。2026年の千葉開府900年記念パレード(コースは千葉駅前~中央公園)と、この音楽パレードが同じものか、別々に行われるのかは、この記事の時点で確認できていません。もし2つとも別々に行われる場合、当日の中央公園周辺はかなりの人出になることが予想されるため、公共交通機関での来場が無難です。
千葉氏と相馬氏、900年前からの一族のつながり
相馬氏の祖である相馬師常は、千葉常胤(千葉常重の子)の次男にあたる人物です。1189年の奥州合戦での功績により、父から下総国相馬郡(現在の茨城県・千葉県にまたがる地域)を受け継いだのが始まりです。その後、南北朝時代の1323(元亨3)年、6代目当主の相馬重胤が下総から陸奥国行方郡(現在の南相馬市・飯舘村にあたる地域)へ本拠を移し、これが「奥州相馬氏」の始まりになりました。以来、相馬氏は約700年にわたってこの地を治め、その伝統は国指定重要無形民俗文化財の「相馬野馬追」として今も続いています(千葉氏ポータルサイト・相馬野馬追/千葉市公式)。つまり、900年前に千葉常重が始めた一族が枝分かれし、その一方が福島県南相馬市に根付いた末裔にあたるのが、今回のパレードに協力する自治体ということになります。自治体間の友好行事という枠を超えて、900年前の血縁関係に基づいた「里帰り」に近い性格を持つパレードといえます。全国各地に散らばった千葉一族の末裔たちを1つの節目に集めるという意味でも、900年という長い時間の重みを感じさせる企画です。福島県から騎馬武者がはるばる千葉に集うという光景自体、900年に一度に近い、めったに見られない組み合わせです。

パレードは千葉駅前大通りで行われると報じられています(画像はイメージです)
9月16日から千葉市美術館で特別展が始まります
千葉市美術館の特別展は「天ー月・星を求めてー(仮称)」という名前です。会期は9月16日(水)から11月23日(月・祝)まで。
千葉市美術館の料金と時間は次のとおりです。
| 常設展 | 300円/大学生220円 |
|---|---|
| 無料になる人 | 小中高生・県内在住65歳以上・企画展の観覧者 |
| 開館 | 10:00〜18:00(金・土は20:00まで) |
| 休館 | 毎月第1・第3月曜(祝日の場合は翌日) |
| 駐車場 | 無料。ただし車高155cmまで |
駐車場の車高制限が155cmなので、ミニバンやSUVは入れないことがあります。金曜と土曜だけ20時まで開いているので、仕事帰りに寄る使い方もできます。
→ 千葉開府900年の特別展は9/16-11/23|10/18は無料、11/9に高田漣のライブ。企画展は月曜休み
郷土博物館は10月10日から「千葉氏がつくったまちの変遷」
千葉市郷土博物館では、10月10日(土)から12月6日(日)まで特別展「千葉氏がつくったまちの変遷(仮称)」が開かれます。
美術館の特別展(9/16〜11/23)と会期が重なります。10月10日から11月23日までは、2つの特別展が同時に見られる期間です。
郷土博物館の通常の入館料は無料です。開館時間は9:00~17:00(入館は16:30まで)、休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)です。ただし、今回の特別展にも通常どおり無料で入れるのか、別料金が設定されるのかは、この記事の時点で確認できていません。問い合わせは043-222-8231です(千葉市立郷土博物館 利用案内・千葉市公式)。
郷土博物館そのものが、千葉常重が1126年に築いた「亥鼻城(いのはなじょう)」の跡地に建っています。現在の建物は4層5階建てで天守閣を模した造りになっており、最上階は展望室として利用できます。つまり、900年前に千葉常重が本拠を移した、まさにその場所で、900年後の今回の特別展「千葉氏がつくったまちの変遷」が開かれることになります。会場自体が、900年の歴史を体現している場所ということになります。
「900年」の数え方は市制施行(1921年)とは別物です
記念事業は千葉開府900年記念協議会と千葉市が中心となって進めていて、開府1000年を見据えた取り組みという位置づけです。
この「900年」の数え方は、市制が敷かれた年ではなく、まちの起点となった年から数えている点が特徴です。千葉市が市制を施行したのは1921年(大正10年)で、そちらを基準にすると2026年は105年目にあたります。900年という数字は、市の歴史ではなく、まちの歴史を数えたものということになります。
前回の大きな節目は1976年の「開府850年」にあたる計算ですが、当時どのような事業が行われたかは、この記事では確認できていません。50年前の記録と比較できないため、今回の900年記念が過去と比べてどれだけ大規模なのかは、この記事の時点で判断材料がありません。

900年前に亥鼻へ本拠が移されたのが始まりとされています(画像はイメージです)
すでに終わったもの|6月と8月
| 日付 | 行事 |
|---|---|
| 6月6日(土) | 千葉開府900年記念まつり(千葉JPFドーム) |
| 8月1日(土) | 幕張ビーチ花火フェスタ2026/NEO文化祭 |
| 8月2日(日) | 第65回 1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭(ZOZOマリンスタジアム) |
| 8月15日(土)・16日(日) | 千葉の親子三代夏祭り(第51回) |
| 8月15日(土) | 第4回千葉氏サミット |
6月の記念まつりでは、飯豊まりえさんが900年アンバサダーに就任したと報じられています。会場は千葉JPFドームでした。
8月15日には「第4回千葉氏サミット」が開かれています。千葉氏ゆかりの自治体が集まる催しで、11月のパレードで南相馬市などが協力するのも、この流れとみられます。
2027年3月まで続きます
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2027年1月9日 | オープンボッチャ大会 |
| 2027年1月11日 | 令和9年千葉市二十歳のつどい |
| 2027年2月6日 | 歴史を辿るウォーキング |
| 2027年3月 | 記念モニュメント除幕式/姉妹・友好都市モニュメントの製作 |
| 2027年3月 | 「千葉開府900年記念誌」発行/「千葉市史 史料編 近現代 第3巻」刊行 |
記念事業は2027年3月まで続きます。形として残るのは記念モニュメントと記念誌で、除幕式は2027年3月の予定です。
市原・木更津方面から行くなら
千葉市美術館も郷土博物館も、千葉駅周辺です。市原からは内房線で蘇我を経由し、乗り換えは蘇我か千葉で1回です。
→ 市原から千葉市へ|9月の行き先15か所、乗り換えは蘇我か千葉で1回。料金と駐車場を一覧に
千葉市の公園もあわせて回るなら、千葉公園はJR千葉駅から徒歩約10分です。駐車場と料金は公園ごとに大きく違います。
→ 千葉市の公園8選|105.8haの昭和の森から駅徒歩10分の千葉公園まで、駐車場と料金を比較
加曽利貝塚は入館も駐車場も無料で、10月24日・25日には縄文秋まつりがあります。ただし駐車場は10台だけです。
→ 加曽利貝塚は入館も駐車場も無料|10/24-25は縄文秋まつり、ただし駐車場は10台だけ
千葉ポートタワーは9月までが21時までで、10月から平日19時に早まります。
→ 千葉ポートタワーは9月まで21時|10月から平日19時・土日祝20時に早まります、大人420円で工場夜景
そごう千葉店の地階では「青空バーベキューテラス」が11月23日までやっています。美術館の特別展と同じ日に終わります。
→ そごう千葉の青空BBQは11/23まで|3,980円〜で飲み放題120分、前日18時に予約ゼロなら休業
この記事で確認できていないこと
- 11月21日の記念パレードの正式な開始時刻・規模・交通規制の範囲(コース(千葉駅前〜中央公園)や、中央公園での点灯式が16:30~17:30に行われることは判明していますが、パレード自体の時間は2026年9月4日時点で未公表です)
- 千葉開府900年記念パレードと、夢のわフェスティバルの音楽パレードが同じものかどうか
- 郷土博物館の特別展が通常どおり無料か、別料金になるか(通常の入館料は無料と確認済みです)
- 2つの特別展の正式名称(どちらも「(仮称)」のままです)
- さんばしまつり・青少年の日フェスタの会場と時間
- 10月12日のトライアスロン2つによる交通規制
- 記念モニュメントが設置される場所
- 前回の節目(開府850年・1976年)に何が行われたか(比較できる記録がありません)
日程は2026年8月30日時点で千葉市 千葉開府900年記念事業から確認したものです。「(仮称)」とされているものや、日付だけで詳細が出ていないものが多く、今後変わる可能性があります。出かける前に千葉開府900年記念サイトでご確認ください。
内房4市の図書館は、休館日のルールが市ごとに違います。9月21日(月・敬老の日)は袖ケ浦が開館し、君津は休館。君津は毎月最終金曜も休みで、9月は25日にあたります。市原は水曜と金曜だけ19時までです。
→ 5連休で図書館がずっと開くのは木更津・袖ケ浦|君津は21〜23日の3日連続休館、木更津は明けた24・25日
内房の博物館は4館のうち3館が入館無料で、有料は市原歴史博物館の大人300円だけです。休館日のルールが館ごとに違い、9月22日(火)は4館とも休館。袖ケ浦市郷土博物館と久留里城址資料館は「祝日の翌日」も休みなので、9月24日(木)も閉まります。
10月1日から内房で変わるものが7つあります。千葉県の最低賃金は1,140円から1,195円へ(2026年8月6日答申・発効は見通し)。千葉ポートタワーは21時→19時、市原の直売所2店は17時→16時、道の駅ふれあいパーク・きみつは18時→17時に早まります。



