市原市でアライグマ・ハクビシン・イノシシが出たら|役所を早く動かす裏技と、待たずに止める裏技

天井裏で音がする、庭の野菜が食い荒らされている、生ゴミが漁られている。市原市でこの被害を出しているのは、ハクビシン・アライグマ・イノシシ・キョンのどれかである可能性が高いです。

市原市が国に提出している鳥獣被害防止計画(令和5〜7年度)に、市内の被害の実態が数字で載っています。この記事はその公式資料と、市の窓口の情報にもとづいて、まず市に相談する道と、自費で急ぐ場合の考え方の両方をまとめたものです。2026年8月20日時点の情報です。

※以下はプロモーションを含みます

裏技①|市の順番待ちをしない

いま音がしているなら、市に電話した「その日のうちに」民間にも現地調査を申し込んでください。これが一番効きます。

理由は単純で、市が動くのは「捕獲」までだからです。侵入口をふさぐ工事も、天井裏の糞尿の清掃も、汚れた断熱材の交換も、市はやってくれません。しかも捕獲だけでは終わりません。1匹捕まえても穴が開いたままなら、次の個体が入ります。

さらに市には順番があります。小型獣用の箱わなは令和2年度に136基入りましたが、令和3年度は10基。市原市自身が計画書で「市北西部(市街地)では、町会内の体制が整っていない」と認めています。五井・八幡宿・姉ケ崎あたりで順番を待っているあいだに、春が来れば繁殖されます。

そこで、市に相談したその足で関東の害獣駆除【ハウスガード24】にも現地調査を申し込んでおくのが、いちばん時間を無駄にしない動き方です。市が動いてくれるならそれで断ればいいだけですし、動かない地区だと分かった時点で、もう見積もりが手元にあります。相談だけで契約する義務はありません。

とくに「もう天井にシミが出ている」「毎晩眠れていない」「小さい子どもがいる」という状態なら、市の順番を待つ判断は損になります。清掃と封鎖は市の枠組みの外なので、どのみち自分で手配することになるからです。

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※依頼前に「捕獲だけか封鎖・清掃まで含むか」「再発保証の有無」「追加費用が出ないか」の3点は必ず確認してください(記事後半で詳しく書きます)

夕暮れの住宅街のイメージ

目次

市原市で被害を出している獣は7種類

市の計画で対象になっているのはイノシシ・ニホンジカ・ニホンザル(アカゲザル・交雑種)・ハクビシン・アライグマ・タヌキ・キョンの7種です。令和3年度の農林水産業の被害はこうなっています。

被害金額被害面積主な被害品目
イノシシ9,146,000円7.8ha水稲・豆類・果樹・野菜・いも類・たけのこ
ニホンザル2,984,000円0.58ha果樹・野菜・いも類
アライグマ1,202,000円0.46ha豆類・果樹・野菜・いも類
ハクビシン710,000円0.21ha水稲・豆類・果樹・野菜・いも類
ニホンジカ220,000円0.06ha水稲・野菜
キョン145,000円0.01ha野菜
タヌキ0円0ha例年は夏の豆類
合計14,407,000円9.12ha

市は令和7年度までに合計を10,320,000円まで減らす目標を立てています(イノシシ6,552,000円、ニホンザル2,137,000円、ハクビシン・アライグマ・タヌキの合計921,000円、ニホンジカ157,000円、キョン103,000円)。

金額ではイノシシが過半数を占めています。ただし「家に住み着く」被害で見ると、主役はハクビシンとアライグマです。市の計画にはこう書かれています。

家屋等の建造物への棲み付きによる生活被害が市街地を含め多く発生している。(ハクビシン・アライグマの項)

「市街地を含め」というのが重要です。南部の山側だけの問題ではありません。五井・八幡宿・ちはら台のような住宅地でも起きています。

獣ごとの見分け方と、起きる被害

どこに出るか起きること
ハクビシン市街地を含む全域。天井裏・床下棲み付き。夜中の足音、糞尿による天井のシミと臭い
アライグマ市街地を含む全域同上。加えて力が強く、雨戸や網戸を壊して侵入する
イノシシ南部中心だが市街地にも出没農地の掘り返し。通学路・公園への出没、交通事故、人身被害も発生
ニホンザル加茂地区・南総地区に群れ果樹・野菜。屋根瓦やアンテナの破損。北部でハナレザルの市街地出没
ニホンジカ市内南部で繁殖定着農作物。加茂〜南総でヤマビル被害の原因とみられる
キョン南部中心。目撃情報が増加中水稲・豆類・野菜。今後さらに増える可能性

天井裏の物音だけでは、ハクビシンかアライグマかの判別は難しいです。ただし対処の考え方は同じです。どちらも外来生物法・鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕獲することはできません。ここが「自分で罠を買って捕まえる」ができない理由です。

まず市に相談する|窓口と、市がやっていること

項目内容
担当市原市 経済部 農林業振興課
所在地市原市安須980番地
電話0436-36-4187
FAX0436-36-5662
メールnougyoushinkou@city.ichihara.lg.jp

市が実際にやっているのは次のようなことです(計画書に記載)。

  • 被害地域の町会が、市の補助を受けてわなで捕獲している
  • 市が市原市猟友会に捕獲業務を委託し、駆除隊が銃器・わなで捕獲
  • 捕獲町会への箱わなの貸与と、町会が箱わなを製作・購入する費用の補助
  • 有害獣アドバイザー業務の委託、鳥獣被害対策実施隊の任命

わなの整備状況も公表されています。小型獣用箱わなは令和2年度に136基導入されており、これがハクビシン・アライグマ向けです。大型獣用は令和3年度に12基、サル用は10基、シカ用囲いわな1基、くくりわな50基。

個人宅の相談も、まずここに電話するのが出発点です。ただし市の仕組みは町会単位・農業被害を軸に組まれています。計画書にも課題としてこう書かれています。

市北西部(市街地)では、地域の実情に即した効果的な捕獲を実施するための町会内の体制が整っていない。

つまり五井・八幡宿・姉ケ崎などの市街地では、町会経由の捕獲体制がまだ十分ではないと市自身が認めている状態です。ここが次の項につながります。

住宅の天井裏のイメージ

役所に早く動いてもらう6つの伝え方(裏技②〜⑦)

「相談したけど、様子を見ましょうで終わった」という話をよく聞きます。これは担当者が冷たいのではなく、市の仕組みが町会単位・農業被害を軸に組まれているからです。仕組みに合った形で伝えると、動きが変わります。

裏技②|個人ではなく、町会として上げる

市の計画には「被害地域の町会で、市から補助を受けながら、わなによる捕獲を実施している」と書かれています。捕獲の主体は町会です。

ですから、まず町会長・自治会長に「うちの地区で被害が出ている」と伝えてください。町会からの声として上がると、市の補助の枠組みにそのまま乗ります。個人からの相談だと「まず様子を見て」になりやすいのは、乗せる先の枠組みが無いからです。

裏技③|「困っている」ではなく、数字と写真で出す

電話口で伝えるべきなのは次の4つです。これが揃っていると、担当者が記録に残せます。

  • いつから(例:3か月前から。1週間前から毎晩)
  • 何時ごろか(例:夜10時から翌朝4時ごろ。獣種の推定に使われます)
  • どこで(天井裏か、床下か、庭か、畑か)
  • 何が起きているか(足音・糞・食害・破損。写真があれば送る)

「うるさくて眠れない」だけでは、記録上は何も残りません。糞や食害の写真、足音を録音したもの、破損箇所の写真があると話が早くなります。メール(nougyoushinkou@city.ichihara.lg.jp)で送れます。

裏技④|農作物の被害があるなら、必ずそれも言う

市の計画は農林水産業の被害を軸に組まれています。家庭菜園でも、豆類・果樹・野菜・いも類がやられているなら伝えてください。市が把握している被害品目とぴったり一致します。

「家に住み着かれている」だけより、「畑もやられている」が加わるほうが、市の枠組みに乗りやすくなります。これは制度をだます話ではなく、事実を漏れなく伝えるという意味です。

裏技⑤|「うちの地区に鳥獣被害対策実施隊はいますか」と聞く

市は集落への指導・支援ができる人材を「鳥獣被害対策実施隊」として任命しています。ただし計画書には課題としてこう書かれています。

鳥獣被害対策実施隊員が配置されていない地域へ配置するため、新たな実施隊員の確保が必要である。

つまり、いる地区といない地区があります。電話で「うちの地区に実施隊はいますか」と聞けば、その地区で市の枠組みがどこまで機能するかが分かります。いなければ、民間で手配する前提で動いたほうが早い、という判断ができます。

裏技⑥|箱わなの空きがあるかを聞く

わなの整備状況は公表されています。ハクビシン・アライグマ向けの小型獣用箱わなは、令和2年度に136基が導入されましたが、前年度と比べて令和3年度は10基にとどまっています。大型獣用は令和元年度6基・令和2年度5基・令和3年度12基、サル用は令和元年度20基・令和2年度10基・令和3年度10基、シカ用囲いわな1基、くくりわな50基です。

数に限りがあるので、「いま貸せるわながあるか」を直接聞いてください。順番待ちなら、待つあいだにやるべきこと(侵入口の特定と封鎖)が決まります。

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裏技⑦|それでも動かないなら、民間にも相談してみる

ここまでの6つをやっても、「順番待ちです」「町会を通してください」で止まることがあります。市の担当者が悪いのではありません。わなの数にも人にも限りがあるからです。

そこで、市に相談したその日のうちに、民間にも見積もりを取っておく。これがいちばん時間を無駄にしない動き方です。関東の害獣駆除【ハウスガード24】は関東エリアに対応していて、市がやらない「侵入口の封鎖」と「天井裏の清掃」まで含めた見積もりが出ます。

市が動いてくれることになったら、断ればいいだけです。見積もりを取っても契約する義務はありません。逆に、順番が回ってこないと分かった時点で、もう手元に見積もりがある状態になります。待っている数週間が、そのまま繁殖の時間になります。

とくに天井にシミが出ている・毎晩眠れていない・小さい子どもがいるという状態なら、市の順番を待つ判断は損になります。清掃と封鎖はどのみち自分で手配する部分だからです。

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※依頼前に「捕獲だけか封鎖・清掃まで含むか」「再発保証の有無」「追加費用が出ないか」の3点を確認してください(次の項で詳しく書きます)

注意すること

許可なく捕獲すると罰則の対象

アライグマはもともと日本にいなかった外来種で、特定外来生物に指定されています。ハクビシン・イノシシを含め、捕獲には許可が要ります。ホームセンターで罠を買って自分で仕掛けるのは違法になりえます。

捕まえた個体を逃がすのも違法になりうる

特定外来生物は生きたままの運搬・放獣が禁止されています。「かわいそうだから山に放す」は、それ自体が法に触れます。かかった場合は必ず市に連絡してください。

業者選びで確認する3点

確認することなぜ
捕獲だけか、封鎖と清掃まで含むか捕獲だけだと侵入口が残り、別の個体が入る
再発したときの保証があるか期間と範囲を書面で。口頭の「大丈夫です」は残らない
見積もり後に追加費用が出ないか屋根裏に入ってから「断熱材の交換が別途」となる例がある

「今すぐ契約すれば安くします」と即決を迫る業者は避けてください。害獣は逃げないので、1日待って相見積もりを取れます。

窓口の受付時間と来庁について

市の窓口は平日のみで、土日祝と年末年始は休業です。県・市の窓口は一般に8時30分から17時15分までですが、2026年8月20日時点で農林業振興課の受付時間・駐車場・アクセスは公式サイトで確認できていません。来庁を考えている場合は、先に電話(0436-36-4187)で確認してください。相談自体は電話とメールで進められます。

市の仕組みで解決するもの・しないもの

やってほしいこと市の仕組みで
相談・アドバイス○ 農林業振興課へ
農地の被害対策(町会単位)○ わな貸与・補助あり
捕獲そのもの△ 町会・猟友会の体制次第。市街地は体制が整っていない地域がある
侵入口をふさぐ工事× 個人で手配する
天井裏の糞尿の清掃・消毒× 個人で手配する
断熱材の交換・天井の張り替え× 個人で手配する

ここが一番の誤解ポイントです。捕獲は行政の枠組みがありますが、「もう入れないようにする」「汚れた場所をきれいにする」は自分でやることになります。

そして捕獲だけでは終わりません。1匹捕まえても侵入口が開いたままなら、別の個体が入ります。市の計画にも「箱わなを忌避する個体が発生している」と書かれていて、わなに入らない個体もいます。根本的に止めるのは封鎖です。

放置するとどうなるか

  • 糞尿が天井に染み、シミと臭いが取れなくなる。断熱材ごと交換になると費用が跳ね上がる
  • ノミ・ダニが室内に降りてくる。ハクビシン・アライグマはこれらを持ち込む
  • アライグマは感染症のリスクがある。糞を素手で触らない、乾いた糞を掃き掃除で舞い上げない
  • 繁殖されると数が増える。春に出産期があり、子育て中は追い出しにくくなる

音に気づいた時点で動くのが、結果的に一番安く済みます。「そのうち出ていくだろう」で越冬されると、翌春には数が増えています。

よくある質問

自分で罠を買って捕まえてもいいですか?

できません。ハクビシン・アライグマ・イノシシなどは鳥獣保護管理法や外来生物法の対象で、捕獲には許可が要ります。許可なく捕獲すると罰則の対象です。市原市では町会が市の補助を受けてわなを設置する仕組みがあるので、まず農林業振興課に相談してください。

追い出すだけならしてもいいですか?

捕獲にあたらない範囲での忌避(音・光・臭いで寄せつけない)は行えます。ただし効果は一時的で、慣れると戻ってきます。侵入口をふさがないかぎり、根本的な解決にはなりません。

天井裏の糞は自分で掃除できますか?

できますが、乾いた糞を掃き掃除で舞い上げるのは避けてください。感染症のリスクがあります。マスク・手袋・使い捨ての衣服を用意し、湿らせてから回収して密閉して捨てます。量が多い場合や断熱材まで汚れている場合は、業者に依頼したほうが確実です。

賃貸に住んでいる場合は誰が対応しますか?

建物の構造に関わる部分なので、まず管理会社か大家に連絡してください。入居者が勝手に業者を呼んで工事すると、費用の負担で揉めることがあります。

市街地でも本当に出ますか?

出ます。市の計画に「家屋等の建造物への棲み付きによる生活被害が市街地を含め多く発生している」と明記されています。イノシシについても「市街地(通学路、公園等)への出没、交通事故の発生等の生活被害や人身被害も発生している」とされています。

まとめ

市原市の鳥獣被害は令和3年度で合計14,407,000円。金額の過半はイノシシですが、家に住み着く被害の主役はハクビシンとアライグマで、市街地でも起きています。

まず市原市 経済部 農林業振興課(0436-36-4187)に相談してください。町会単位のわな貸与・補助の仕組みがあります。ただし市北西部の市街地は町会の捕獲体制が整っていないと市自身が課題に挙げており、また侵入口の封鎖・天井裏の清掃は個人で手配する部分です。

捕獲だけでは終わりません。侵入口が開いていれば別の個体が入ります。音に気づいた時点で動くのが、結果的に一番安く済みます。

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※この記事は2026年8月20日時点の市原市の鳥獣被害防止計画(令和5〜7年度・被害の現状は令和3年度)にもとづいています。制度・窓口は変更される場合があるため、相談前に市の最新の案内をご確認ください。

被害が出たときの手順

罹災証明がないと、税や保険料の減免も、見舞金も、災害ごみの無料搬入も使えません。公的な支援を先に取り切ってから、自己負担ぶんの修理を考える順番です。

住まい・業者選びの全体は市原市 住まい・業者選び特集まとめにあります。

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