【2026年】市原市でペルセウス座流星群を見るならここ|北東の空・日時・持ち物ガイド

2026年7月20日時点の情報
2026年のペルセウス座流星群は、極大日が新月と重なる「当たり年」です。市原市内で少しでも星空条件のよい場所を探し、観測に役立つ情報をまとめました。
目次

2026年の観測条件は「当たり年」

極大8月13日(木) 11時頃
本命の観測時間帯8月12日(水)夜〜13日(木)未明
月明かりゼロ(新月)
期待できる数最大1時間35個ほど

極大時刻は8月13日11時頃ですが、これは昼間のため実際には見られません。実際の観測は8月12日(水)の夜更けから13日(木)の明け方にかけてがベストで、夜が更けるほど数が増え、明け方に最も多く見られます。

2026年は極大日が新月と重なるため、月明かりの影響がまったくない好条件です。空の暗い場所であれば、1時間あたり最大35個程度の流星が期待できます。(情報元: 国立天文台、アストロアーツ)

ピークの日にこだわらなくてOK
ペルセウス座流星群は7月中旬から活動が始まり、極大の前後数日は数を減らしながらも観測できます。8月12日の夜が天候に恵まれなくても、前後の日にチャンスがあります。

ペルセウス座流星群ってどんな流星群?

ペルセウス座流星群は、しぶんぎ座流星群・ふたご座流星群と並ぶ「三大流星群」のひとつです。流星のもとになっているのは、周期133年で太陽を回る「スイフト・タットル彗星」。彗星が撒き散らしたチリの帯に地球が毎年この時期突入し、チリが大気圏で燃え尽きるときの光が流星として見えています。彗星本体が姿を見せるのは次回2126年で、まだ先の話ですが、そのチリの帯は毎年律儀に地球へ届けてくれているというわけです。

見る方角は北東の空、でも空全体を見渡そう

21時頃北東の低い空
0時頃北〜北東の中くらいの高さ
3時頃北東〜天頂近く

流星群の名前の由来になっている放射点はペルセウス座で、夜が更けるにつれて北東の空から昇ってきます。夜の早い時間帯(21時頃)はまだ地平線に近い低い位置ですが、夜半から明け方にかけてどんどん高く昇っていきます。放射点が高く昇るほど、空全体に流星が現れやすくなるため、明け方に近づくほど観測条件が良くなるのはこのためです。

とはいえ放射点だけをじっと見つめる必要はありません。放射点に近い流星は流れる距離が短く見えづらいため、北東の方角を意識しつつも、天頂(真上)から空全体を広く見渡す方が多くの流星に出会えます。スマホのコンパスアプリで北東の方角を確認しておくと、最初に空を見上げる目安になります。

方角そのものより大事なのは、空を遮るものがない開けた場所を選ぶことです。周囲に高い木や建物、山があると、その方向に流れた流星は見えません。大福山展望台のように視界の開けたスポットが有利なのはこのためです。

目が暗さに慣れる(暗順応)までには15分ほどかかります。スマホの画面を頻繁に見ると暗順応がリセットされてしまうので、観測中はできるだけ画面を見ないようにするのがコツです。双眼鏡や望遠鏡は視野が狭くなってしまうため、流星観測には不要です。肉眼で空を広く見るのが一番よく見える方法です。

北東の地平線 天頂(真上) 21時頃 低い空 0時頃 中くらいの高さ 3時頃 天頂近く

放射点(ペルセウス座)は夜が更けるほど高く昇り、観測しやすくなります

写真に残したい方へ:カメラ設定の目安

スマートフォンでの撮影は難しいですが、一眼カメラと三脚があれば挑戦できます。基本の設定は以下の通りです。

撮影モード
マニュアル(M)モード
ISO感度
ISO3200前後(暗ければISO6400まで)
絞り値
F2.8前後、できるだけ小さい数値に
シャッター速度
広角レンズで15〜25秒程度
フォーカス
オートフォーカスは効かないため必ずマニュアルフォーカスに

カメラ内のインターバル撮影機能を使い、シャッターを自動で切り続ける設定にしておくと、流星が流れた瞬間を逃しにくくなります。(情報元: 各カメラメーカーの撮影ガイド等を参考に一般的な目安をまとめたもの)

市原市の地理と星空条件

市原市は、東京湾岸の工業地帯・住宅地が広がる北部と、房総丘陵の山間部が広がる南部とで、夜空の条件が大きく異なります。ちはら台・国分寺台・五井など北部の市街地では、星空観測に適した場所は見当たりませんでした。北部の夜景スポットとして知られる「養老川臨海公園」も、実際には石油化学コンビナートの工場夜景であり、これはむしろ光害そのものです。

星空観測に適した場所は、基本的に南部(養老渓谷・高滝湖・大福山周辺)に集まっていますが、市津地区の「うるいど自然公園」のように、南部ほど山深くない場所でも自然が豊かで観測に向いた場所もあります。今回ご紹介するスポットは、この南部エリアを中心に構成しています。

市原市南部・観測スポット12選

ふらっと見に行きたい方へ(無料・予約不要)

無料・予約不要で立ち寄れるスポット
スポットエリア特徴
大福山展望台大福山市原市最高峰(292m)。開けた展望と無料駐車場があり、南部の中では最も見晴らしのよい候補地です。
養老渓谷駅周辺養老渓谷星空撮影の実績投稿があるエリア。小湊鐵道の駅から徒歩圏内でアクセスしやすいのが利点です。
養老渓谷 入口駐車場・渓谷駐車場養老渓谷養老渓谷観光協会が管理する公式駐車場(駐車料金のみ)。
小湊鐵道 飯給(いたぶ)駅飯給条件が良ければ天の川も見られると紹介されるスポット。近くに芸術作品のトイレ「Toilet in Nature」あり。公式な駐車場はなく2〜3台分のスペースのみ、終電も早いため車での訪問が現実的です。
高滝ダム展望台高滝湖ダムの水面に星が映り込む眺めが人気。展望台からはより空に近い高さで観測できます。近くに23時まで営業のコンビニがあり、小腹が空いても安心です。
うるいど自然公園うるいど南カワセミが生息するほど自然豊かな公園。犬同伴での散歩コースとしても人気で、広々とした敷地でレジャーシートを広げられます。
いちばんのおすすめ、大福山展望台の地図
水面に星が映り込む、高滝ダム展望台の地図

腰を据えてしっかり見たい方へ(施設利用・要予約)

宿泊・施設利用型のスポット
スポットエリア特徴
高滝湖グランピングリゾート高滝湖「星空を眺められるクリアドームテント」が施設側の案内に明記されています(宿泊要予約)。
高滝湖オートキャンプ場高滝湖「天体観測・星空観測ができるキャンプ場」と案内されています(要予約)。
℃HILL VALLEY 養老渓谷養老渓谷渓谷沿いのアウトドアサウナ施設。人工光の少ないエリアに立地します(施設利用有料)。

あわせて訪れたい南市原のスポット

その他の南市原エリア候補
スポットエリア特徴
チバニアンビジターセンター周辺田淵養老川沿いの田園地帯で人工光は少なめです。地磁気逆転地層で有名な科学観光地。
星野農園高滝湖(くぬぎの憩いの森)高滝湖南市原の自然の中にあるデイキャンプ場、日帰り利用が可能です。
高滝湖BASE高滝湖市原鶴舞ICから近い、1日4組限定のオートキャンプ場(要予約)。
表中の「特徴」欄には、公式サイト等で星空・天体観測についての直接の案内があるものと、標高や周辺環境からの推測にとどまるものが混在しています。現地の状況は季節や施設の都合で変わることがあるため、お出かけ前に各施設・観光協会へご確認ください。

持ち物・注意点

  • レジャーシートやリクライニングできる椅子(寝転がって空を見上げるのが基本です)
  • 虫よけスプレー・上着(8月深夜でも山間部は冷え込むことがあります)
  • 赤色LEDライトと、足元確認用の白色懐中電灯(赤色は暗順応を妨げず、白色は足元の安全確認に使い分けます)
  • モバイルバッテリー(山間部は電波が届きにくいエリアもあります)
  • 星座早見盤、またはスマホの星座アプリ(空にかざすと星座を表示してくれるアプリが便利です)
  • 飲み物、防寒用のブランケットやカイロ
  • 藪や草むらに入る可能性がある場所では、長靴や肌の露出を避けられる服装
マムシ・イノシシ・スズメバチに注意
房総丘陵の山間部では、マムシは夜間も活動し、イノシシも夜に行動することがあります。草むらや藪には不用意に立ち入らず、足元は懐中電灯で照らしながら移動してください。

夜間の山間部への一人での訪問は避け、複数人での行動をおすすめします。駐車は必ず公式の駐車場を利用し、路上駐車はしないでください。ゴミは必ず持ち帰りましょう。

よくある質問

Q. 双眼鏡や望遠鏡は必要ですか?
A. 不要です。流星はいつどこに流れるか分からないため、視野の広い肉眼で空全体を眺めるのが一番よく見られる方法です。
Q. 曇りの予報だったらどうすればいいですか?
A. ペルセウス座流星群は極大前後の数日も観測できます。8月12日が曇りでも、11日や13日以降にもチャンスがあります。
Q. 何時から待っていればいいですか?
A. 22時頃から見え始めますが、本命は夜半から明け方にかけてです。粘るほど数が増えていきます。

当日の天気を確認しよう

星空の見え方は天候に大きく左右されます。お出かけ前に天気予報サイトの「星空指数」などで、その日の観測条件をチェックしておくのがおすすめです。

近隣エリアで見るなら

市原市以外にお住まいの方や、少し足を延ばせる方向けに、内房エリアの状況も簡単にまとめました。

近隣エリアの状況
エリア状況
君津市亀山湖が関東有数の星空スポットとして知られています。周囲を山に囲まれ光害が少なく、過去にペルセウス座流星群が観測された実績もあります。亀山湖オートキャンプ場など宿泊しながら観測できる施設もあります。
木更津市ジモはるの既存記事で天体観測スポットを紹介しています。あわせてご覧ください(下記リンク)。
袖ヶ浦市市内で特筆すべき定番の星空スポットは今回確認できませんでした。同市にお住まいの方は、隣接する君津市の亀山湖まで足を延ばすのも一案です。
千葉市中心部は市街地のため、街灯りの影響が大きく観測には不向きです。千葉市中央区の科学館にはプラネタリウム・天文台施設があり、星空の知識を深める場としては利用できます。
本ページの情報は2026年7月20日時点の確認内容です。星空の見え方は天候・時期により変わります。お出かけ前に最新の天気予報や各施設の最新情報をご確認ください。

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