千葉市美浜区の「いなげの浜」は、日本で最初に造られた人工海浜です。
世界では2番目でした。1番はモナコ公国のモンテカルロ・ラルポット海岸です。
いま敷かれている白い砂は、西オーストラリア州から運んできたものです。市と民間で合わせて約60億円かかっています。
モナコに次いで、世界で2番目でした
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 順位 | 国内初/世界ではモンテカルロ・ラルポット海岸(モナコ公国)に次いで2番目 |
| 工事期間 | 昭和50年2月〜昭和51年4月(1975年2月〜1976年4月) |
| 長さ | 1,200メートル |
| 造った目的 | 埋め立て事業で失われた旧稲毛海岸の砂浜を復元するため |
もともとここには砂浜がありました。埋め立てでなくなった浜を、人の手で造り直したのがいなげの浜です。
「日本初の人工海浜」という言い方だけだと、新しく造った海のように聞こえます。実際は、あったものを取り戻す工事でした。

千葉港の3つの浜を合わせると、国内最長です
| 浜 | できた順 |
|---|---|
| いなげの浜 | 最初(昭和51年4月) |
| 検見川の浜 | その後に開設 |
| 幕張の浜 | その後に開設 |
3つを合わせた総延長は4,320メートルで、千葉市は人工海浜として国内最長としています。
いなげの浜1,200mは、そのうちの4分の1ほどです。
白い砂は西オーストラリア産です
いなげの浜は令和元年度に養浜工事が終わり、白い砂浜になりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 砂の産地 | 西オーストラリア州アルバニー産の山砂 |
| 砂の性質 | 石英の純度が99.5%を占める無機物の鉱物 |
| 敷いた範囲 | 全長1,200m × 幅30m × 厚さ0.7m |
| 砂の量 | 基盤造成に約26,000立方メートル、白砂敷均しに約25,000立方メートル |
| 工事の内容 | 基盤造成、白砂敷均し、潜堤の整備。蘇我側に堆積していた砂を切土し、浸食が進む検見川側に盛土 |
石英99.5%というのは、ほぼ石英だけということです。白く見えるのはそのためです。

事業費は市と民間で約60億円です
| 負担 | 金額(税抜き) |
|---|---|
| 千葉市 | 約24.8億円 |
| 民間事業者 | 約35.7億円 |
| 合計 | 約60.5億円 |
民間の負担のほうが大きいのが特徴です。市の負担は全体の4割ほどです。
満潮のときでも、岸から波打ち際まで約50メートルあります。潮が満ちても砂浜が残る設計です。
公園そのものは83ヘクタールあります
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 面積 | 約83ヘクタール |
| おもな施設 | いなげの浜/BOTANICA MUSEUM/プール/運動施設/ヨットハーバー/稲毛記念館/海星庵/野外音楽堂 |
| 問い合わせ | 千葉市 中央・美浜公園緑地事務所(043-279-8440) |
BOTANICA MUSEUMは月曜が休みです
園内の植物園は、2025年3月29日(土)に「花の美術館」からBOTANICA MUSEUMへリニューアルしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 千葉市美浜区高浜7丁目(稲毛海浜公園内) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日) |
| 開館時間(4〜9月) | 昼 10:00〜17:00(最終入館16:30) 夜 18:00〜22:00(最終入館21:30) |
| 開館時間(10〜3月) | 昼 10:00〜16:00(最終入館15:30) 夜 17:00〜22:00(最終入館21:30) |
| 入館料(昼) | 大人1,000円/子ども(4歳以上)500円 |
| 入館料(夜) | 大人2,000円/子ども1,000円 |
| 障害者手帳をお持ちの方 | 無料 |
| 問い合わせ | 株式会社ワールドパーク 050-1792-5706 |
10月からは昼の閉館が1時間早まり、夜の開館が1時間早まります。9月中に昼に行くなら17時まで、10月からは16時までです。
「大人600円」と書かれた情報が残っています
リニューアルのときに特別価格が設定されていました。昼が大人600円・子ども300円、夜が大人1,200円・子ども600円という金額です。
ただし千葉市の公式ページ(2026年7月10日更新)に、特別価格の記載はありません。掲載されているのは昼の大人1,000円のほうです。
まとめサイトなどには、いまも600円と書かれたものが残っています。600円のつもりで行くと足りません。行く前に運営(050-1792-5706)でご確認ください。
駐車場は3か所あり、料金が違います
| 駐車場 | 時間 | 料金(普通車) |
|---|---|---|
| 第1駐車場 (プール・運動施設・BOTANICA MUSEUM・いなげの浜) | 6:00〜22:00 | 3時間400円、以降30分100円 上限1,000円 |
| 第2駐車場 (稲毛記念館・海星庵・芝生広場) | 6:00〜22:00 | 同上 |
| ヨットハーバー駐車場 (検見川の浜) | 7:30〜22:00 | 1回500円 |
プールの営業日は、第1・第2駐車場が1回1,000円になります。3時間400円ではありません。
身体障害者手帳などを提示すると駐車料金は免除されます。
電車とバスで行く場合
| 行き先 | 行き方 |
|---|---|
| プール・運動施設・BOTANICA MUSEUM・いなげの浜 | JR稲毛駅西口2番から「海浜公園プール行き」終点 JR稲毛海岸駅南口2番から「海浜公園入口行き」終点、徒歩5分 |
| 稲毛記念館・海星庵・野外音楽堂 | JR稲毛駅西口1番から「海浜公園入口行き」で「高浜南団地」下車、徒歩3分 |
| ヨットハーバー(検見川の浜) | JR新検見川駅南口4番/JR検見川浜駅北口4番から「磯辺高校行き」終点、徒歩3分 |
バスの運賃は大人190円・子ども100円(現金)です。
プールは9月の土日祝だけです
園内の稲毛海浜公園プールは、9月に入ってから毎日は開いていません。
| 9月の営業日 | 曜日 |
|---|---|
| 9月5日・6日 | 土・日 |
| 9月12日・13日 | 土・日 |
| 9月19日〜23日 | 5連休で5日連続 |
これ以外の平日は休みです。詳しくは稲毛海浜公園プールの記事にまとめています。
この記事で確認できなかったこと
- 駐車場の台数。千葉市の公式ページに記載がありません。まとめサイトには「約440台」「第1駐車場550台」といった数字がありますが、食い違っていて一次で裏が取れませんでした。この記事では書いていません
- 養浜工事が具体的に何年何月に行われたか。市のページには「令和元年度に完了」とあるだけで、着工日の記載がありません
- BOTANICA MUSEUMの特別価格がいつ終わったか。千葉市の公式ページ(2026年7月10日更新)に特別価格の記載がないため、この記事では通常料金(昼の大人1,000円)を書いています。終了日は確認できませんでした
- 検見川の浜・幕張の浜がそれぞれ何年にできたか。市のページは「その後、順次開設」とだけ記しています
- 砂を運んだ方法と輸送費。事業費の内訳は公表されていません
- 「世界で2番目」の根拠となる資料。千葉市が「日本一・日本初」のページでそう記していますが、出典は示されていません
内容は2026年9月2日時点で千葉市が公表している情報によります(「日本一・日本初」ページは2024年4月24日更新、リニューアルのページは2025年4月10日更新、公園のページは2026年7月17日更新)。料金や営業時間は変わることがあります。
問い合わせ先
| 用件 | 窓口 | 電話 |
|---|---|---|
| 公園の利用全般 | 千葉市 中央・美浜公園緑地事務所 | 043-279-8440 |
| リニューアル・養浜工事について | 千葉市 都市局公園緑地部緑政課 | 043-245-5789 |
出典
- 千葉市|千葉市の日本一・日本初(2024年4月24日更新)
- 千葉市|稲毛海浜公園のリニューアル 白い砂浜(2025年4月10日更新)
- 千葉市|稲毛海浜公園(2026年7月17日更新)
- 千葉市|稲毛海浜公園 交通案内・料金(2025年5月20日更新)



