勝浦市川津の勝浦灯台では、毎月第2・第4日曜日だけ、ふだんは入れない灯台の敷地に入れる「灯台敷地開放Day」が行われています。時間は10時から15時まで(荒天時は中止)。
行く前に知っておいたほうがいいことが2つあります。ひとつは、灯台の内部には入れないこと。開放されるのは敷地までで、塔に登ることはできません。もうひとつは、勝浦灯台に駐車場がないこと。車で行くと停める場所を探すことになります。この2点を知らずに向かうと、現地でつまずきます。
灯台敷地開放Dayは毎月2回だけ。第2・第4日曜に開催
勝浦市の案内によると、灯台敷地開放Dayは毎月第2・第4日曜日に実施されています。開放時間は10時から15時までの5時間です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施日 | 毎月第2・第4日曜日 |
| 時間 | 10:00〜15:00 |
| 所在地 | 勝浦灯台(千葉県勝浦市川津) |
| 入場料 | 勝浦市の案内に記載を確認できず |
| 駐車場 | 灯台にはなし。植村記念公園・官軍塚の駐車場から徒歩約10分 |
| アクセス | JR勝浦駅から徒歩約30分 |
| 見学範囲 | 敷地のみ。灯台内部の見学はできない |
敷地からは、灯台を間近で見られるほか、太平洋とかつうら海中公園を望む眺望があります。海抜70メートルの高台に立っているため、視界が開けています。
次回の開催日は「今月の第2・第4日曜」から数えれば分かりますが、荒天時は中止になるため、行く前に勝浦市の公式サイトで最新の告知を確認するのが確実です。
灯台の中には入れない。内部公開は年に一度だけ
ここを取り違えると、行った意味が半分になります。敷地開放Dayで開くのは敷地までで、灯台の内部には入れません。勝浦市の案内にも「灯台内部の見学はできません」と明記されています。
塔の中に入って上まで登れるのは、毎年11月1日ころに行われる「特別公開」のときだけです。11月1日は灯台記念日にあたり、全国の灯台で同様の公開が行われます。直近の実施例(2023年)では11月3日〜5日の3日間、午前9時〜午後3時で行われました。入場無料で、荒天時は中止になる場合があります(出典: 東京新聞2023年記事)。
| 機会 | 時期 | 入れる範囲 |
|---|---|---|
| 灯台敷地開放Day | 毎月第2・第4日曜 10:00〜15:00 | 敷地まで |
| 特別公開 | 毎年11月1日ころ | 灯台内部 |
| それ以外の日 | ― | 敷地の外から見るだけ |
つまり、「灯台に登りたい」なら11月まで待つことになります。敷地開放Dayに行く目的は、敷地から灯台と太平洋を間近に見ることです。ここを最初に整理しておくと、期待とのずれが出ません。

車で行く人がいちばん困るのは駐車場
勝浦市の案内にはっきり書かれています。「勝浦灯台に駐車場はありません」。
使えるのは植村記念公園・官軍塚の駐車場で、そこから徒歩約10分です。灯台の目の前まで車で行けるつもりで向かうと、停める場所を探して時間を使うことになります。
官軍塚という名前は、単なる地名ではなく史跡に由来します。明治2年(1869年)2月、旧幕府軍鎮圧のため北海道・五稜郭へ向かっていた熊本藩の援軍約350人が、米国汽船ハーマン号で川津沖を通過中に暴風雨に遭って難破し、200人以上が犠牲になりました。その遭難者を埋葬・供養したのが官軍塚です(出典: 勝浦市公式サイト)。灯台と同じ台地の上にあるため、駐車場からの徒歩10分は大きな上り下りが少ない道のりになります。ただし夏場の日中は日差しを遮るものが限られるので、帽子と飲み物を持っていくほうが無難です。
駐車場の台数と料金については、勝浦市および勝浦市商工会の案内では確認できませんでした。敷地開放Dayは月2回しかない日なので、開放時間の10時前後に集中する可能性があります。混雑を避けるなら、10時台前半か14時台を狙うほうが空いていると考えられます。
開放していない日は、敷地の外から見るだけになる
「灯台敷地開放Day」という名前のとおり、この日以外は敷地に入れません。実質的な休みの日を整理すると、こうなります。
| 日 | 敷地 |
|---|---|
| 第2・第4日曜日(10:00〜15:00) | 入れる |
| 第1・第3・第5日曜日 | 入れない(休業扱い) |
| 平日・土曜日 | 入れない(休業扱い) |
| 第2・第4日曜の15時以降 | 入れない |
月に30日あるうち、入れるのは2日、時間にして10時間だけです。旅行や帰省のついでに寄ろうとしても、日程が合う確率は高くありません。勝浦へ行く予定があるなら、日程をこの開催日にぶつけるのが合理的です。
なお、敷地に入れない日でも灯台そのものは外から見えます。ただし「間近で見る」ことはできません。開放日とそれ以外では体験が別物になります。
夏の日中に行くなら、持ち物を1つだけ足す
勝浦灯台は海抜70メートルの高台にあり、周囲は草地と低い海岸性の植生です。日陰が限られます。開放時間の10時から15時は、ちょうど一日で日差しが強い時間帯にあたります。
官軍塚の駐車場から徒歩10分、勝浦駅からなら徒歩25〜30分。どちらの経路でも、夏場の日中に歩く距離としては軽くありません。飲み物と帽子は持っていくほうがいいでしょう。敷地内にトイレや自動販売機があるかどうかは、勝浦市の案内では確認できませんでした。駅や駐車場の周辺で済ませておくのが確実です。
足元は舗装されていない部分があると想定して、歩きやすい靴のほうが安心です。海に面した高台なので、風が強い日は帽子が飛ばされやすい点も見込んでおいてください。
電車で行く場合は勝浦駅から歩く
最寄り駅はJR外房線の勝浦駅です。徒歩の所要時間について、情報源で記述が分かれています。
| 情報源 | 勝浦駅からの徒歩 |
|---|---|
| 勝浦市(観光商工課) | 約30分 |
| 勝浦市商工会 | 約25分 |
25分から30分と見ておけば足ります。ただし灯台は海抜70メートルの高台にあるため、駅から歩くと最後に登りが入ります。真夏の日中に歩く距離としては短くありません。
バス路線の有無と本数は、この記事では確認できませんでした。タクシーを使う場合は勝浦駅前で拾えます。
大正6年から109年。勝浦灯台がどんな灯台か
勝浦灯台の初点灯日は大正6年(1917年)3月1日です。2026年で109年目になります。勝浦市商工会の案内では、竣工は大正6年2月とされています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 初点灯 | 大正6年(1917年)3月1日 |
| 光の高さ | 21メートル |
| 海抜 | 70メートル |
| 光度 | 14万燭光 |
| 光達距離 | 40キロメートル |
光達距離40キロメートルという数字は、勝浦の沖合を通る船に対して、かなり遠くから位置を知らせていることを意味します。外房の海は古くから航路として使われてきた一方で、遭難も多かった海域です。官軍塚が近くにあるのも、その歴史と無関係ではありません。
丘の上に立っているため、初日の出のスポットとしても知られています。勝浦市商工会の案内には「丘から見る日の出は圧巻で初日の出には多くの方がみえます」とあります。敷地開放Dayとは別の話ですが、元日の行き先を考えるときの候補にはなります。
灯台とあわせて回れる場所
敷地開放は15時で終わります。灯台の開放が10時からなので、開催日の朝に勝浦朝市(6時30分頃〜11時頃)を先に回ってから灯台へ向かう、という順番が時間的に成立します。朝市の会場は日によって仲本町朝市通りと本町朝市通りが入れ替わるので、当日の会場は事前に確認してください。詳しくは勝浦朝市おすすめ店10選にまとめてあります。
現時点で確認できていないこと
当日に影響が出る項目なので、確認が取れなかったものを明記します(2026年8月24日時点)。
- 入場料の有無と金額 ― 勝浦市の案内に記載を確認できず
- 官軍塚・植村記念公園の駐車場の台数と料金 ― 記載を確認できず
- 荒天時に中止になるか ― 記載を確認できず。屋外の敷地を開放するものなので、強い雨や風の日は影響が出る可能性があります
- 敷地内にトイレがあるか ― 記載を確認できず
- 勝浦駅からのバス路線と本数 ― 確認できず
- 2026年11月の特別公開の正確な日付 ― 「毎年11月1日ころ」との記載のみ
確実にしたい場合は、勝浦市観光商工課または勝浦市観光協会へ直接確認してください。
まとめ
勝浦灯台の敷地開放Dayは、毎月第2・第4日曜日の10時から15時です。押さえておきたいのは次の4点です。
- 月2回だけの日。毎月第2・第4日曜日、荒天時は中止
- 灯台の中には入れない。開くのは敷地まで。内部に入れるのは毎年11月1日ころの特別公開だけ
- 灯台に駐車場はない。官軍塚・植村記念公園の駐車場から徒歩約10分
- 電車なら勝浦駅から徒歩25〜30分。海抜70メートルの高台なので最後に登りがある
開催日の朝は勝浦朝市もあわせて回れます。朝市・灯台と、勝浦で半日を組み立てられる日曜です。
情報源は勝浦市(観光商工課)「勝浦灯台」、勝浦市商工会、勝浦市観光協会です。



