君津市の郡ダムで、9月19日(土)から23日(水・祝)まで「第72回桂宮杯全日本水上スキー選手権大会」が開かれます。日本水上スキー・ウエイクボード連盟が主催する、水上スキーの全日本選手権です。
【2026年9月19日追記・延期】主催団体(日本水上スキー・ウエイクボード連盟)の公式イベント一覧を確認したところ、この大会は「第72回 全日本水上スキー選手権大会(延期)」と表示されています。主催者サイトの会期表示は「2026.09.18〜2026.09.23」です。タイトルに「延期」の表示が追加されており、予定どおり開催されるかどうかは2026年9月19日時点で確定していません。新しい日程・延期の理由についての個別の告知文は、この記事の時点で見当たりません。台風25号の接近が影響している可能性がありますが、公式からその説明はありません。観覧を予定している場合は、主催者の公式サイト(jwsa.jp)のイベント詳細ページで最新の表示を確認してください。
会期の表記が2つあります。主催者(JWSA)の公式イベント一覧では会期を「2026.09.18〜2026.09.23」としていますが、君津市公式の告知では「公開練習9月19日(土)・競技9月20日(日)〜23日(水・祝)」としており、9月18日への言及がありません。JWSAの会期表示に含まれる9月18日は、選手・関係者の設営や搬入にあてられる日である可能性がありますが、この記事の時点でその区別を明記した一次情報は見つかっていません。観覧者にとって関係があるのは君津市発表の「9月19日から」という範囲です。
この記事は2026年9月5日時点で、君津市公式サイトの案内をもとにまとめています。

【2026年9月19日19時 追記】気象庁が9月19日15時45分に発表した最新の予報・早期注意情報で、数字と地域差が更新されています。9月21日15時の台風25号の位置は八丈島の西約150km(館山から約268km)、中心気圧960hPa、最大風速35m/s。9月22日15時には日本の東へ抜ける予想で、最も近づくのは9月21日夜〜9月22日未明とみられます。暴風・波浪が[高](警報を発表する可能性が高い)なのは9月21日午後の千葉県北東部・南部だけで、北西部(千葉市・市原・船橋・佐倉・成田など)は[中]にとどまっています。この記事にある位置・数字・「全域」という記述は、この追記時点で古くなっています。
【2026年9月20日0時 追記】その後、気象庁が9月19日21時45分に発表した予報で数字が変わりました。台風25号は9月19日21時の実況で「大型で強い台風」(中心気圧970ヘクトパスカル・最大風速35メートル)になり、9月21日21時の予想位置は三宅島の東約60キロ(館山から約112キロ。緯度経度から計算)、中心気圧965ヘクトパスカル、暴風警戒域は半径250キロです。ひとつ前の15時45分発表は「9月21日15時に八丈島の西約150キロ」でしたが、比べている時刻が15時と21時で違うため「何キロ近づいた」という言い方はできません。最新は気象庁の台風情報で確認してください。
→ 台風25号の千葉県|9/21昼前から雨・南部400ミリ、22日未明に通過しました
→ 水上スキー選手権は延期|9/21の東京ドイツ村など内房3市、屋外の催しの中止基準は4件とも非公開
日程・会場・種目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 第72回桂宮杯全日本水上スキー選手権大会 |
| 公開練習 | 2026年9月19日(土) |
| 競技 | 2026年9月20日(日)〜23日(水・祝) |
| 開会式 | 9月20日(日)午後2時から予定 |
| 表彰式 | 9月23日(水・祝) |
| 種目 | トリック・スラローム・ジャンプ(予定) |
| 会場 | 郡ダム(千葉県君津市郡878) |
| 主催 | 日本水上スキー・ウエイクボード連盟 |
| 問い合わせ | 君津市健康スポーツ課スポーツ推進係 0439-57-2256 |
9月19日から23日までの5日間にわたる大会です。開会式が2日目の9月20日にあるのは、初日の9月19日が公開練習にあてられているためとみられます。観覧方法・駐車場の案内は、2026年9月5日時点で大会の公式告知に記載がなく、この記事では確認できていません。
なぜ郡ダムが会場に選ばれたのか
郡ダムは、他の船舶が入り込まず競技が中断されにくいことに加え、岸辺の形状によって引き波が早く消えやすいという、水上スキー競技に適した特徴を持つとされています。関東圏に水上スキーヤーが多く暮らしていることや、都心から君津へのアクセスの良さも利点として挙げられています。
君津市と日本水上スキー・ウエイクボード連盟は、平成28年度(2016年度)から郡ダムでの水上スキー実施に向けた実証実験を重ねてきました。当初は9月から3月までの期間限定でしたが、令和7年度(2025年度)からは通年での実施が可能になっています。全日本選手権の開催は、2023年11月の第69回に続いて2回目です。前回は11月開催でしたが、今回は9月開催になっています。近年の全日本選手権は、大潟村水上スキー場(秋田県)・琵琶湖(滋賀県)・耶馬溪アクアパーク(大分県)の3か所を中心に持ち回りで開催されてきました。関東地方、それも千葉県内での開催は珍しく、2023年の郡ダム初開催は、これまでの開催地の顔ぶれに新たに加わる形になりました。今回の第72回で2回目の開催となることで、持ち回りの新しい定番会場として定着していくかどうかが注目されます。
郡ダムの規模|数字で見る

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 水系 | 小糸川水系 郡川 |
| ダム型式 | アースダム |
| 堤高 | 38.2m |
| 堤頂長 | 720.57m |
| 堤体積 | 95万立方メートル |
| 総貯水容量 | 400万4千立方メートル |
| 有効貯水容量 | 388万立方メートル |
| 湛水面積 | 36ha |
| 着工〜完成 | 1968年(昭和43年)着工、1972年(昭和47年)12月完成 |
| 事業主体 | 千葉県 |
| 施工 | 鹿島建設 |
堤高38.2mは、同じ君津市内で千葉県最大の総貯水容量を誇る亀山ダム(堤高34.5m・総貯水容量1,475万立方メートル)よりも高い数値です。一方で総貯水容量は400万立方メートルほどと、亀山ダムの4分の1程度の規模にとどまります。堤の高さと貯水量は必ずしも比例しないことが、この2つのダムを比べるとよく分かります。
郡ダムについて
郡ダムは、昭和47年(1972年)に完成した工業用ダムです。富津市方面への導水路を通じて、工業用水を供給する役割を持っています。ダムを取り囲む散策路は一周約3km、歩いておよそ50分の距離です。周辺は野鳥が多く生息するエリアとしても知られ、自然散策の場としても利用されています。
遊歩道そのものに定休日や開閉時間の定めはなく、年中無休で利用できるとみられますが、この記事では公式な明記までは確認できていません。通常時は、安全のためダム周囲のフェンス内への進入が禁止されており、釣り・ボート・遊泳もできません。水上スキーは、連盟と市・県による許可のもとで例外的に認められている利用形態です。駐車場は50台程度で、無料で利用できます。ダム駐車場の向かいに簡易トイレがありますが、近くに飲料の自動販売機はなく、最寄りのコンビニまで車で3〜5分かかります。大会当日、これらの一般利用ルールがどう扱われるか(観覧者が立ち入れる範囲など)は、この記事では確認できていません。
競技種目は3つ|トリック・スラローム・ジャンプ
水上スキーの競技は、一般的に「スラローム」「トリック」「ジャンプ」の3種目で構成されます。スラロームはブイの間を左右に旋回しながらタイムやコースの正確さを競う種目、トリックは回転や技の難易度を競う種目、ジャンプはジャンプ台を使って飛距離を競う種目です。3種目それぞれ専用のコースや器具が必要で、1つの湖でこの3種目すべてを実施できる環境が整っているのは、郡ダムの立地条件の良さを裏付けています。今大会の種目は「(予定)」との案内であるため、実施される種目やスケジュールは変更される可能性があります。
アクセス
会場の郡ダムは、館山自動車道 君津ICから車で向かうのが基本ルートです。2026年9月5日時点で、君津ICからの正確な所要時間の案内は公式サイトに記載がなく確認できていません。JR久留里線 君津駅からは、徒歩で56分・約4.4kmとされ、歩いて行くには遠い距離です。公共交通機関の路線バスが利用できるかどうかについても、この記事では現時点で確認できていません。競技会場としての性質上、車での来場が中心になると考えられます。
「聖地」を目指す取り組みの一環
千葉日報など地元紙の報道では、郡ダムを水上スキーの新たな拠点にしようとする動きが「聖地」という言葉で紹介されています。君津商工会議所も大会誘致を市に要望しており、市・県・連盟が三者で湖面活用のルールづくりを進めてきました。地域活性化を目的とした官民連携の取り組みという側面もあります。学生大会など、全日本選手権以外の大会もこれまでに郡ダムで開催されており、今回の第72回全日本選手権は、その積み重ねの延長線上にある大会と位置づけられます。
君津市内、2つのダムを比べる
| 項目 | 郡ダム | 亀山ダム |
|---|---|---|
| 用途 | 工業用水 | 洪水調節・水道用水・流水維持 |
| 型式 | アースダム | 重力式コンクリートダム |
| 堤高 | 38.2m | 34.5m |
| 総貯水容量 | 400万4千立方メートル | 1,475万立方メートル |
| 完成年 | 1972年12月 | 1981年3月 |
| 主な使われ方 | 水上スキー競技 | バス釣り・花火大会 |
同じ君津市内にありながら、郡ダムは水上スキー、亀山ダムはバス釣りや花火大会と、それぞれ異なる形でレジャーに活用されています。市内に規模の異なる2つのダムがあることで、内房エリアの中でも水辺のレジャーの選択肢が広がっています。用途が「工業用水」に限定されている郡ダムだからこそ、一般の遊泳・釣り・ボートが禁止される一方で、水上スキーという特定の競技には例外的に開放するという、独自のルールが成り立っていると考えられます。
72回・71年の歴史がある大会
全日本水上スキー選手権の歴史は古く、日本水上スキー連盟が設立された1955年(昭和30年)7月の翌月にあたる同年8月、第1回大会が開催されたとされています。今回が第72回にあたることから、単純計算で71年目を迎える大会ということになります。優勝者には「桂宮杯」が贈られる仕組みで、大会名の由来である「桂宮」は、大会の歴史の中で連盟と関わりの深かった皇族の名にちなむとされていますが、名称が使われ始めた正確な時期は、この記事では確認できていません。72回という開催回数の重みは、水上スキーという競技が日本で長く親しまれてきたことを物語っています。
初めて観戦する人へ
水上スキーの全日本選手権を間近で見る機会は、関東地方では多くありません。郡ダムは山あいの静かな立地にあり、周辺に飲食店やコンビニが少ないため、観戦に訪れる場合は、飲み物や軽食を事前に準備しておくと安心です。最寄りコンビニまで車で3〜5分とされているため、必要なものは会場に向かう前に調達しておくのが確実です。9月中旬から下旬にかけての開催のため、日中はまだ暑さが残る一方、朝晩は涼しくなる時期でもあります。長時間屋外で観戦する場合は、服装や日差し対策も考えておくとよさそうです。競技の進行状況によって観戦の待ち時間が発生することも考えられるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
台風25号にも注意|開催期間の大半が予報円に入っています
気象庁が2026年9月17日6時45分に発表した予報では、台風25号「ドゥージェン」は9月21日3時に千葉県の南約300kmまで近づく見込みです。予報円はまだ大きく、進路は今後変わる可能性があります(詳しくは台風25号の進路と千葉県への影響のまとめ)。今大会は9月19日から23日までの5日間開催で、この期間の後半(9/20〜21ごろ)が台風の影響を受ける可能性がある日程にあたります。水上スキーは風・波の影響を直接受ける競技のため、荒天時の順延・中止の判断は特に注目したいところですが、下記のとおり2026年9月17日時点でも主催者・君津市のいずれからも具体的な基準は発表されていません。
【2026年9月18日追記】気象庁は9月18日6時45分発表で、台風25号が9月21日3時ごろ伊豆諸島近海に達し、千葉県が強風域に入る計算になると発表しています。会場の郡ダムは内陸ですが、来場・帰宅のルートとして東京湾アクアラインを使う人は、アクアラインは9/20夕方から止まるか|事前広報で「20日18時以降」、千葉県内17区間が対象もあわせてご確認ください。
この記事で確認できていないこと
- 観覧が可能かどうか、可能な場合の観覧場所
- 大会当日の駐車場の利用可否・台数(通常の50台がそのまま使えるか)
- 荒天時に順延・中止になるかどうか、その判断がいつ・どこで発表されるか(2026年9月17日時点、主催・日本水上スキー・ウエイクボード連盟が公開している大会概要ver4(2026年8月26日付)・君津市公式ページのいずれにも記載がなく確認できていません)
- 中止・順延の具体的な基準(風速・波高など)
- 各競技の詳しいタイムスケジュール
- 出場選手・チームの情報
問い合わせ先
君津市健康スポーツ課スポーツ推進係 0439-57-2256(FAX 0439-57-2234)。住所は〒299-1192 千葉県君津市久保3丁目1番1号(君津市役所)。
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