小湊鐵道、9/10から運転区間が里見→月崎に拡大|いすみ鉄道は上総中野で接続なし(脱線事故で全線運休中)

里山の風景



小湊鐵道は、2026年9月10日(木)から運転区間が里見駅〜月崎駅に広がりました。9月8日〜9日は五井駅〜里見駅までの運転でしたが、9月10日から月崎駅まで列車で行けるようになりました。月崎駅から先(養老渓谷・上総中野方面)は引き続き代行バスです。

上総中野で乗り継ぐ予定がある人へ:いすみ鉄道は現在、全線で運転を見合わせています。2024年10月4日に国吉駅〜上総中川駅間で起きた脱線事故の影響です(小湊鐵道の運休とは別の、もっと前からの長期化した事情です)。いすみ鉄道は大原駅〜大多喜駅間は令和9年(2027年)秋頃までの運行再開を目指すとしていますが、小湊鐵道と接続する大多喜駅〜上総中野駅間は復旧の費用・時期とも2026年9月時点で未定(調査中)です。上総中野を挟んで房総半島を鉄道で横断する乗り方は、当分できません。いすみ鉄道側も代行バスのみの運行です。

この記事は小湊鐵道公式サイトの「運行状況」(2026年9月8日更新、2026年9月10日再確認)を直接読んでまとめています。復旧工事の進み具合や今後の天候によって計画が変わる場合があると、公式に明記されています。出かける前に必ず公式サイトで最新の状況を確認してください。

目次

いまの状況(2026年9月10日時点)

区間状況
五井駅〜月崎駅平常どおり運行
月崎駅〜上総中野駅列車は運休。バスで代行輸送

【2026年9月10日更新】予定どおり、9月10日から列車が動く区間が里見駅から月崎駅まで1駅ぶん延びました。養老渓谷駅と上総中野駅は月崎駅よりさらに奥にあるため、養老渓谷へは引き続き代行バスへの乗り換えが必要です。月崎駅から先は代行バスに乗り換える形になります。

里山の風景
2026年9月10日から五井〜月崎が平常運行。止まっているのは月崎から先の区間だけ(写真はイメージ)

再開は段階的に進みます

時期内容
9月8日(火)〜9月9日(水)五井-里見 終日列車運転
里見-上総中野 終日列車運休(代行バス運行)
9月10日(木)〜9月中旬
(いまここ)
五井-月崎 終日列車運転
月崎-上総中野 終日列車運休(代行バス運行)
9月中旬〜9月末休日:五井-上総中野 終日列車運転
平日:五井-里見 終日列車運転/里見-上総中野 朝・夜は列車、昼間は運休(代行バス)
10月以降全線で終日列車運行の予定

小湊鐵道「運行状況」(2026年9月8日更新)より。2026年9月10日確認

8月の豪雨のあと、いったん9月5日に月崎駅まで運転区間が延びましたが、9月6日〜7日の大雨で再び里見駅まで縮みました。今回9月10日からの拡大は、その巻き戻しにあたります。天候しだいでまた変わる可能性があるため、乗車前に公式サイトで確認してください。

9月5日から加茂郵便局前が代行バスの乗り場になっています

上総大久保駅の代行バス乗り場は、9月5日から「加茂郵便局前」になっています。それまでとは場所が違うので、駅で待っていてもバスは来ません。★上総大久保駅は月崎駅より奥(上総中野側)にあるため、9月10日からの運転区間拡大後も引き続き代行バス区間内で、この案内はいまも生きています。

代行バスの時刻は、列車の時刻と異なります。公式がそう明記しています。乗り継ぎのつもりで駅に着いても、そのまま乗れるとは限りません。時刻表は公式サイトにPDFで出ています。

【2026年9月14日追記】「9月中旬」の具体的な日付は、公式運行状況のページでは依然として明記されていません。ただし現在配布されている代行バス・タクシーの時刻表PDFには「2026年9月5日〜9月17日(予定)」という期間が明記されており、9月18日以降に時刻表そのものが切り替わる可能性が高いとみられます。断定はできないため、出かける前に公式サイトで確認してください。5連休(9/19-23)の運行見込みは、9月16日以降にジモはるで公開予定の別記事にまとめる予定です。

房総里山トロッコはどうなるのか

房総里山トロッコは五井駅〜養老渓谷駅間を走る列車です。養老渓谷駅は現在も列車が通じていない区間にあるため、養老渓谷まで列車が届くようになるまではトロッコも運転できないとみられます。【2026年9月9日再確認】「トロッコが何月何日まで運休」という形での公式な明記は、9月8日更新の運行状況ページを改めて確認しても、依然として出ていません。公式サイトの運行状況欄にある「9/1〜10/8運休、運行日は祝日を除く火・水・木曜」という案内は、養老渓谷駅〜上総中野駅間を走る別の特定日運行列車についてのもので、トロッコとは別の列車を指しています。混同しないよう注意してください。なおこの「9/1〜10/8運休」の案内は、2026年9月6日時点で公式サイト上では取り消し線で消されており、かわりに「豪雨の影響により当分の間運休」と赤字で書き換えられています。養老渓谷駅〜上総中野駅間の区間列車は、日を区切った運休ではなく、期限を示さない運休になっています。

トロッコの運転再開時期は、上記の「4段階」の表にある全線終日運行の予定(10月以降)にあわせて決まるとみられますが、具体的な再開日は公式サイトで確認できていません。お出かけ前に公式サイトまたは電話(0436-23-5584)で最新の運転日をご確認ください。

トロッコの時刻(運休前の通常時。運転再開後の参考)

下り(トロッコ1号)上り(トロッコ2号)
五井発 10:38着 14:55
上総牛久着 11:29/発 11:45着 13:59/発 14:06
高滝着 12:05/発 12:06着 13:38/発 13:39
里見着 12:11/発 12:20着 13:32/発 13:33
月崎着 12:33着 13:17/発 13:18
養老渓谷着 12:48発 13:02

五井から養老渓谷まで、下りは2時間10分かかります。普通の速さで走る列車ではありません。この時刻は運休に入る前のもので、運転再開後に同じダイヤで戻るかどうかは公表されていません。

料金

トロッコに乗るには、運賃に加えて指定席券が要ります。公式の例では、五井から上総牛久まで大人が乗る場合、運賃710円にトロッコ指定席券800円を足して1,510円と案内されています(2026年9月3日時点)。ただし養老渓谷駅まで列車が通じるまでは運転できないとみられ、具体的にいつから乗れるようになるかは公式サイトで確認できていません。

予約は公式サイトから。電話は0436-23-5584で、受付は平日10時〜16時のみです。

秋の渓谷
養老渓谷の見頃は11月下旬〜12月上旬。10月以降に全線が戻る予定なら間に合う(写真はイメージ)

養老渓谷の紅葉には間に合う見込みです

いちばん気になるのはここだと思います。養老渓谷は千葉県内でも紅葉が遅く、11月下旬から12月上旬が見頃です。

10月以降は全線で終日運行の予定なので、紅葉の時期には間に合う計算になります。詳しい見頃とライトアップは養老渓谷の紅葉2026にまとめています。

ただし「予定」です。復旧の作業が長引けば変わります。紅葉の時期に列車で行くつもりなら、10月に入った時点でもう一度確認してください。

五井駅から月崎駅までの15駅は、すべて市原市内にあります。養老渓谷駅と上総中野駅の2駅だけが大多喜町です。つまり9月10日からの拡大で、市原市内の駅は五井から月崎まですべて列車で行けるようになります。代行バスへの乗り換えが必要なのは、市原市の外にある養老渓谷・上総中野の2駅だけです。

いま行ける場所・行けない場所

行き先最寄り駅状況(2026年9月10日時点)
高滝湖・高滝湖畔公園高滝列車で行けます
里見駅(トロッコの折り返し)里見列車で行けます
月崎駅月崎列車で行けます(9月10日から。9日までは代行バス)
養老渓谷(滝・温泉・足湯)養老渓谷代行バスに乗り換え
上総中野(いすみ鉄道への乗り換え)上総中野代行バスに乗り換え

高滝までは影響がありません。9月27日の稲刈り体験(高滝湖畔公園)は、列車で行ける範囲です。

養老渓谷へ行くなら、9月4日までは里見駅で、9月5日からは月崎駅で代行バスに乗り換えることになります。代行バスの時刻表は公式サイトにPDFで掲載されています。列車のダイヤとバスのダイヤは別なので、乗り継ぎの時間を先に確認してください。

養老渓谷駅から上総中野駅までは、もともと列車の本数が少ない区間です。小湊鐵道は路線バスによる振替輸送を案内しています。

【9月6日時点の記録】夜間から翌朝にかけて、遅れや運休が出る可能性がありました

以下は9月6日時点の予報についての記録です。実際には、気象庁のアメダス実測で大多喜17.0mm・木更津0.5mmなどにとどまり、予報より小さく収まりました。

公式の運行状況に、今回の大雨についても書かれています。「大雨予報に伴い、9月6日(日)夜間から7日(月)にかけて、遅れや運休が発生する可能性があります。今後の運行情報や気象情報にご注意ください」(2026年9月5日更新)。

すでに月崎から南が代行バスになっている状態で、そこへ大雨が来ます。気象庁の9月6日5時発表では、千葉県北西部(市原市を含む地域)の24時間最大雨量が200ミリの予報です。復旧工事の進み方にも影響する可能性があります。

なお9月5日(土)の夜キハ(ビール列車)は、予定どおり運行されると公式が案内していました。

特定日だけ走る列車もあります。上総牛久駅11:43発→養老渓谷駅12:39着、折り返しが養老渓谷駅13:12発→上総牛久駅13:48着で、運行日は9/5、9/12、9/24、9/25、11/2、11/24〜26、12/1〜3です。

いっぽう養老渓谷駅と上総中野駅を往復する列車(養老渓谷発11:22・13:55・15:53/上総中野発11:46・14:11・16:11)は、豪雨の影響により当分の間運休となっています。

冬のイルミネーションは

小湊鐵道は例年、キハ208の車両と駅舎にイルミネーションを飾ります。2026-2027シーズンの内容は2026年8月26日時点で発表されていません。

前シーズンまでの様子は市原・房総のイルミネーションまとめにあります。10月以降に全線が戻れば、冬の運行には影響しない見込みです。

サンキューちばフリーパスは、列車でもバスでも使えます

公式に明記されています。「『サンキューちばフリーパス』は、小湊鉄道線養老渓谷駅〜上総中野駅間の列車と路線バス(老川経由)のいずれも利用可能です」。

フリーパスを持っているなら、列車が動いていない時間帯はバスに振り替えられます。切符を買い直す必要はありません。

冷房が止まることがあります。飲み物を持って乗ってください

豪雨とは別に、公式が繰り返し案内している点です。「小湊鉄道線の鉄道車両について、近年の酷暑や車両の経年等の事情により、頻繁に冷房装置の能力低下や停止が発生しております」。

公式は、保冷剤・携帯扇風機・冷感タオル・冷たい飲み物の持参をお願いしています。「頻繁に」と書かれているので、たまたまの故障ではなく続いている状態です。

沿線での路上駐車は「発見次第、警察に通報します」と明記されています

公式が強い書き方をしています。「列車を撮影されると思われる方による路上駐車について苦情が寄せられております。駅周辺を含め道路上への駐車は非常に危険ですので、絶対におやめください」「沿線での路上駐車・私有地への立入は絶対におやめください。発見次第、警察に通報します」。

代行バスが走っている区間は道幅が限られます。撮影目的で車を停めると、代行バスの運行そのものを妨げます。

9月7日(月)は、五井6時15分発が上総牛久止まりになります

大雨の予報を受けて、7日(月)の始発が先に変更されています。公式サイトにこう出ています。

大雨予報に伴い、9月7日(月)五井駅6:15発養老渓谷行きの列車は上総牛久行に変更し、上総牛久駅6:44発→養老渓谷駅7:21着の区間は運休いたします。

あわせて「9月6日(日)夜間から7日(月)にかけて、遅れや運休が発生する可能性があります」とも案内されています。

(この見合わせは9月7日限りのものです。9月8日以降は、上の「いまの状況」の表のとおり五井-里見間が平常運行に戻っています。なお9月6日夜からの大雨は、気象庁のアメダス実測では大多喜17.0mm・木更津0.5mmなどにとどまり、予報されていたほどの雨量にはなりませんでした。)

養老渓谷から先は、路線バスに振り替えられています

公式は「小湊鉄道線養老渓谷駅〜上総中野駅間は、列車の本数が少なくなっています」として、路線バスによる振替輸送を案内しています。バスは老川を経由する路線です。

「サンキューちばフリーパス」は、この区間の列車と路線バス(老川経由)のどちらでも使えます。公式にそう明記されています。切符を買い直す必要はありません。

路線バスの時刻は、公式サイトに出ている時刻表PDFの2ページ目に載っています。

特定日だけ走る列車の案内が、運行計画と食い違っています

ここは断定できないので、そのまま書きます。公式サイトの運行状況欄には、特定日運行列車として次の1往復が載ったままです。

区間時刻掲載されている運行日
上総牛久駅 → 養老渓谷駅11:43 → 12:399/5・12・24・25、11/2、11/24〜26、12/1〜3
養老渓谷駅 → 上総牛久駅13:12 → 13:48
小湊鐵道公式サイトの運行状況欄より。2026年9月6日確認

ところが同じページの運行計画では、9月中旬までは月崎駅〜上総中野駅が終日列車運休とされています。養老渓谷駅はその運休区間の中にあります。この1往復が実際に走るのかどうかは、公式サイトの記載だけでは判断できません。

9月12日・24日・25日にこの列車をあてにして出かける予定なら、事前に小湊鐵道へ確認してください。この記事では、走るとも走らないとも書きません。

この記事で確認できていないこと

  • 特定日運行列車(上総牛久11:43→養老渓谷12:39ほか)が、月崎〜上総中野の終日運休中に実際に走るのかどうか ― 公式サイトに掲載は残っていますが、運行計画と食い違っています
  • 「9月中旬」の具体的な日付 ― 2026年9月3日時点で公表されていません
  • 房総里山トロッコの具体的な運転再開日 ― 全線終日運行(10月以降予定)にあわせて再開するとみられますが、トロッコ自体の再開日についての公式な明記は確認できていません
  • 上総大久保駅の新しい代行バス乗り場(加茂郵便局前)の詳しい位置と、駅からの距離
  • 代行バスの本数と所要時間 ― 時刻表はPDFで公開されていますが、この記事では中身を確認していません
  • 代行バスの運賃の扱い ― 列車の運賃と同じかどうかの記載を確認していません
  • トロッコの運転再開が全線終日運行の開始と同時期になるか ― 復旧の進み方によって変わる可能性があります
  • 被害の内容と復旧工事の進み方 ― 公表されていません
  • 9月19日(土)〜23日(水)の5連休が、公式の「休日」ダイヤに含まれるのか ― これは2段階に分けて考える必要があります。まず「9月中旬〜9月末」の段階に入っているかどうかが、2026年9月11日時点でまだ公表されていません(「9月中旬」の具体的な開始日が未定)。そのうえで、この段階に入っていれば9/19(土)・20(日)は暦どおりの休日なので「五井〜上総中野が終日運転」と言い切れますが、9/21(月・敬老の日)・22(火・国民の休日)・23(水・秋分の日)の3日については、これが運行計画上の「休日」(終日運転)に含まれるのか「平日」(里見〜上総中野は昼間運休)として扱われるのかの明記が公式サイトにありません。5連休に養老渓谷まで列車で行く予定がある場合は、事前に小湊鐵道(0436-23-5584)へ確認するか、直前に公式サイトの運行状況を見てください
  • 10月以降の予定が変わる可能性 ― 「予定」と案内されています
  • 大多喜駅〜上総中野駅間(小湊鐵道と接続する側)の復旧見込み時期 ― 脱線事故は2024年10月4日、国吉駅〜上総中川駅間で発生(運輸安全委員会の報告書で軌道変位の補修不足などが要因として指摘)。いすみ鉄道は大原駅〜大多喜駅間のみ令和9年(2027年)秋頃までの再開目標を公表しており、大多喜駅〜上総中野駅間は費用・期間とも調査中で未定です

出かける前に、必ず公式サイトの運行状況を見てください。この段落までの内容は2026年9月6日時点で確認したものです(最新の運行区間は記事冒頭の「いまの状況」をご覧ください)。

確認先

※この記事は2026年9月10日時点で、小湊鐵道の公式サイト(9月8日更新)・いすみ鉄道の公式サイトから確認できた内容です。運行の状況は今後の天候で変わります。おでかけの前に必ず公式サイトで確認してください。

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