鋸南町鋸山にある「日本寺」は、約1300年前に聖武天皇の勅詔を受けて行基菩薩が開いたと伝わる、関東最古の勅願所です。大仏・地獄のぞき・百尺観音・千五百羅漢と、見どころの多い寺院です。
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この記事では、拝観料金・営業時間・駐車場・アクセスをまとめました。住所は千葉県安房郡鋸南町鋸山です。
拝観料金・営業時間
千葉県公式観光サイト「ちば観光ナビ」によると、拝観時間は9:00〜16:00(最終入場15:00)です。拝観料金は大人700円、小人(4〜12歳)400円で、障害者割引(証明書提示で半額、介助者1名まで半額)や団体・学生団体料金もあります(ちば観光ナビ、2026年8月21日時点)。定休日についての記載は確認できていません。
境内の見どころ

境内は鋸山南側斜面の10万坪余りに広がっています。約1300年の歴史を持つ関東最古の勅願所として、複数の見どころが山の斜面に沿って点在しています。主な見どころは次の通りです(日本寺公式サイト、2026年8月21日時点)。
| 見どころ | 概要 |
|---|---|
| 大仏(薬師瑠璃光如来) | 1783年(天明3年)建立、日本最大の磨崖仏とされる石仏 |
| 百尺観音 | 約30メートルの観音像。かつての石切場跡に6年かけて彫られた |
| 千五百羅漢 | 約1,553体の石仏。1779年〜1798年、約21年かけて彫られた |
| 地獄のぞき | 房総半島を一望できる断崖の展望スポット |
大仏は高さ約31メートルとされていますが、建立当時は約37.7メートルあったとする資料もあります。もともとの大仏は長い年月で風化が進み、江戸時代の姿がそのまま残っているわけではありません。1969年(昭和44年)に修復が行われ、現在の姿にリニューアルされた経緯があります。現在の高さと建立当時の高さが異なる背景には、この修復の経緯が関わっていると考えられます。
アクセス
境内には複数の入口(管理所)があります。西口管理所はロープウェー・有料の登山自動車道を使う来場者向け、大仏口管理所は有料道路の途中にある入口、東口管理所は無料駐車場を使う来場者向けです(日本寺公式サイト、2026年8月21日時点)。
電車の場合、JR内房線「浜金谷」駅からロープウェー山麓駅まで徒歩約8分、またはJR内房線「保田」駅から表参道の登山道まで徒歩約30分です。車の場合、東京湾アクアラインから鋸南保田インターチェンジまたは富津金谷インターチェンジを利用します。
東京湾フェリーを利用する場合、金谷港からロープウェー山麓駅まで徒歩約12分です。神奈川方面から訪れる際の選択肢になります。目的の見どころによって最適な入口が変わるため、事前にどのルートを使うか決めておくと当日の移動がスムーズです。
駐車場
東口の駐車場は乗用車50台・大型バス5台分で、料金は無料です。有料道路沿いにも駐車スペースが追加で設けられています。ロープウェーを使って山頂の地獄のぞきへ向かう場合は、金谷側(富津市)のロープウェー山麓駅の駐車場を利用することになります。
入口は5か所。表参道だけが使えません
【2026年9月4日 追記】日本寺には管理所(入口)が5か所あります。どこから入るかで、行けるルートも料金の払い方も変わります。
| 管理所 | どこから入るか | 2026年9月14日時点 |
|---|---|---|
| 表参道管理所 | 保田方面から石段を登る | 遊歩道が落石で通行止め |
| 西口管理所 | ロープウェー/鋸山登山自動車道(有料) | 使えます |
| 大仏口管理所 | 鋸山登山自動車道(有料)の中間地点 | 使えます |
| 東口管理所 | 鋸山観光自動車道(無料)の駐車場から | 使えます |
| 北口管理所 | 浜金谷から登山(約60分) | 使えます |
公式の案内は「表参道からお越しの方は、境内に入るまでの遊歩道に落石があり通行止めとなっています。鋸山観光自動車道からの迂回路をご利用ください」です。
迂回先が公式に示されています。鋸山観光自動車道(無料)を通って、東口管理所から入る形になります。
保田駅から歩くつもりだった人は、行き方が変わります
表参道ルートは、JR内房線「保田」駅から遊歩道で登山口まで約30分という道でした。ここが使えません。
| もともとの予定 | どうするか |
|---|---|
| 保田駅から表参道を歩く | 使えません。鋸山観光自動車道(無料)経由で東口へ |
| 浜金谷駅からロープウェー | そのまま使えます(駅から国道127号を館山方向へ徒歩8分) |
| 浜金谷から登山 | 使えます(約60分・北口管理所へ) |
| 車で有料道路 | 使えます(西口・大仏口) |
| 車で無料の観光自動車道 | 使えます(東口) |
電車で来て歩いて登る予定なら、保田駅ではなく浜金谷駅で降りることになります。
ただし公式は登山道について「整備された階段ではありませんのでご注意ください」としています。約60分かかります。詳しくは富津市金谷・総合観光案内所に問い合わせるよう案内されています。
東京湾フェリーで来る手もあります
久里浜から東京湾フェリーで35分、浜金谷港に着きます。そこから国道127号を館山方向へ徒歩15分でロープウェー山麓駅です。
車でのアクセスは、アクアライン経由で木更津から鋸南保田IC(ロープウェー利用なら富津金谷IC)です。
境内は山です。歩きやすい靴で
日本寺は鋸山の南側斜面10万坪あまりを境内としています。公式は「境内は整備されてはおりますが、山のため階段が多く一部歩きづらい箇所もございます。参拝の際には歩きやすい靴でお越しくださいますよう、お願い申し上げます」としています。
約1300年前、聖武天皇の勅詔を受けて行基菩薩が開いた関東最古の勅願所です。大仏(薬師瑠璃光如来)、百尺観音像、千五百羅漢石像群があります。
【要確認】現在通行止め・休止中の場所
公式サイトによると、2026年9月14日に再確認した時点でも表参道の遊歩道は落石により通行止めが続いています。8月21日の初回確認、9月4日の再確認に続き、3週間以上経過した9月14日時点でも解除の告知は出ていません。JR「保田」駅から歩いて向かう表参道ルートを予定している場合は、事前に最新の通行状況を確認してください。
また、境内の茶処「呑海楼」は老朽化により一般公開を終了しています。休憩スポットとして利用を予定していた場合は、別の場所を検討する必要があります。いずれも状況が変わる可能性があるため、訪れる直前に公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

2026年9月14日時点でも通行止めが続いています。2025年以前からいつから通行止め・休止になっているかまでは確認できていません。長期化している可能性もあるため、訪問計画を立てる際は「行けない場所があるかもしれない」という前提を持っておくことをおすすめします。
地獄のぞきについて
地獄のぞきは、垂直な断崖の先端まで進むと房総半島を360度見渡せる展望スポットです。山頂展望台にあり、ロープウェーまたは有料の登山自動車道を使う西口ルートからアクセスします。東口(鋸南町側)の無料駐車場からは、大仏や百尺観音、千五百羅漢へは向かえますが、地獄のぞきへは別のルートを使う必要がある点に注意してください。
断崖の先端まで柵に沿って進む構造になっており、高所が苦手な人にとっては足がすくむような場所です。それでも房総半島や東京湾を一望できる眺めは、この寺を代表する見どころとして紹介されることが多いスポットです。
ロープウェーについて
山頂の地獄のぞきへ向かう場合、鋸山ロープウェーを利用するルートが一般的です。ロープウェーの山麓駅はJR内房線「浜金谷」駅から徒歩約8分の場所にあり、行政区分としては富津市金谷にあたります。日本寺の境内自体は鋸南町鋸山に位置していますが、山頂へのアクセス路の一部は隣接する富津市を経由する形になっている点は知っておくとよいでしょう。
ロープウェーの運賃・運行時間については、2026年8月21日時点でこの記事では確認できていません。利用を予定している場合は、ロープウェー運営会社の公式サイトで最新情報を確認してください。
よくある質問
どのルートを選べばいいですか?
大仏・百尺観音・千五百羅漢を中心に見たい場合は、無料駐車場のある東口が便利です。地獄のぞき(山頂展望台)を目的にする場合は、ロープウェーか有料の登山自動車道を使う西口方面からのアクセスになります。両方を見たい場合は、境内を通って移動できるか、事前に公式サイトでルートを確認しておくと安心です。
所要時間はどれくらいですか?
境内が10万坪余りと広いため、主要な見どころを一通り回るにはある程度の時間がかかります。2026年8月21日時点で公式な所要時間の目安は確認できていませんが、階段や坂道が多いため、歩きやすい靴での来訪をおすすめします。大仏・百尺観音・千五百羅漢・地獄のぞきをすべて回る場合は、半日程度の余裕を持って計画すると安心です。
雨の日でも楽しめますか?
屋外の石仏・展望スポットが中心のため、雨天時は足元が滑りやすくなります。地獄のぞきなど断崖に近い場所もあるため、荒天時は無理をせず、状況によっては訪問を見送ることも検討してください。
ペット同伴で参拝できますか?
2026年8月21日時点で、ペット同伴に関する公式な案内は確認できていません。同伴を検討している場合は、事前に寺務所(0470-55-1103)に確認することをおすすめします。石段や崖沿いの道が多いため、同伴する場合は足元に十分注意してください。
まとめ
鋸山日本寺は、約1300年前に開かれたとされる関東最古の勅願所で、大仏・百尺観音・千五百羅漢・地獄のぞきといった見どころがあります。拝観料金は大人700円、拝観時間は9:00〜16:00(最終入場15:00)です。
東口(鋸南町側)は無料駐車場があり大仏方面に便利、地獄のぞきを目指す場合はロープウェーまたは有料道路を使う西口方面が便利です。2026年9月14日時点でも表参道が通行止め、茶処「呑海楼」が休止中のため、訪れる前に最新の状況を確認してください。
南房総版では、館山・勝浦を中心に南房総市・鴨川市・鋸南町のイベントや店舗情報を今後も取り上げていきます。
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