2026年9月20日(日)は「World Cleanup Day(ワールドクリーンアップデー)」、世界同時開催のごみ拾いキャンペーンの日です。
鋸南町も参加を呼びかけており、決まった時間・場所に集合する形式ではなく、9月中の好きなタイミングで町内の海岸や道路のごみを拾い、専用のアプリやサイトで報告する参加スタイルです。
この記事では、参加方法・報告のしかた・鋸南町内で参加できる具体的な選択肢についてまとめました。
9月20日、世界190カ国以上が同時参加

World Cleanup Dayは、2008年に北欧エストニアの若者9人が「不法投棄で荒れた森をきれいにしよう」と呼びかけたことから始まりました。
「Let’s Do It 2008」と名付けられたこの活動には、エストニアの人口の約5%にあたる5万人以上のボランティアが集まり、わずか5時間で1万トン以上の不法投棄ごみを撤去したとされています。
この成功をきっかけに、2018年から世界同時開催の「WORLD CLEANUP DAY」として世界各国に広がり、2022年には190カ国・1,500万人が参加したとされています。
2023年12月には国連(UN)加盟国の90%が参加する活動として、国連の「国際デー」にも登録されました。開催日は毎年9月20日です。
2026年の日本国内の参加目標は5万人とされています。
WORLD CLEANUP DAY JAPAN公式サイトより:2026年8月28日時点
鋸南町の参加期間と登録方法
鋸南町公式サイトによると、活動期間は2026年9月1日(火)から9月30日(水)までの1カ月間です。
9月20日という「世界同時開催日」にこだわらず、月内であれば都合の良い日にごみ拾いができる仕組みです。
(同ページ内の記載には終了年の誤記とみられる箇所があるため、日付は「9月1日〜9月30日」として案内します:鋸南町公式サイトより2026年8月28日時点)
参加登録の方法は3通りです。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 「BLUE SHIP」 | ごみ拾い・環境イベントのポータルサイトでイベント登録 |
| 「PIRIKA(ピリカ)」 | ごみ拾いSNSアプリでの投稿・登録 |
| 専用フォーム | 鋸南町が案内する専用フォームからの登録 |
いずれの方法でも、ごみ拾いをした日時・場所・参加人数・拾ったごみの量を報告する形になります。
この報告データが、日本国内の活動記録として積み上げられます。
「BLUE SHIP」は、NPO法人海さくらと日本財団が運営する無料の環境イベントポータルサイトです。
ごみ拾い団体や環境イベントを検索できるほか、団体側は無料で活動ページを作って告知できます。
日本地図上のピン検索で近くの活動団体を探せる機能もあり、登録は必須ではなく、検索して見つけた情報をもとに参加するだけでも利用できます。
(BLUE SHIP公式サイトより:2026年8月28日時点)
PIRIKAとBLUE SHIPは役割が異なります。
PIRIKAは「自分がいつどこで何を拾ったか」を1件ずつ写真付きで記録・報告するための道具で、個人の活動履歴が蓄積されていくSNSに近い性格です。
BLUE SHIPは「どんな団体がどこで活動しているか」を探すための地図・検索サイトで、既存のグループを見つけて合流したい場合や、逆に自分たちの活動を告知したい団体向けの入り口という位置づけです。
1人で気軽に記録したいならPIRIKA、地元の活動団体を探して参加したいならBLUE SHIP、と使い分けるとよいでしょう。
PIRIKA(ピリカ)の使い方

PIRIKAは、ごみ拾いの様子を写真付きで記録・共有できるSNSアプリです。
拾ったごみを撮影し、ごみの数・日時・参加人数を入力、位置情報を共有するかどうかを選んで投稿する流れです。
(株式会社ピリカ公式サイトによる説明、2026年8月28日時点)
位置情報を共有して投稿すると、その地域のごみ拾い活動の参加人数や拾われたごみの数が自動的に集計され、活動の「見える化」につながります。
投稿にはコメントや「ありがとう」の反応が届く仕組みもあり、1人での活動でも他の参加者とのつながりを感じられるのが特徴です。
自治体によっては、住民が見つけた不法投棄の情報が担当課に自動で共有される連携機能を導入している例もあります。
鋸南町内で参加できる選択肢
鋸南町公式の呼びかけは「決まった集合場所はなく、個人やグループで自由に参加する」形式です。
町内には保田海岸・元名海岸・明鐘岬周辺など、砂浜や磯のある場所が複数あるため、散歩やドライブのついでに気になったごみを拾い、PIRIKAなどで報告するという参加のしかたができます。
個人での参加以外に、地元で活動している清掃ボランティアグループの例もあります。
「安房鋸南ゆるっとCleanUp部」は、鋸南町元名海岸を中心にビーチクリーンを行っているグループで、2023年2月には元名中央監視所を集合場所に、作業用手袋を持参して現地集合する形で活動していた記録が確認できます。
(南房総版まちの掲示板、当時の情報。2026年8月28日時点で、同グループの現在の活動状況・9月20日周辺の予定は確認できていません)。
参加を検討する場合は、事前にグループの最新情報を確認することをおすすめします。
このほか、2021年には鱚ヶ浦海水浴場で「海ごみゼロフェスティバル」というB&G財団協賛のイベントが開催され、鋸南町B&G海洋センターのスイミングクラブの子どもたちなど約60人が参加した実績もあります(B&G財団公式サイト)。
こうした過去の実績からも、鋸南町では海岸清掃への関心が一定数あることがうかがえます。
持ち物と参加時の注意点
ごみ拾いに必要な持ち物は、一般的なビーチクリーン・清掃活動と共通です。
| 持ち物 | 備考 |
|---|---|
| 軍手・作業用手袋 | ガラス片や鋭利なごみに注意 |
| ごみ袋 | 可燃・不燃を分けられると持ち帰り時に楽 |
| トングやごみばさみ | 素手で直接触れないための道具 |
| 帽子・飲み物 | 屋外での作業のため熱中症対策も |
海岸では、注射針やガラス片、漂着した危険物(発煙筒・薬品容器など)が混じっていることもあります。
無理に素手で拾わず、危険と感じたものは持ち帰らずにその場を離れ、可能であれば自治体へ連絡することをおすすめします。
よくある質問
1人でも参加できますか?
できます。決まった集合時間・場所はなく、個人での参加が前提の仕組みです。
近所の散歩やドライブの途中で気になったごみを拾い、PIRIKAなどのアプリで報告するだけでも参加になります。
9月20日以外の日でも参加になりますか?
鋸南町の案内では、活動期間は9月1日から9月30日までの1カ月間とされています。
世界同時開催日の9月20日にこだわらず、都合の良い日に活動して報告する形で問題ありません。
子供と一緒に参加できますか?
過去には鋸南町B&G海洋センターのスイミングクラブの子どもたちが参加した清掃イベントの実績もあり、子供連れでの参加も可能とみられます。
ただし海岸にはガラス片など危険なごみが混じっていることもあるため、大人が付き添い、危険なものには子供が直接触れないよう注意してください。
拾ったごみはどう処分すればよいですか?
拾ったごみの処分方法について、2026年8月28日時点で鋸南町公式サイトに具体的な案内は確認できていません。
家庭ごみとして出せる分別区分か、まとまった量になった場合の処分方法については、事前に鋸南町建設環境課建設環境室へ確認することをおすすめします。
電話番号:0470-55-2133
PIRIKAやBLUE SHIPの利用に料金はかかりますか?
PIRIKAの投稿・利用は基本的に無料のアプリとして案内されています。
BLUE SHIPも新規登録・団体ページの開設まで無料で、登録時には粗品(新潟県製のトング10本)がもらえる特典もあるとされています。
いずれも料金を心配せずに使い始められます。
報告したデータはどう使われますか?
PIRIKAで位置情報を共有して投稿すると、その地域のごみ拾い活動の参加人数・拾われたごみの量が自動的に集計され、活動の「見える化」に使われます。
World Cleanup Day全体としても、各地の報告データが積み上がることで、日本国内や世界全体の参加規模の実績になります。
個々の投稿が、翌年以降の目標設定や活動の呼びかけにもつながる仕組みです。
まとめ
World Cleanup Dayは、2008年にエストニアで始まった市民発の清掃活動が、世界190カ国以上に広がった国際的なキャンペーンです。
鋸南町でも2026年9月1日から30日までの期間、BLUE SHIP・PIRIKA・専用フォームのいずれかで参加登録ができます。
決まった集合場所がない分、思い立ったタイミングで気軽に参加できるのが特徴です。保田海岸や元名海岸など、鋸南町内の身近な場所からごみ拾いを始めてみてはいかがでしょうか。
鋸南町内には佐久間ダム公園や笑楽の湯など見どころも点在しています。
清掃活動とあわせて、町内を巡ってみるのもおすすめです。
南房総版では、館山・勝浦を中心に南房総市・鴨川市・鋸南町のイベントや店舗情報を今後も取り上げていきます。あわせて鋸南町エリアの記事一覧もチェックしてみてください。




