南房総市白子の「道の駅ローズマリー公園」(シェイクスピア・カントリー・パーク+ローズマリー公園)は、2027年4月から運営者が変わる可能性がある。南房総市は2026年8月20日、次の指定管理者を公募型で募集すると発表した。指定管理期間は2027年4月1日から2032年3月31日までの5年間で、応募は9月25日必着。
いま何が動いているのか
対象は2つの施設。シェイクスピア・カントリー・パーク(ニュープレイス・バースプレイス・パーマーズファーム・道の駅ローズマリー公園活性化施設)と、ローズマリー公園(公園本体・ローズマリーホール・展望塔)で、あわせて南房総市白子1501〜1520番地に立地する。応募対象は法人・その他団体・共同企業体などで、応募受付は2026年8月20日〜9月25日(必着)、説明会はすでに9月2日・3日・9日に実施済みで、質問受付は9月11日まで。選定委員会の審査は10月中旬〜下旬、審査結果の通知は10月下旬〜11月上旬、指定管理者の指定(議会の議決)は12月、協定書の締結は2027年3月31日に行われる予定だ。
なぜ今、公募になったのか
南房総市は同じ時期、道の駅とみうら枇杷倶楽部・富楽里とみやま・三芳村鄙の里・ちくら潮風王国・和田浦WA・O!の5施設については、現在の指定管理者である第三セクター「株式会社ちば南房総」と非公募で協議し、2025年12月の市議会で継続の議決を受けている。ローズマリー公園はこの5施設には含まれておらず、単独で公募にかけられている。
南房総市内では、千倉地区の廃校を活用した複合施設「いこっと」のように、既存施設を再編して使い続ける動きがほかにも見られる。この背景には、施設の来歴が関係しているとみられる。ローズマリー公園は1991年開園、1997年にシェイクスピア・カントリー・パークを追加、1998年に道の駅として登録された。その後、来場者数の伸び悩みを受けて、南房総市は2011年に「現施設の再編や改修を含めた活性化事業」の企画提案を公募し(設計・改修費の上限2億円、業界紙・日刊建設タイムズ2011年7月21日付で報道)、この提案にもとづいて2012年11月15日、食のテーマパーク「はなまる市場」がグランドオープンした。当時の募集条件では、事業期間は契約締結の日から2027年3月31日までの15年間とされていた。今回の新しい指定管理期間が2027年4月1日から始まる点は、この15年間の満了時期とほぼ重なる。南房総市の2026年8月の公募案内自体にはこの経緯への言及はなく、直接の理由として明言されているわけではないが、時期が符合していることは指摘しておきたい。
現在の運営事業者が具体的にどこかは、2026年9月10日時点でこの記事では確認できていない。

南房総市の道の駅8駅のうち、扱いが分かれた形
南房総市には8つの道の駅があり、このうち5駅は前述のとおり第三セクターが非公募で継続、ローズマリー公園は公募という扱いになった。市の資料には、道の駅を運営する第三セクター(かつては業態の近い複数社に分かれていた)を再編し、株式会社ちば南房総へ集約してきた経緯も記されている。ローズマリー公園がこの集約の対象に含まれていないのか、もともと別の枠組みで運営されてきたのかは、この記事では確認できていない。
今の施設は通常どおり営業中
運営者の選定はこれからで、現時点で施設の営業やイベントに変更が出ているわけではない。ローズマリー公園内の「はなまる市場」なども、2026年9月10日時点で通常どおり営業している。指定管理者の指定は12月の市議会での議決を経て正式に決まる。決まり次第、続報でお伝えする。
南房総市内の他の観光施設では、大房岬が新しい体験プログラムを打ち出すほか、隣接する千倉地区でも千倉オレンジセンターが10月1日に開園するなど、既存の観光資源をどう活かすかという課題は市内各所で共通している。なお大房岬にある県立の自然公園施設(ビジターセンター・キャンプ場など)についても、千葉県が別途、2026年7月6日〜9月4日に次期指定管理者を公募しており、こちらもローズマリー公園と同様、2027年4月から運営が切り替わる可能性がある(千葉県公式サイト「指定管理者公募情報(令和8年度)」)。
募集要項の詳細は南房総市公式サイト「道の駅ローズマリー公園の指定管理者を募集します」で確認できる。問い合わせ先は南房総市商工観光部観光プロモーション課(電話0470-33-1091)。
2026年9月10日時点の情報。南房総市公式サイト(公開日2026年8月20日)にもとづく。審査結果や指定管理者の決定など、今後の状況は変わるため、最新情報は南房総市公式サイトで確認してください。












