千葉県夷隅郡大多喜町で毎年10月に開催される「大多喜お城まつり」は、本多忠勝ゆかりの城下町を武者行列と光アートが彩る、房総を代表する時代祭りです。大多喜町公式サイト(2026年7月29日更新)によると、第52回にあたる2026年は10月11日(日)の開催で、実行委員会は「武者行列のルートは昨年と異なります」と案内しています。武者行列に参加できる「一般武者募集」も行われており、申込期限は8月21日(金)必着です。市原市中心部から車でおおむね1時間圏内で行ける「周辺エリアのイベント」として、日帰りで歴史散策と祭り見物を楽しめます。

本多忠勝ゆかりの大多喜城(イメージ)
開催概要(第51回・2025年実績)
| 名称 | 第52回 大多喜お城まつり |
|---|---|
| 日程 | 2026年10月11日(日)(大多喜町公式サイト2026年7月29日更新で確定。前夜祭の有無・日程は本稿執筆時点で公式サイトに明記なし) |
| 時間 | 前夜祭 16:30~20:00頃/本祭 10:00~16:00頃(第51回実績、目安) |
| 会場 | 前夜祭:城下町通り/本祭:大多喜町B&G海洋センター野球場、大多喜城周辺 |
| 駐車場 | 町内臨時駐車場6か所(多目的広場・学校給食センター・町役場・旧夷隅地域振興事務所・ハマイ大多喜工場・上瀑ふれあいセンター)合計600台超。ハマイ大多喜工場〜大多喜駅〜B&G海洋センター間は無料シャトルバス運行 |
| 交通規制 | 前夜祭時、城下町通りが夜間歩行者天国に。本祭当日の車両規制詳細は情報源に記載なし |
| 雨天対応 | 荒天の場合は中止(順延なし)。大多喜町公式サイト(2026年7月29日更新)で確認済み |
| アクセス | 車:圏央道市原鶴舞ICから約12km/鉄道:いすみ鉄道大多喜駅(運行状況は要確認) |
大多喜お城まつりとは
大多喜城の歴史は戦国時代末期にさかのぼります。天正18年(1590年)、豊臣秀吉による小田原攻めの後に徳川家康が関東へ移封されると、家康の重臣で徳川四天王のひとり・本多忠勝が10万石でこの地に入り、大多喜城を近世城郭へと大改修し、3層4階の天守と城下町を築きました。関ヶ原の戦い(1600年)後に忠勝が桑名藩へ移った後は、次男・本多忠朝が5万石で大多喜藩を継いでいます。城はその後何度も城主・藩を替えながら明治維新を迎え、明治4年(1871年)の廃藩置県で廃城となりました。
その後、昭和41年(1966年)に千葉県史跡に指定され、昭和50年(1975年)9月に天守が復興整備(現・千葉県立中央博物館大多喜城分館)されました。この天守復興を記念して地域を挙げての祭りが始まり、以来ほぼ毎年開催されて2025年の開催で第51回を数えています。大多喜城は2017年(平成29年)4月6日に「続日本100名城」(122番)にも選定されており、城下町として栄えた大多喜の歴史と町並みを背景に、地元住民・観光協会・実行委員会が中心となって運営する、房総エリアでも規模の大きい時代祭りのひとつです。
なお、天守内部にあたる大多喜城分館は施設改修のため2021年12月27日から休館が続いており(2025年1月時点の情報。2026年時点で再開しているかは未確認)、祭り当日に天守内部の見学ができるかどうかは事前に大多喜町または博物館へ確認することをおすすめします。天守外観や城跡の公園部分は、休館中も見学できるとされています。
武者行列の参加者募集:見るだけでなく参加できる祭り
大多喜お城まつりは観覧するだけでなく、武者行列そのものに参加できる祭りです。大多喜町公式サイトからリンクされている「一般武者募集案内」(PDF)によると、2026年(第52回)は以下の配役・人数・参加料で参加者を募集しています。
| 配役 | 募集人数 | 参加料 |
|---|---|---|
| 本多忠朝 | 1名 | 30,000円(乗馬の可能性あり) |
| 小松姫 | 1名 | 20,000円 |
| 真田信之 | 1名 | 20,000円 |
| ドン・ロドリゴ隊 | 4名 | 5,000円 |
| 一般武者(旗持・鳴り物衆・槍隊・近習・男武者・女武者等) | 30名 | 5,000円 |
| 姫様隊(侍女) | 15名 | 5,000円 |
| 子供武者 | 定員の記載なし | 1,000円 |
申込期限は2026年8月21日(金)必着。一般武者・姫様隊・子供武者は先着順で受け付け、本多忠朝・小松姫・真田信之といった主要配役は応募多数の場合は当日抽選となり、抽選から漏れた場合は一般武者にまわるとされています。ドン・ロドリゴ隊に選ばれた場合は、履き慣れた黒い革靴と黒いインナーを持参するよう案内されています。なお、参加者の写真は翌年以降のポスターに使われる可能性がある旨も案内されています。問い合わせ先は大多喜お城まつり実行委員会(大多喜町役場 商工観光課内)0470-82-2176です。
見どころ
前夜祭:光アート展と夜間歩行者天国
初日の前夜祭では、城下町通りが夜間だけ歩行者天国になり、キャンドルカップや竹灯籠の灯りが通りを彩る「光アート展」が行われます。踊りや太鼓演奏、お神輿の渡御もあり、江戸時代の町並みが残る通りが幻想的な雰囲気に包まれます。
本祭:本多忠勝一行の武者行列
本祭のハイライトは、大多喜城主・本多忠勝に扮した武者を先頭に、手作りの甲冑を身にまとった甲冑隊、鉄砲隊、やりを持った子ども武者、市女笠姿の女性らが練り歩く武者行列です。地元紙・千葉日報オンラインの報道によれば、第51回では約140人規模の時代行列が城内から練り歩き、沿道は見物客で埋まったと伝えられています。
節目の年ならではの特別企画(年によって内容が変わる点に注意)
第51回(2025年)では、21年ぶりに勝浦市の「鵜原の大名行列」が特別参加したほか、大多喜町出身のタレント・渡辺正行さんが城主役で登場するなど、開催年ごとに異なるゲスト企画が組まれる傾向があります。2026年(第52回)の出演者・特別企画の内容は本稿執筆時点で未発表のため、確定情報は公式サイトやSNSで確認してください。
お城好き・御城印集めにも
大多喜城は「続日本100名城」(122番)へ選定されており、スタンプラリーで各地の城を巡っている人にも人気のスポットです。祭りの日は普段より人出が多くなるぶん、御城印やスタンプの配布場所・時間が変則的になる可能性があります。
市原市から行くなら:アクセスの目安
大多喜城までは、車で圏央道「市原鶴舞IC」から約12kmです。市原市中心部(五井駅周辺)から出発する場合、京葉道路・圏央道市原鶴舞IC経由、または国道297号を南下するルートで、大多喜城まで概ね50〜60分程度が目安になります(当日の渋滞状況・出発地により変動します)。祭り当日は臨時駐車場が早期に満車になる可能性があるため、時間に余裕を持った出発をおすすめします。
公共交通の場合、内房線・外房線などで大原駅または上総中野駅方面へ出て、いすみ鉄道に乗り換えて大多喜駅を目指すルートが一般的です。路線の運行状況は時期によって変わるため、出発前にいすみ鉄道の公式サイトで最新情報を確認してください。
持ち物・注意点
- 10月中旬の夜は冷え込むことがあるため、前夜祭を見る場合は羽織るものがあると安心です。
- 臨時駐車場から会場まで歩く区間があるため、歩きやすい靴がおすすめです。
- 臨時駐車場は早期満車の可能性があるため、無料シャトルバスの利用も検討してください。
- 雨天時の中止・縮小基準は詳細不明のため、当日朝に公式サイト・SNSで最新情報を確認してから出発してください。
- 大多喜城分館(天守内部)は改修工事による休館が続いていた経緯があるため、内部見学を予定している場合は事前確認が必須です。
- 武者行列や前夜祭の光アート展など、通りが人で埋まる時間帯があります。ベビーカーや車椅子での見物を予定している場合は、混雑しにくい時間帯・場所を事前に検討しておくと安心です。
- キャッシュレス対応の屋台ばかりとは限らないため、現金を用意しておくと安心です。
現地の声
個人ブログやSNSでの一次体験レポートは見つけられませんでした。代わりに、第51回(2025年)本祭の様子を伝えた地元紙の報道を紹介します。
大きな鹿の角の兜をまとった本多忠勝役をはじめ、甲冑姿の武者や槍を持った子ども武者、市女笠の女性らが城内を練り歩き、見物客が沿道を埋める賑わいとなったと報じられています。
よくある質問
Q. 2026年の開催日程は?
A. 第52回・2026年10月11日(日)です(大多喜町公式サイト2026年7月29日更新)。武者行列のルートは前回から変更されるとの案内があります。時間・会場の詳細は本稿執筆時点で公式サイトに記載がなく、発表され次第この記事を更新します。
Q. 武者行列に参加できますか?
A. できます。本多忠朝・小松姫・真田信之などの主要配役から、一般武者・姫様隊・子供武者まで幅広く募集しています。申込期限は2026年8月21日(金)必着です。詳細は本文の「武者行列の参加者募集」をご覧ください。
Q. 雨が降ったら中止になりますか?
A. 大多喜町公式サイト(2026年7月29日更新)によると、荒天の場合は中止で、順延はありません。小雨決行かどうかの詳細基準までは記載がないため、当日朝に公式サイト・SNSで最新情報を確認してください。
Q. 駐車場は無料ですか?
A. 町内6か所に臨時駐車場が設けられます(第51回実績)が、料金についての明記は確認できませんでした。念のため現地で確認してください。
Q. 交通規制はありますか?
A. 前夜祭では城下町通りが夜間歩行者天国になることが確認できています。本祭当日の車両規制の具体的な区間・時間は未確認のため、現地の誘導に従ってください。
Q. 市原市からどのくらいで行けますか?
A. 圏央道市原鶴舞ICから大多喜城まで約12km、市原市中心部からは車で概ね50〜60分が目安です(渋滞状況により変動します)。
Q. 大多喜城の天守(博物館分館)は見学できますか?
A. 天守内部にあたる千葉県立中央博物館大多喜城分館は施設改修のため2021年12月27日から休館が続いていました(2025年1月時点の情報)。2026年時点で再開しているかどうかは確認できていないため、内部見学を予定している場合は事前に博物館・大多喜町へ問い合わせることをおすすめします。
まとめ
大多喜お城まつりは、本多忠勝ゆかりの城下町で行われる武者行列と光アートが魅力の、房総エリアを代表する時代祭りです。第52回にあたる2026年は10月11日(日)の開催で、武者行列のルートは前回から変更されます。観覧だけでなく武者行列に参加できる一般武者募集もあり、申込期限は8月21日(金)必着です。市原市からも車で1時間程度でアクセスでき、日帰りで楽しめる「周辺エリアのイベント」としておすすめです。時間・会場詳細・雨天時の扱いなど、本稿執筆時点で公式サイトに記載のない項目は今後の発表を待って更新します。お出かけ前には必ず大多喜町公式サイト・観光協会サイトで最新情報をご確認ください。
市原市内の夏祭り・花火大会や、市原から行ける周辺エリアのイベント情報は、あわせて「2026年市原市の夏祭り・花火大会まとめ」でもチェックできます。



