千葉シーサイドバス「八千代・日立線」「幕張駅入口線」は今日10/1から走りません|花島公園線は継続

海浜幕張駅前(画像はイメージ)

千葉シーサイドバスの「八千代・日立線」(八千代台駅〜JR幕張駅、実籾経由)と「幕張駅入口線」(海浜幕張駅〜幕張駅入口)は、2026年10月1日付で廃止が確定しました。千葉県バス対策地域協議会千葉分科会が2026年8月24日に公表した協議結果で「申出のとおり令和8年10月1日付けで当該路線を廃止する」とされています。同時に廃止届が出ていた「花島公園・長作町線」(花見川区)は、廃止期日が令和9年(2027年)3月31日まで延期され、事業者は令和9年4月以降も運行を継続する意向を示しています(こちらは別記事で扱っています)。この記事は千葉市公式サイトを2026年9月27日時点で確認した内容にもとづきます。

海浜幕張駅前
海浜幕張駅前(画像はイメージ)。写真: Nori Norisa / Wikimedia Commons(CC BY 2.0)
目次

八千代・日立線は8月17日の協議で廃止決定

「八千代・日立線」は、八千代台駅とJR幕張駅を実籾(習志野市)経由で結ぶ路線です。千葉県バス対策地域協議会千葉分科会が2026年8月17日に協議し、8月24日付で結果を公表した「協議結果総括表」によると、千葉シーサイドバスの申出どおり、2026年10月1日付で廃止することが決まっています。関係市町村は千葉市・習志野市・八千代市の3市にまたがります。

もう一路線の「幕張駅入口線」は、海浜幕張駅と幕張駅入口を結ぶ路線で、関係市町村は千葉市のみです。こちらも同じ8月17日の協議で「申出のとおり令和8年10月1日付けで当該路線を廃止する」とされました。

八千代・日立線の沿線は、実籾駅の利用や電車への乗り換えが選択肢になります

「八千代・日立線」は八千代台駅とJR幕張駅を結ぶ路線で、途中に実籾駅(習志野市、京成本線)を経由します。東洋バス・千葉シーサイドバス公式サイトの「のりば案内」(2026年9月27日確認)によると、八千代台駅西口から幕張方面へ向かうバスはこの「JR幕張駅」行き(千葉西税務署・実籾駅・高津新田経由)の系統のみで、ほかに幕張方面へ向かう乗合バスの系統は見当たりません。実籾駅付近から乗車していた場合は、京成本線の実籾駅がすぐそばにあるため、そちらを使う形になります。

八千代台駅からJR幕張駅まで電車で移動する場合、乗換案内(2026年9月27日検索)によると、最速ルートは京成本線の京成津田沼駅で京成千葉線に乗り換え、京成幕張本郷駅で下車して徒歩でJR幕張本郷駅へ移動し、総武線に乗り継ぐ経路で、所要約22分・運賃354円・乗り換え2回です。バス1本での移動と比べると、乗り換えの手間が増える形になります。

幕張駅入口線の代替については確認できていません

「幕張駅入口線」は海浜幕張駅と幕張駅入口(バス停)を結ぶ路線です。東洋バス・千葉シーサイドバス公式サイトの「のりば案内」によると、海浜幕張駅の7番のりばには、この路線とは別に「JR幕張駅」行き(イトーヨーカドー経由)や「花島公園」行き・「花見川区役所」行き(いずれもイトーヨーカドー・JR幕張駅経由)など複数の系統がある一方、「幕張駅入口」行きはイオン幕張店・放送大学を経由する別のルートとして案内されています。ただし、公式サイトに掲載されている路線図(PDF)は2024年12月改訂版で、2026年10月1日以降の変更が反映されているかは確認できませんでした。そのため、幕張駅入口の停留所周辺で今後どのバスが使えるようになるのかは、この記事の時点では確認できていません。利用している場合は、東洋バス・千葉シーサイドバス本社営業所(043-271-0205)へ直接問い合わせたほうが確実です。

廃止理由は運転士不足と道路事情

千葉市公式サイトによると、千葉シーサイドバスは「花島公園・長作町線」「八千代・日立線」「幕張駅入口線」の3路線について、運転士不足や道路状況を理由に、2026年3月31日付で関東運輸局へ廃止を届け出ました。3路線とも当初は2026年10月1日での廃止が予定されていましたが、その後の協議の経緯は路線によって分かれました。

利用者が多いとされた「花島公園・長作町線」については、千葉市や千葉県バス対策協議会が繰り返し運行継続を要請し、廃止期日は令和9年(2027年)3月31日まで延期されました。さらに2026年8月31日の千葉市地域公共交通活性化協議会地域公共交通部会では、事業者から「(令和9年)3月末での廃止は考えず、(令和9年)4月以降も運行継続する」との見解が示されています。一方、「八千代・日立線」「幕張駅入口線」の2路線については、この経緯の中で運行継続の要請や見直しの記録が見当たらず、当初の届出どおり2026年10月1日での廃止が確定しています。

これまでの経緯(千葉市公式サイトより抜粋)

  • 2026年3月16日: 千葉シーサイドバスが千葉県バス対策協議会に廃止協議を申出
  • 2026年3月31日: 3路線(花島公園・長作町線、八千代・日立線、幕張駅入口線)を10月1日付で廃止する届出を運輸局に提出
  • 2026年6月10日: 関東運輸局にて廃止3路線について意見陳述
  • 2026年6月21日: 花見川区町内自治会連絡協議会役員へ路線廃止を説明、地元説明会の開催を予告
  • 2026年7月2日・7月11日・8月22日: 千葉シーサイドバスによる地元説明会(第1回〜第3回)を開催
  • 2026年8月17日: 千葉県バス対策地域協議会千葉分科会で協議、八千代・日立線と幕張駅入口線の廃止を決定
  • 2026年8月24日: 協議結果を公表
  • 2026年8月31日: 花島公園・長作町線について、事業者が令和9年4月以降も運行継続する意向を表明

公式サイトには、この経緯を通じて千葉市が「運転手養成支援制度などを活用し、新規雇用者の確保などを進め、現バス路線ネットワークの維持をすること」などを事業者に要請してきたことも記録されています。それでも八千代・日立線と幕張駅入口線については、運転士不足という構造的な事情から廃止に至った形です。

SNSでは「戦後早々からの歴史ある路線」という声も

この廃止について、公式発表以外にもいくつかの反応が出ています。2026年5月20日、X(旧Twitter)に廃止対象路線の現状と歴史的な経緯を伝える投稿がありました。

関東運輸局報にて10/1路線廃止届出がなされた旨の公示が出た 千葉シーサイドバス幕張八千代台線・幕張日立八千代台線、既に平日夕方各1本のみ運行と極限まで減り 日立→実籾駅への帰宅客需要が細々残る程度ながらも、戦後早々以来の東洋バス創業期から続く 歴史ある路線が遂に消えることになります。

Xの投稿(2026年5月20日、ジモはるが2026年9月27日確認)

この投稿によると、廃止が決まる前の時点で、すでに平日夕方各1本のみという水準まで減便されていたとみられます。

住民説明会には最大400人が参加

千葉市公式サイト「千葉シーサイドバスに係る住民説明会について」によると、3路線の廃止をめぐる説明会は2026年7月2日・7月11日・8月22日の3回開催され、参加人数はそれぞれ約100人・約400人・約230人でした。2026年7月11日の第2回説明会(約400人参加、約30人が質疑応答)では、次のような意見が出たと記録されています。

運転手不足解消のためにこれまでに何をしてきたのか。企業努力が足りないのではないか。市からの支援などで維持できないのか。多く運行している幕張駅から海浜幕張駅間を減便し、花島公園・長作町線を維持できないのか。

千葉市公式サイト「千葉シーサイドバスに係る住民説明会について」(2026年7月11日開催・第2回説明会、ジモはるが2026年9月27日確認)

2026年8月22日の第3回説明会(約230人参加)では、花島公園・長作町線を中心に「説明会でこれだけの人が来ているのに、バス事業者から運転手募集のチラシが1枚も配られていない。積極的な採用の強化をして、運転手確保に努め、路線維持に繋げてほしい」という意見も出ています。ただし、これらの説明会は主に花島公園・長作町線をめぐるやり取りが中心で、八千代・日立線と幕張駅入口線そのものについて、説明会でどのような質疑があったかは公式サイトの記載だけでは判別しづらい状況です。

この記事で確認できていないこと

  • 八千代・日立線、幕張駅入口線それぞれの1日あたりの利用者数(公式サイトに記載なし)
  • 幕張駅入口停留所周辺で、廃止後にどのバス路線が使えるか(東洋バス公式の路線図PDFが2024年12月版のままで、10月1日以降の変更が反映されているか確認できません)
  • 地元説明会(7月2日・7月11日・8月22日開催)で、この2路線について具体的にどのような質疑があったか(公式サイトの「結果概要」リンク先までは未確認)

出典

あわせて読みたい

※この記事は千葉市公式サイトを2026年9月27日時点で確認した内容です。今後の対応で変更される場合があります。最新の情報は千葉シーサイドバス本社営業所(043-271-0205)または千葉市都市局都市部交通政策課(043-245-5351)でご確認ください。

→ 千葉市花見川区の公園10か所|複合遊具は4公園、花島公園は遊具10種類の広場が3/30開園・バスは10/1から新検見川駅から

3連休(10/10〜12)の千葉、出かける前に

まとめ

混みます・渋滞

駐車場は何台

どこが開いている・子ども

終電早見表

中止・交通規制

海浜幕張駅前(画像はイメージ)

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