木更津の證誠寺(しょうじょうじ)で毎年10月の第3土曜日に行われてきた「狸まつり」は、令和7年度(2025年度)に開催が見送られました。木更津市が「諸事情により開催が見送られました」と公表しています。
2026年(令和8年度)の開催については、2026年9月2日時点で発表を確認できていません。證誠寺の公式サイトが公開している令和8年度の行事予定にも、狸まつりの記載はありません。
「毎年10月第3土曜に開催」と書いている案内を見かけますが、去年は行われていません。行く予定を立てるなら、開催の発表を待ってからにしてください。
令和7年度は開催が見送られました
| 年度 | 開催 |
|---|---|
| 令和6年度(2024年度) | 10月19日(土)に実施 |
| 令和7年度(2025年度) | 諸事情により開催が見送られました |
| 令和8年度(2026年度) | 2026年9月2日時点で発表を確認できていません |

市のページが最後に更新されたのは2026年1月9日です。そこから8か月近く、開催についての新しい発表はありません。
見送られた理由について、市は「諸事情により」としか書いていません。證誠寺の公式サイトの行事予定ページも確認しましたが、そちらにも理由の記載はありませんでした。取りやめが決まったのか、一時的な中断なのかも公表されていません。
2024年度は10月19日(土)の14時から16時でした
直近で実施された2024年度の内容です。今年も同じ形とは限りませんが、これまでどう行われてきたかの目安になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2024年10月19日(土) |
| 時間 | 午後2時〜午後4時 |
| 場所 | 證誠寺 本堂および境内 |
2時間の催しです。境内と本堂を使って行われます。
内容は舞踊・琴・マンドリン・ジャズ
2024年度に行われた内容です。
- 児童による「証城寺の狸ばやし」の舞踊
- 琴の演奏と合唱
- マンドリン演奏
- ジャズ演奏
- 甘酒接待
- こども食堂とバザー
子どもたちが童謡に合わせて踊るのが中心で、そこに琴・マンドリン・ジャズという音楽が並びます。甘酒がふるまわれ、こども食堂とバザーも出ます。
地元の子どもが大狸・小狸・和尚に扮して踊る形が伝えられてきました。

證誠寺は江戸時代初期に開かれた浄土真宗の寺
證誠寺の正式名称は「護念山證誠寺」です。Wikipediaによれば、宗派は浄土真宗本願寺派で、開かれたのは江戸時代初期(17世紀中頃)とされています。開山した僧の名は了念法師と伝わりますが、正確な創建年や、開山にまつわる詳しい経緯は確認できていません。木更津のまちなかにありながら、江戸時代から続く歴史を持つ寺です。
狸ばやしの伝説は「腹の皮が破れて死んだ大狸」の話です
この寺が知られているのは、童謡「証城寺の狸ばやし」の元になった伝説があるからです。木更津市が書いている内容です。
和尚さんに負けまいと連夜腹つづみを叩き続け、ついには腹の皮が破れて死んでしまったという大狸の話
和尚と狸が腹鼓を打ち合い、狸のほうが力尽きたという話です。童謡の明るい調子から想像するより、ずっと重い結末になっています。
市はこの伝説を「日本三大狸伝説の一つ」としています。
童謡「証城寺の狸囃子」は1924年に発表されました
作詞は野口雨情、作曲は中山晋平です。Wikipediaによれば、この歌は1924年(大正13年)10月、木更津の学校誌『きさらつ』にまず発表され、同年12月に全国誌『金の星』へ掲載される際に全国に広まりました。曲譜が掲載されたのは翌1925年1月1日発行号です。
野口雨情がこの地を訪れた際、證誠寺に伝わる狸ばやしの伝説を土地の話として聞き、作品の題材にしたと伝えられています。なお、寺の名前は「證誠寺」の「誠」の字ですが、童謡のタイトルでは「城」の字が使われています。『金の星』掲載時に字が変わった経緯には複数の説があり、正確な理由は確認できていません。
木更津駅西口から歩いて10分たらず
| 手段 | 経路 |
|---|---|
| 徒歩 | JR木更津駅西口から歩いておよそ10分たらず |
駅から歩ける距離にあります。木更津駅の西口を出て、矢那川のほうへ向かう位置です。
駐車場については、市のページに記載がありません。車で行く場合は、周辺の駐車場を探すか、寺に直接確認してください。
木更津駅の周辺には、この寺のほかにも歩いて行ける場所があります。中の島大橋は駅から港方向へ25分、きみさらずタワーのある太田山公園は車で5分です。
木更津とタヌキのつながり
木更津ではタヌキがあちこちに出てきます。中の島大橋のたもと(鳥居崎海浜公園)には、タヌキのカップル像とラブフェンスが設置されています。
この寺の伝説が、町のモチーフとして広がった形です。まつりが行われない年でも、寺そのものと、町のなかのタヌキは見られます。
行く前に、この順番で確認します
- まず今年の開催があるかを確認する。令和7年度は見送られ、令和8年度の発表は確認できていません
- 問い合わせは木更津市 経済部観光振興課へ。電話は0438-23-8459または0438-23-8118です
- 開催されるなら例年は10月の第3土曜、午後2時から4時。2024年度は10月19日でした
- 駅から歩いて10分たらず。駐車場は公表されていないので、車なら周辺を調べてから
- まつりが無くても寺には行けます。ただし拝観の条件はこの記事では確認していません
この記事で確認できなかったこと
- 令和8年度(2026年度)の狸まつりを開催するかどうか。市のページは2026年1月9日更新、證誠寺公式サイトの行事予定にも記載がなく、その後の発表を確認できていません
- 令和7年度に見送られた理由。「諸事情により」とのみ記載されています
- 證誠寺の拝観時間・拝観料・境内に入れる時間帯。市のページは狸まつりについての案内で、寺の拝観については扱っていません
- 駐車場の有無と台数。記載がありません
- 「證誠寺」の「誠」が童謡タイトルで「城」に変わった正確な経緯。複数の説があるとされていますが、この記事では確定できていません
- 「日本三大狸伝説」の他の2つ。市は「一つ」としているだけで、他が何かは書かれていません
- 狸塚の有無。確認していません
- 正確な所在地。「木更津駅西口から徒歩10分たらず」という案内のみで、番地の記載を確認できませんでした
内容は2026年9月2日時点で木更津市が公表しているものです(狸まつりのページは2026年1月9日更新)。開催の有無は変わります。行く前に木更津市 経済部観光振興課(0438-23-8459/0438-23-8118)へ確認してください。
出典
- 木更津市|證誠寺(しょうじょうじ)の狸まつり
- 木更津市|市のシンボル(中の島大橋・タヌキのカップル像)
- 證誠寺 公式サイト|行事予定
- 証城寺の狸囃子(Wikipedia)
- 證誠寺 (木更津市)(Wikipedia)



