高滝湖畔は美術館と記念館が1か所に|美術館200円、記念館は無料

市原市の高滝湖(たかたきこ)は、養老川をせき止めてできた人造湖です。千葉県内で貯水面積がいちばん広いダム湖とされ、湖畔には美術館・記念館・貸しボート乗り場が集まっています。

ダムの建設は昭和33年の候補地選定に始まり、昭和45年に実施計画調査が始まって、昭和49年に本格着工、平成2年(1990年)4月に完成しました。総事業費は373億円、180ヘクタールの用地買収と110戸におよぶ家屋移転をともなう、大規模な事業だったと千葉県の公式ページに記載されています。

市原湖畔美術館は入館料200円(常設展・一般)、高滝ダム記念館は無料です。この記事は2026年9月2日時点で確認した内容です。

高滝湖の湖畔で釣りをする人(画像はイメージ)
高滝湖の湖畔。写真: Abasaa / Wikimedia Commons(Public domain)
目次

高滝湖はどんな湖?

高滝湖は、房総半島の中央部を流れる養老川を高滝ダムでせき止めてできた人造湖です。ダムは千葉県が管理し、堤高24.5m・堤頂長379m、総貯水容量は1,430万立方メートル(有効貯水容量1,250万立方メートル)、集水面積は107.1平方キロメートルです。目的は3つあります。洪水調節(毎秒610立方メートルを調節)、養老川の正常な機能維持(渇水時の農業用水などの安定取水)、そして水道用水の確保です。千葉県営水道に日最大95,000立方メートル、市原市営水道に日最大43,200立方メートルを供給し、1日あたり最大58万人分の生活用水をまかなっているとされています。鯉・フナ・ブラックバス・ワカサギなどが生息し、年間を通じて釣り人が訪れる湖として知られています。ヘラブナ釣りの推薦釣り場として釣り専門メディアでたびたび紹介されています。

湖の中に鎮座する高瀧神社

高滝湖のほぼ真ん中にあたる位置に、高瀧神社が鎮座しています。社伝では、白鳳元年に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀って「高滝神」と称したのが始まりとされ、その後、山背国(現在の京都府)の加茂社の神も合わせて祀られたと伝わります。平安時代の歴史書「日本三代実録」には、貞観10年(868年)9月17日に上総国の「高滝神」へ従五位下の神階が与えられたという記録があり、古くから朝廷にも認識されていた神社であることがわかります。現在の祭神は瓊瓊杵尊・玉依姫命・別雷命の3柱です。

社殿があるのは標高80mほどの松尾山で、ダムができる前から変わっていません。変わったのは参道です。1990年にダムが完成した際、参道の一部が湖に沈み、結果として鳥居が湖の上に立つ形になりました。秋の例大祭では、3基の神輿がこの湖上の鳥居をくぐります。普段は写真映えするスポットとしても知られています。

市原湖畔美術館|常設展は一般200円

湖畔に建つ市原湖畔美術館は、正式名称を「市原市水と彫刻の丘」といいます。現代美術を中心とした展示を行う美術館です。

項目内容
住所市原市不入75-1
開館時間平日10:00〜17:00、土曜・祝前日9:30〜19:00、日曜・祝日9:30〜18:00(最終入館は閉館30分前)
休館日月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始、メンテナンス休館
入館料常設展 一般200円・大学生高校生および65歳以上100円・中学生以下と障害者手帳提示は無料。企画展は展覧会ごとに別料金
駐車場無料(台数はこの記事では確認できていません)
電話0436-98-1525

この建物の前身は「市原市水と彫刻の丘」という施設で、1995年11月1日に開館しました。市原市の市制施行50周年にあわせて、2013年8月3日にリノベーションのうえ「市原湖畔美術館」として新装開館しています。リノベーションは公開コンペで設計者を選ぶ形をとり、231件の応募のなかから選ばれた設計室が手がけました。既存の建物からいったん仕上材をすべて剥がしてコンクリートの構造体だけを残し、そこに「アートウォール」と呼ばれる新しい壁を挿入して展示室やラウンジをつくり直しています。もとの建物を生かしたまま中身を大きく変える、という改修のしかたです。

企画展の入館料は展覧会ごとに変わるため、常設展の200円がそのまま企画展にも適用されるわけではありません。訪れる時期に開催中の展覧会によって料金が変わる点は、行く前に公式サイトで確認したほうが確実です。

高滝ダム記念館|入館無料、2階レストランは11時から

高滝ダム記念館の建物、2階にレストランの看板(画像はイメージ)
高滝ダム記念館。写真: Abasaa / Wikimedia Commons(Public domain)

美術館から見て湖の対岸側にあたる場所に、高滝ダム記念館があります。ダムの建設にまつわる資料などを展示する施設で、入館は無料です。

項目内容
住所市原市養老467
開館時間9:00〜17:00(2階レストランは11:00〜15:00)
休館日月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料無料
駐車場普通車21台・大型車3台
電話0436-98-0496

美術館は入館料がかかりますが、記念館は無料です。どちらも湖を眺められる立地なので、まず無料の記念館で湖の成り立ちを知ってから、有料の美術館で展示を見る、という順番で回ることもできます。

貸しボートで湖に出る

高滝湖では、貸しボート・サイクルボート・手漕ぎボートを扱う「高滝湖観光」が営業しています。予約は受け付けておらず、先着順での利用です。

項目内容
住所市原市養老1365-1
電話0436-98-1277
予約不可(先着順)
料金・営業時間この記事では確認できていません

注意点があります。予約を受け付けていないため、休日など混雑する時間帯に行くと、順番待ちになる可能性があります。ボートに乗る時間を確実に確保したい場合は、早めの時間に向かうことをおすすめします。

アクセスと駐車場

車の場合、圏央道 市原鶴舞ICから高滝ダム記念館まで約15分です。電車の場合、小湊鐵道 高滝駅から記念館まで徒歩約15分になります。3施設はいずれも高滝湖の周囲にありますが、それぞれ独立した駐車場を持っています。1か所に停めて全部を歩いて回れる距離かどうかは、この記事では確認できていません。

高滝駅は、市原ぞうの国への無料送迎バスの発着駅でもあります。電車で高滝湖と市原ぞうの国の両方をまわる場合、同じ駅が起点になります。

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回り方の例

電車で行く場合の動き方です。まず小湊鐵道 高滝駅で下車します。次に徒歩約10分から15分で高滝湖畔に着きます。まず無料の高滝ダム記念館で湖の成り立ちを見て、次に湖上の鳥居がある高瀧神社に立ち寄り、そのあとで市原湖畔美術館の展示を見る、という順番なら、無料の場所から先に回って、必要な分だけ入館料を使う形にできます。車で行く場合は、圏央道 市原鶴舞ICが最寄りのICになります。①施設ごとに駐車場が分かれているため、車を停め直しながら回ることになります。

季節ごとの高滝湖

高滝湖の周辺は、小湊鐵道沿線でも桜の名所のひとつに数えられています。湖畔にソメイヨシノが植えられており、春は花見のスポットになります。具体的な本数や見頃の時期は、2026年9月2日時点でこの記事では確認できていません。

夏から秋にかけては、貸しボートでの釣りが中心になります。鯉・フナ・ブラックバス・ワカサギなどが生息し、ヘラブナ釣りの推薦釣り場として釣り専門メディアでたびたび取り上げられる湖です。冬は空気が澄み、湖面が静かになる時期です。1年を通して違う顔を見せる湖、というのがこの場所の特徴です。

市原市の他の公園も見る

市原市には、高滝湖畔以外にも駐車場や設備が異なる公園が点在しています。市内の公園を横断して比較した記事もあわせてどうぞ。

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この記事で確認できていないこと

  • 市原湖畔美術館の駐車場台数
  • 高滝湖観光(貸しボート)の料金・営業時間・定休日
  • 3施設をまとめて徒歩で回れる距離かどうか
  • 市原湖畔美術館の企画展、2026年9月時点の開催内容と料金
  • 高滝湖畔の桜の本数と具体的な見頃時期
  • 高滝湖観光(貸しボート)の詳しい料金表

出典

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