TXの磁気きっぷ廃止は昨日9/30|今日10/1からQR乗車券に、柏の葉など早朝20%引きも

つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は、2026年9月30日(水)で磁気乗車券を発売終了し、2026年10月1日(木)の今日からQRコードを使った「QR乗車券」に切り替えます。公式発表によると、9月30日のうちに買った普通乗車券(片道)は、未使用のまま10月1日を迎えると自動改札機では使えなくなり、窓口での代替利用は案内されていません。一方、通学用割引回数乗車券・障がい者用割引回数乗車券・入場券は、9月30日までに購入したものなら有効期間内は使えますが、10月1日以降は自動改札機を通れず、ごあんないカウンターの係員に呈示して利用する形になります。同じ10月1日からは、柏の葉キャンパス・柏たなか・流山おおたかの森・流山セントラルパーク・南流山を含む早朝の駅利用でクレジットカードのタッチ決済運賃が20%割引になるキャンペーンも始まります。それぞれの内容と、柏市・流山市の利用者が知っておきたい点をまとめます。

目次

磁気きっぷはどうなる?いつから使えなくなる?

首都圏新都市鉄道の報道発表(2026年1月14日付)によると、2026年10月1日(木)初列車からQRコードを使った「QR乗車券」システムが導入されます。自動券売機で発売する普通乗車券が対象で、磁気乗車券を自動改札機へ投入する方式から、QRコードを自動改札機のQRリーダーにタッチする方式に変わります。

  • 磁気の普通乗車券:2026年9月30日(水)発売終了。10月1日(木)からはQR乗車券に切り替わり、それ以降は磁気乗車券のままでは自動改札機を通れなくなります
  • 通学用割引回数乗車券・障がい者用割引回数乗車券・入場券:2026年9月30日(水)発売終了。10月1日以降も紙の券としては発売が続きますが、自動改札機では使えず、ごあんないカウンターの係員に呈示して利用する形になります
  • 磁気定期乗車券:2026年3月13日(金)に発売終了済み。10月1日以降はICカードの定期券のみが使えます(3月13日までに購入した磁気定期券は、有効期間が終わるまではそのまま使えます)

他社が発行した磁気連絡定期券も、10月1日以降はTX線内で自動改札機が使えなくなるため、ごあんないカウンターでの呈示利用が必要です。新御徒町駅B3階の都営大江戸線のりかえ専用改札も、10月1日からICカード専用に変わります。「TX!1日乗り放題きっぷ」のような企画乗車券がQR乗車券に対応するかどうかは、報道発表に「今後決定次第お知らせいたします」とあるのみで、2026年9月27日時点で公式からの具体的な案内はまだ確認できていません。

つくばエクスプレス 柏の葉キャンパス駅
柏の葉キャンパス駅のコンコース。写真: Nesnad/CC BY 4.0(Wikimedia Commons)

手元に磁気の回数券・入場券が残っている場合はどうなる?

首都圏新都市鉄道の報道発表によると、2026年9月30日までに購入した磁気乗車券の扱いは、券の種類によって異なります。

  • 普通乗車券(片道):10月1日以降、未使用のまま持っていても自動改札機では使えません。窓口での代替利用については報道発表に記載がなく、2026年9月30日時点でこの記事では確認できていません
  • 通学用割引回数乗車券・障がい者用割引回数乗車券・入場券:10月1日以降も、有効期間内であれば紙の券のまま使えます。ただし自動改札機は通れないため、ごあんないカウンターの係員に券を呈示して利用する形になります
  • 磁気定期乗車券:2026年3月13日までに購入した分は、有効期間が終わるまでそのまま使えます(この券種はすでに新規発売を終えています)

報道発表に払い戻しの案内はありません。2026年9月30日に購入した普通乗車券を使い切れなかった場合は、購入した駅の窓口に確かめてください。

2025年1月28日付と2026年1月14日付の2つのページで照らし合わせると、当初「2026年秋〜」とだけ案内されていた本稼働時期が、後の発表で「2026年10月1日(木)初列車より」と具体的な日付に確定していたことがわかります。券種ごとの扱いの違いも、2026年1月14日付の発表で初めて別紙として詳しく示されました。

交通系ICカードを持っていない人・子ども・外国人観光客はどう乗る?

10月1日以降も、交通系ICカードを持っていない人の乗車方法自体は大きく変わりません。首都圏新都市鉄道の報道発表によると、QR乗車券は「自動券売機から発券する普通乗車券」を置き換えるもので、購入場所は今までと同じ自動券売機のままです。変わるのは、改札を通る方法だけです。

  • 購入方法:今までどおり、駅の自動券売機で行き先の運賃を選んで購入します
  • 改札の通り方:磁気乗車券のように自動改札機へ投入するのではなく、QRコードが印字された券を自動改札機のQRリーダーにタッチ(かざす)する方式に変わります

子どもや訪日外国人観光客など、交通系ICカードを持たない人も、これまでと同じ場所で切符を買う操作自体は変わらず、改札での通し方だけがQRタッチに変わる形です。券売機の操作画面がどう変わるかの詳細は、2026年9月30日時点で公式からの案内は確認できていません。

なぜ磁気きっぷをやめるのか

報道発表によると、磁気乗車券は自動改札機へ投入する仕組み上、機器の不具合による券詰まりなどのトラブルが起きていたため、QRコードの読み取り方式に変えるとされています。あわせて、磁気乗車券の用紙は金属を含みリサイクル時に磁気層の分離・廃棄が必要なため、環境負荷の低い用紙への置き換えも理由に挙げられています。

早朝の20%割引キャンペーンはどんな内容?

もう1つ、同じ10月1日から始まるのが「クレカタッチでゆとり通勤キャンペーン」第2弾です。首都圏新都市鉄道の報道発表(2026年9月18日付)によると、概要は次のとおりです。

  • 実施期間:2026年10月1日(木)〜2027年1月31日(日)の平日(祝日も含む)
  • 対象決済:クレジットカード等のタッチ決済(Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯)
  • 特典:普通旅客運賃(10円単位運賃)から20%割引

柏市・流山市に関わる駅の入場時刻の条件は、駅によって異なります。

  • 始発〜午前6時30分までに入場:柏たなか、柏の葉キャンパス、流山おおたかの森(このほかつくば、研究学園、万博記念公園、みどりの、みらい平、守谷も対象)
  • 始発〜午前7時00分までに入場:流山セントラルパーク、南流山(このほか三郷中央、八潮、六町、青井も対象)

対象の出場駅は秋葉原・新御徒町・浅草・南千住・北千住の5駅です。2026年5月〜7月に行われた第1弾では、流山セントラルパーク駅〜青井駅の各駅は「6時30分までに入場」が条件でしたが、第2弾では「7時00分までに入場」に緩和されています。一方、つくば駅〜流山おおたかの森駅の各駅は6時30分までのまま変更されていません。柏たなか・柏の葉キャンパス・流山おおたかの森は6時30分、流山セントラルパーク・南流山は7時00分と、駅によって条件が異なる点に注意してください。

つくばエクスプレス 流山おおたかの森駅ホーム
流山おおたかの森駅のホーム(秋葉原方面)。写真: くろふね/CC BY 3.0(Wikimedia Commons)

実際の運賃はいくら安くなる?第1弾との違いは

この「クレカタッチでゆとり通勤キャンペーン」は今回が初めてではなく、前回にあたる第1弾が2026年5月11日〜7月31日の平日に行われています。ケータイWatch(2026年4月22日付)によると、第1弾では例えば、つくば駅から秋葉原駅まで利用した場合は通常1,280円の運賃が1,030円に、流山おおたかの森駅から北千住駅までの利用では580円が470円になったとされています。20%引き後、10円未満の端数は切り上げで計算されます。事前の登録やチャージは不要で、対象のカードやスマートフォンで改札機の専用端末にタッチするだけで自動的に割引が適用され、改札機のディスプレイには割引前の運賃が表示されますが、実際の決済では割引後の金額が請求される仕組みだったと報じられています。

ケータイWatch(2026年4月22日付)の報道では、第1弾は「実証実験として行われるキャンペーン」と説明されていました。一方、首都圏新都市鉄道の2026年9月18日付の発表では「クレカ乗車を活用した混雑緩和施策を継続実施」という見出しになっており、「実証実験」という語は使われていません。

2つのキャンペーン・制度は関係している?

QR乗車券への切り替えと、クレカタッチでゆとり通勤キャンペーンは、どちらも首都圏新都市鉄道が発表したものですが、別々の施策です。QR乗車券は券売機で購入する普通乗車券の仕組み自体を変えるもので、クレカタッチキャンペーンはクレジットカード等のタッチ決済で直接改札を通る「クレカ乗車」の利用者を対象にした運賃割引です。たまたま同じ2026年10月1日に始まりますが、適用の対象も条件も異なるため、混同しないよう注意してください。クレカタッチキャンペーンの割引を受けるには、磁気乗車券やQR乗車券ではなく、タッチ決済対応のカードやスマートフォンで直接改札を通る必要があります。

あわせて読みたい

※この記事はジモはるが2026年9月27日時点で確認できた内容です。最新の案内はつくばエクスプレス公式サイトでご確認ください。

出典:2026年10月1日(木)よりQR乗車券システムを導入します(首都圏新都市鉄道・2026年1月14日付)/クレジットカード等によるタッチ決済システムとQR乗車券システムの本稼働を目指します(首都圏新都市鉄道・2025年1月28日付)/クレカ乗車を活用した混雑緩和施策を継続実施「クレカタッチでゆとり通勤キャンペーン」第2弾を開始します(首都圏新都市鉄道・2026年9月18日付)/つくばエクスプレス、「クレカ乗車」で運賃20%割引の早朝キャンペーン(ケータイWatch・2026年4月22日付)

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