内房の大きな3施設は、どれも犬を連れて入れます。ただし条件がまるで違います。
いちばん大きな差は「園内を歩かせられるかどうか」です。東京ドイツ村は歩行ができません。ペットカートかバッグに入れての移動になります。マザー牧場とクルックフィールズはリードを付けて歩けます。
もうひとつは証明書です。ドイツ村のドッグランは混合ワクチンと狂犬病予防接種の証明書を2枚とも持参しないと使えません。
3施設の犬のルールをならべます

| 施設 | 園内を歩けるか | 犬の料金 | 証明書 |
|---|---|---|---|
| マザー牧場(富津) | 歩ける(リード必須) | 1頭700円 | 狂犬病など予防接種が必要 |
| クルックフィールズ(木更津) | 歩ける(エリア制限あり) | 1頭500円 | 狂犬病の接種が1年以内 |
| 東京ドイツ村(袖ケ浦) | 歩けない カートかバッグで移動 | 入園料は確認できず ドッグラン1,000円 | 混合ワクチン+狂犬病 どちらも1年以内・証明書持参 |
補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)は3施設とも別扱いです。マザー牧場は入場無料、ドイツ村は歩行の制限から除外されます。
東京ドイツ村は、園内を歩かせられません
ここを知らずに行くと困ります。ドイツ村は「わんちゃんランド以外はペットカートやバッグに入れてご移動ください。歩行はご遠慮いただいております」と案内しています(補助犬は除く)。
つまり広い園内を犬と散歩する使い方ができません。犬を歩かせられるのは、園内の「わんちゃんランド」という区画の中だけです。
ドイツ村は「車のまま入場できるので、わんちゃんと一緒にご来園できます」という説明の仕方をしています。駐車場が園内にあるため、車から降りてカートに移す形になります。カートを持っていない人は、事前に用意が必要です。
ドイツ村のドッグランは1日1,000円。年パスは3,000円
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ドッグラン | 1,000円(1頭・1日) |
| ドッグランの年間パスポート | 3,000円(1頭) |
| わんちゃんふれあい体験 | 1名800円 |
| ドッグランの営業時間 | 10:00〜16:30 |
ドッグランの年間パスポート3,000円は、1日1,000円の3回分です。4回目から得になります。
ドッグランは3つのエリアに分かれています。
| エリア | 広さ |
|---|---|
| 小型犬用 | 約1,000㎡ |
| 中・大型犬用 | 約1,000㎡ |
| 全犬種用 | 約4,000㎡ |
全犬種用が約4,000㎡で、小型犬用・中大型犬用のそれぞれ4倍の広さです。全面芝生と案内されています。
ドイツ村のドッグランは、証明書が2枚要ります
ここが厳しい条件です。ドイツ村のドッグランは「混合ワクチン接種証明書」と「狂犬病予防接種証明書」の両方が必要で、どちらも接種日が1年以内でなければなりません。
施設は「保健所の指導により」この条件を設けていると説明しています。接種が受けられない場合は「猶予証明書」が必要です。
そのほかの条件です。
- しつけの行き届いた犬であること
- ヒート中(発情期)でないこと
- 犬同士の事故は飼い主の自己責任
- 小学生以下の参加者には保護者の同伴が必要(1歳以上は有料)
- 悪天候時は営業中止の場合あり
なお施設は動物愛護法の改正により、犬の預かりを2025年10月31日をもって終了したと告知しています。小型犬エリア・中大型犬エリア・全犬種エリアは通常どおり使えます。

マザー牧場は歩けます。ただし巻き取り式リードは不可
マザー牧場はドッグラン以外は必ず抜けない首輪もしくはハーネスとリードを付ける決まりです。
巻き取り式のリードは使えません。施設は「事故発生の可能性が高いため」と理由を書いています。伸縮リードを普段使っている人は、当日別のリードを持っていく必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 犬の入場料 | 1頭700円 |
| 2年間パスポート(犬) | 1,800円(700円の2.57回分。3回目から得) |
| リード | 抜けない首輪またはハーネス+リード。巻き取り式は不可 |
| 補助犬 | 入場無料 |
| 宿泊 | ペット同伴の宿泊についての規約が別にあります |
マザー牧場で、犬を近づけてはいけない場所
広い場内のうち、犬を連れて行けない場所が決まっています。
- アグロドーム
- アグロドームの牧柵
- ひつじの牧場
- ひつじの大行進のとき
- みどりのひろばで羊を放牧しているとき
羊に関わる場所と時間が集中して禁止されています。ひつじの大行進は人気の催しなので、犬連れの場合は誰かが交代で犬を見る前提になります。
飲食についても決まりがあります。場内の飲食施設・売店の中に犬を連れて入ることはできません。ただし指定された屋外席なら食事ができます。
クルックフィールズは、店内が完全にNGです
クルックフィールズは1頭500円で、3施設のなかでいちばん安い設定です。ただし店内の扱いが厳しくなっています。
施設は「店内へは、盲導犬/聴導犬/介助犬以外はどのような状態でも入店できません」と書いています。「どのような状態でも」なので、抱っこでもカートでも入れません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 1頭500円 |
| 必須条件 | 1年以内に狂犬病の予防接種をしていない犬は入場不可(獣医師の判断により不要な場合を除く) |
| 手続き | 入場時に「利用確認書」の確認と署名 |
| 会員資格 | メンバーでなくても同伴できます |
| 持ち物 | マナーバッグ・水飲み器・マナーボトル・リード |
| エリア | 犬同伴で入れるエリアに制限あり(施設がマップを配布) |
| 宿泊 | ペット同伴での宿泊施設の利用は不可 |
施設は「犬の盗難、脱走など敷地内における全ての事故・トラブルについて、一切の責任を負いません」と明記しています。排泄物の持ち帰りは必須です。
3施設に共通するのは狂犬病の予防接種です
条件はそれぞれ違いますが、狂犬病の予防接種だけは3施設とも求めています。
| 施設 | 狂犬病についての条件 |
|---|---|
| マザー牧場 | 狂犬病など予防接種を受けていない犬は入場不可 |
| クルックフィールズ | 1年以内に接種していない犬は入場不可 |
| 東京ドイツ村(ドッグラン) | 1年以内の証明書を持参。混合ワクチンの証明書も必要 |
狂犬病の予防注射は毎年受けるものです。木更津市の場合、集合注射は毎年4月に市内の会場で実施されます。
4月を逃して動物病院で受けた場合は、注射済票の交付に別途550円がかかります(木更津市・2026年8月20日更新)。犬の登録そのものは1件3,000円、鑑札の再交付は1,600円、注射済票の再交付は340円です。
契約している動物病院なら、注射済票の交付をその場でしてもらえます。市役所へ行く手間が省けるので、動物病院で受けるときは対応しているか聞いてみてください。
メス犬の発情期は、どこも入れません
見落としやすい共通条件です。
- マザー牧場——メス犬は発情期および発情から2週間経過していない場合は入場できません
- 東京ドイツ村——ドッグランはヒート中でないことが条件です
マザー牧場はさらに「犬、家畜及び人にうつる可能性のある病気や寄生虫に感染している犬は入場できません」としています。羊や牛がいる施設なので、家畜への感染も想定した書き方になっています。
行く前に、この順番で確認します
- まず狂犬病の接種日を確認する。3施設とも必要で、クルックフィールズとドイツ村は「1年以内」が条件です
- 次に歩かせたいかどうかで決める。散歩したいならマザー牧場かクルックフィールズ。ドイツ村は歩行できません
- ドイツ村へ行くならペットカートかバッグを用意する。これがないと車から出せません
- ドイツ村のドッグランを使うなら証明書を2枚持つ。混合ワクチンと狂犬病の両方です
- マザー牧場へ行くなら巻き取り式でないリードを用意する。普段が伸縮リードなら別のものが要ります
- メス犬は発情期を避ける。マザー牧場は発情から2週間経過していないと入れません
- 食事は屋外席を前提に。3施設とも店内は基本的に入れません
この記事で確認できなかったこと
- 東京ドイツ村の犬の入園料。ドッグランの1,000円は公表されていますが、園内へ犬を連れて入ること自体に料金がかかるかどうかは確認できませんでした
- クルックフィールズのドッグランの有無。この記事では確認していません
- マザー牧場のドッグランの料金と広さ。ドッグランがあることは案内されていますが、この記事では料金を確認していません
- 各施設で犬が入れるエリアの具体的な範囲。マザー牧場とクルックフィールズはどちらもマップで案内しており、この記事では扱っていません
- マザー牧場のペット同伴宿泊の条件。同意書が別にあります
- 猫やその他のペットの扱い。クルックフィールズは「犬のみ」と明記しています。他2施設は確認していません
料金と条件は2026年9月1日時点で各施設が公表している内容です。犬のルールは事故があると変わります。出かける前に各施設の公式サイトで確認してください。
出典
あわせて読みたい
- 内房3施設の年パスは何回で元が取れる|クルック2回・マザー牧場3回・ドイツ村4回
- マザー牧場は家族3人+車で5,500円|2年パスは3回目から得、犬は700円
- クルックフィールズは千葉県民なら初回から損しない|入場800円が300円に
- 袖ケ浦の公園3つは性格が違います|海浜は251台無料、百目木にドッグラン
- 濃溝の滝は9月のお彼岸が狙い目|日の出は5時25分ごろ、5連休は早朝から混みます。駐車場130台無料
市原市の公園6つ|スポレクパークの天然芝は9月下旬から休み、養老川臨海はドローン禁止
9月に内房で始まるもの|9/12マザー牧場のさつまいも掘り、9/19ドイツ村で5,000発の花火



