内房の公立高校、定員が減るのは3校|市原緑・市原八幡・天羽が各40人減、検査は2/16-17

千葉県立市原緑高等学校の校舎。令和9年度に募集定員が40人減る

令和9年度(2027年春入学)の千葉県公立高校の募集定員が、2026年8月19日に発表されました。

県立全日制は前年から720人・18学級の減です。内房で減るのは市原緑高校・市原八幡高校・天羽高校の3校で、いずれも40人(1学級)ずつです。

学力検査は令和9年2月16日(火曜日)と17日(水曜日)、合格発表は3月2日(火曜日)です。

目次

内房で定員が減るのは市原緑・市原八幡・天羽の3校

高校学科令和8年度令和9年度増減
市原緑普通科12080−40
市原八幡普通科200160−40
天羽(富津市)普通科12080−40
木更津普通科・理数科280・40280・400
木更津東普通科・家政科120・40120・400
君津普通科・園芸科240・40240・400
君津商業商業科・情報処理科160120・400
君津青葉総合学科1201200
袖ヶ浦普通科・情報コミュニケーション科240・40240・400
市原普通科・園芸科80・4080・400
京葉普通科1201200
姉崎普通科1201200

内房12校のうち、減るのは3校です。ほかの9校は前年と同じ人数です。

3校とも普通科で、40人ちょうど(1学級分)です。

県全体では県立が26,400人(660学級)、市立が1,920人(48学級)で、合わせて28,320人(708学級)。前年度の県立27,120人から720人・18学級の減です。

1学級減ると、倍率はどう動くか

ここは試算です。令和8年度の志願者数がそのまま来た場合に、定員だけが減ると倍率がどうなるかを計算しました。予測ではありません。

高校令和8年度の実績令和9年度の定員同じ志願者数なら
市原緑定員120・志願97 → 0.81倍801.21倍
市原八幡定員200・志願199 → 1.00倍1601.24倍
天羽定員120・志願56 → 0.47倍800.70倍
令和9年度に定員が減る内房の3校。市原緑120→80人、市原八幡200→160人、天羽120→80人
市原緑・市原八幡・天羽が各40人(1学級)減。同じ志願者数なら倍率は1.21倍・1.24倍・0.70倍になる計算です

定員割れだった市原緑が、同じ志願者数でも1.21倍になります。市原八幡は1.00倍から1.24倍です。

天羽は0.47倍から0.70倍で、定員が減っても計算上はまだ定員に届きません。ただし1学級ぶん枠が狭くなったことは変わりません。

実際の倍率は、志願者数が動くので変わります。定員が減ったことを知って志願を避ける人が出れば、倍率は上がりません。逆に、他校の定員も県内で減っているので、押し出された志願が集まることもあります。

この2校を考えている場合、去年の倍率をそのまま見ないでください。定員が違います。

令和8年度(2026年春)の確定倍率|内房12校

去年の実績です。千葉県教育委員会が令和8年2月13日に公表した志願者確定数によります。

高校学科募集人員志願者確定数倍率
袖ヶ浦情報コミュニケーション科40561.40
木更津普通科2803851.38
木更津理数科40551.38
袖ヶ浦普通科2402931.22
木更津東家政科40421.05
君津普通科2402501.04
京葉普通科1201211.01
市原八幡普通科2001991.00
姉崎普通科1201150.96
木更津東普通科1201110.93
君津園芸科40370.93
君津商業商業科・情報処理科1601380.86
市原緑普通科120970.81
君津青葉総合学科120720.60
市原普通科80420.53
天羽普通科120560.47
市原園芸科40110.28
内房の公立高校17学科の令和8年度志願確定倍率。袖ヶ浦の情報コミュニケーション科1.40倍から市原の園芸科0.28倍まで
令和8年度の志願確定倍率。縦の赤線が1.00倍で、1.00倍以上だったのは内房17学科のうち8学科でした

いちばん高いのが袖ヶ浦の情報コミュニケーション科で1.40倍いちばん低いのが市原の園芸科で0.28倍5倍の開きがあります。

県全体の一般入学者選抜等(定時制を含む公立の総合計)は30,400人の定員に対して志願者32,829人で1.09倍でした。内房で県平均を超えたのは4学科です。

木更津の普通科は1.38倍で105人が定員を超えました

木更津高校の普通科は募集280人に対して志願385人105人が定員を超えて出願しています。理数科も40人に対して55人で1.38倍でした。

内房で唯一、普通科と理数科の両方が1.38倍という結果です。

市原八幡は199人で、定員にあと1人でした

市原八幡の普通科は募集200人に対して志願199人。倍率はちょうど1.00と表示されていますが、実際は定員に1人足りません。

この学校が令和9年度に160人(40人減)になります。

令和9年度の日程|検査は2月16日と17日

千葉県教育委員会が令和7年12月18日に公表した日程です。

手続き日程
志願者情報の登録・入学検査料の納付令和9年1月12日(火)〜2月1日(月)
出願書類(調査書等)の提出2月2日(火)〜2月4日(木)
志願または希望の変更2月9日(火)・10日(水)
本検査2月16日(火)・17日(水)
追検査の受付2月19日(金)・22日(月)
追検査2月25日(木)
入学許可候補者の発表3月2日(火)

1日目に国語・数学・英語、2日目に理科・社会と学校設定検査です。

第2次募集と通信制の日程

区分日程
第2次募集・通信制二期の出願令和9年3月2日(火)〜3月4日(木)
出願書類の提出3月5日(金)
検査3月10日(水)
発表3月12日(金)
通信制三期の検査令和9年4月9日(金)
通信制四期(秋季)の検査令和9年9月3日(金)

第2次募集の出願は、発表と同じ3月2日から始まります。不合格だった場合に動ける時間は3日間です。

通信制については市原市から通える通信制高校の記事にまとめています。

学校設定検査は学校ごとに違います

2日目の午後に行う「学校設定検査」の中身が、学校によって変わります。千葉県教育委員会が令和8年7月8日に公表したものです。

高校学科学校設定検査
木更津普通科・理数科作文
君津商業商業科・情報処理科自己表現
木更津東普通科・家政科自己表現
君津普通科自己表現
君津園芸科面接
君津青葉総合学科面接
袖ヶ浦普通科・情報コミュニケーション科自己表現
市原緑普通科面接
姉崎普通科面接、自己表現
市原八幡普通科自己表現

内房で作文なのは木更津高校だけです。

君津高校は同じ学校のなかで学科によって違います。普通科は自己表現、園芸科は面接です。

姉崎高校は面接と自己表現の両方が挙げられています。

準備するものが学校で変わるということです。志望校が決まったら、その学校の検査内容を必ず確認してください。

知らないと出願できない3つのこと

募集定員の一覧には記号が付いていて、それぞれ意味があります。内房に関係するのは3つです。

1. 木更津東高校は女子のみの募集です

定員一覧で木更津東高校には「*」印が付いています。千葉県教育委員会の注記では「*印は、女子のみを募集する学校を示す」とされています。

普通科120人・家政科40人とも女子のみです。定時制の普通科40人も同じ学校にあります。

2. 市原高校は地域連携アクティブスクールです

市原高校には「♮」印が付いています。注記では「地域連携アクティブスクールの入学者選抜を行う」学校です。県内では泉・船橋古和釜・行徳・流山北・天羽・市原の6校が該当します。

天羽高校(富津市)も同じ扱いです。そして天羽高校は令和9年度に定員が120人から80人へ40人減ります。令和8年度は120人の募集に対して志願56人(0.47倍)でした。

この選抜は一般入学者選抜とは方式が違います。詳細は令和9年度の入学者選抜実施要項を確認してください。この記事では選抜の中身までは扱っていません。

3. 君津商業はくくり募集です

君津商業高校の「商業科」と「情報処理科」はくくり募集です(「☆」印)。

令和8年度は160人を一括で募集し、志願138人で0.86倍でした。令和9年度は定員の表記が商業科120・情報処理科40に分かれていますが、注記ではくくり募集の対象として挙げられています。

学科を選んで出願するのか、入学後に分かれるのかは、募集要項で確認してください。

9月にやること

  1. まず志望校の定員を見る。市原緑・市原八幡・天羽は40人減っています。去年の倍率をそのまま使えません
  2. 学校設定検査の中身を確認する。木更津は作文、君津は学科で違います
  3. 日程を家族で共有する。登録は1月12日から、検査は2月16日・17日、発表は3月2日です
  4. 2学期の成績を確認する。調査書は2月2日から4日に提出されます
  5. 第2次募集の日程も見ておく。発表と同じ3月2日から出願が始まります

1番目がいちばん見落としやすいところです。塾や進路資料の倍率は前年度のもので、定員が変わった学校では意味が変わります。

成績の相談先|まず学校と、公的な窓口から

順番があります。

  1. 在籍している中学校の進路指導。調査書を書くのは中学校です。校内の実力テストの結果と過去の進学実績を持っているのも中学校です
  2. 千葉県教育委員会の公表資料。倍率・日程・検査内容はすべて無料で公開されています。この記事の出典も全部そこです
  3. 各高校の学校説明会。学校設定検査の内容や求める生徒像は、説明会で直接聞くのがいちばん確実です
  4. 市の教育相談窓口。学校に相談しづらい事情がある場合の窓口です。市原市の相談窓口一覧にまとめています
  5. それでも学習面で行き詰まったときに、塾や家庭教師という手段があります

1から4は費用がかかりません。先に全部当たってください。

通塾が続かない地域だという前提

内房は車の送迎が前提の地域です。市原・君津・富津は特に、駅から離れた住宅地から塾まで親が送り迎えすることになります。週2回の送迎が続かずに通塾が止まるというのが、この地域でいちばん多い挫折の形です。

市原市内の塾については市原市の学習塾・個別指導まとめに地区別で載せています。まず通える場所にある塾を見てください。

送迎が難しい場合や、部活の時間と合わない場合に、自宅で受ける形という選び方があります。家庭教師ファースト実際に担当する教師による無料体験を受けられます。合わなければ断れます。

担当の先生の無料体験を受けてみる

ただし順番は変えないでください。調査書を書くのは中学校です。進路の相談は、まず担任と進路指導の先生にしてください。塾や家庭教師は学習の手段であって、進路を決める窓口ではありません。

この記事の要点

知りたいこと答え
内房で定員が減る高校は市原緑・市原八幡・天羽の3校。各40人(1学級)
県全体では県立全日制が720人・18学級の減(27,120→26,400)
学力検査はいつ令和9年2月16日(火)・17日(水)
合格発表は3月2日(火)
去年いちばん高かった倍率は袖ヶ浦の情報コミュニケーション科 1.40倍
木更津高校は普通科・理数科とも1.38倍。学校設定検査は作文
木更津東高校は女子のみの募集

この記事で確認できなかったこと

  • 令和9年度の学校設定検査の配点と実施日の詳細。検査の種類のみを確認しています
  • 地域連携アクティブスクールの選抜方法。市原高校・天羽高校が該当することは確認しましたが、選抜の中身は扱っていません
  • 君津商業のくくり募集の出願方法。令和9年度の定員表記は学科別に分かれていますが、注記ではくくり募集の対象です
  • 市原緑・市原八幡の定員が減った理由。県の資料には学級数の増減のみが示されています
  • 令和9年度の志願倍率。まだ出願前です。志願状況の公表は例年2月です
  • 私立高校の日程と定員。この記事は公立のみを扱っています
  • 木更津東高校の定時制。普通科40人の募集があり、令和8年度は志願22人(0.55倍)でしたが、この記事は全日制を中心に扱っています
  • 各校の合格者の平均点や内申の目安。県は公表していません

内容は2026年9月1日時点で千葉県教育委員会が公表しているものです。日程の公表は令和7年12月18日、検査の内容は令和8年7月8日、募集定員は令和8年8月19日(ページ更新は8月20日)、令和8年度の志願者確定数は令和8年2月13日の公表によります。出願前に必ず県の実施要項をご確認ください。

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出典

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