中学の給食費は君津・富津が0円、木更津6,000円|内房5市で分かれました

内房5市の学校給食費

令和8年度(2026年度)、内房5市の学校給食費は小学校でほぼ横並びになり、中学校で分かれました。

君津市と富津市は中学校も0円。木更津市は月6,000円、袖ケ浦市は月4,650円のままです。同じ内房で、中学生の子どもがいる家庭の年間負担が5万円以上ちがいます。

目次

令和8年度、中学校の給食費で分かれました

小学校中学校備考
君津市0円0円中学校は令和8年度限定
富津市0円(令和8年度から)0円中学校はすでに実施中・手続き不要
袖ケ浦市0円月4,650円中学校は据え置き
木更津市0円(実質無償)月6,000円1食320円
市原市確認できず無償化のページが「公開期間外」

小学校は、確認できた4市すべてで0円になりました。木更津市は国の「給食費負担軽減交付金」と「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を使って実質無償にしています。

分かれたのは中学校です。君津市と富津市が0円、袖ケ浦市が月4,650円、木更津市が月6,000円。木更津市と袖ケ浦市の差は月1,350円です。

学校給食の一例。木更津市の単価は小学校265円、中学校320円です。画像はイメー
学校給食の一例。木更津市の単価は小学校265円、中学校320円です。画像はイメージ/写真: Douglas P Perkins・CC BY 3.0

木更津市は小学校だけ。中学校は1食320円のままです

項目小学校中学校
1食あたり265円320円
月額5,000円6,000円
令和8年度実質無償負担あり

引き落としは3月期を除き、4月と8月を除く毎月の月末です。市の公式ページは2026年9月1日に更新されており、令和8年度は「公立小学校に在籍する児童に係る学校給食費の保護者負担分を実質無償とします」と書かれています。

問い合わせは学校給食課の給食係(0438-23-8440)または栄養係(0438-23-8709)です。

君津市は小中とも0円。ただし中学校は令和8年度だけです

君津市は令和8年度から小学校児童の給食費を無償化し、あわせて国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用して、令和8年度限定で中学校生徒の給食費も無償化しています。どちらも保護者負担は0円です。

ここは読み分けが必要です。市は「令和9年度以降の学校給食費保護者負担額については、現時点では未定」と書いています。中学校の0円が来年も続く保証はありません。

なお市は「引き続き口座の登録にご協力ください」としています。無償になっても口座振替の登録は残しておくよう案内されている形です。ページの更新は2026年5月1日、問い合わせは総務課(0439-56-1581)です。

富津市の中学校は手続き不要。ただし市外在住は対象外です

富津市は中学校の給食費をすでに無償にしています。対象は「市内在住の富津市立中学校に在学している中学生」で、手続きは不要です。

ここに条件があります。市外在住者は対象外です。富津市立の中学校に通っていても、住民登録が市外なら無償になりません。

項目内容
無償化前の月額小学校 4,600円/中学校 5,700円
中学校無償(手続き不要、市内在住であること)
小学校令和8年度から無償
生活保護の教育扶助費を受給教育扶助費からの代理納付のため徴収しない
他の給付金を受けている場合給付額を控除した残額が無償化の対象
問い合わせ教育部学校教育課 0439-80-1343

富津市には第3子以降の給食費を無償にする制度も別にあり、市立小中学校に通う第3子以降が対象です。

小学校のランチルーム。袖ケ浦市の中学校の月額4,650円は、年間の給食実施日数を
小学校のランチルーム。袖ケ浦市の中学校の月額4,650円は、年間の給食実施日数を11か月で割って算出されています。画像はイメージ/写真: Douglas P Perkins・CC BY 3.0

袖ケ浦市は、中学生が第3子以降なら申請が要ります

袖ケ浦市の令和8年度は小学校0円、中学校は月4,650円です。中学校の月額は年間の給食実施日数を11か月で割って算出されています。

ここが見落としやすいところです。市は第3子以降の給食費を免除していますが、申請の要否が小学生と中学生で違います。

対象令和8年度の負担申請
第3子以降の小学生もともと0円不要
第3子以降の中学生免除の対象必要

中学生が第3子以降にあたる家庭は、申請しなければ月4,650円を払い続けることになります。問い合わせは学校給食センター(0438-62-5822)です。ページの更新は2026年4月15日でした。

市原市の公式ページは、平成26年の単価のままです

市原市は、この記事で扱った5市のうち唯一、令和8年度の給食費を確認できませんでした。

市のサイトには「学校給食費の無償化について」「市原市の小学校・中学校の給食費完全無料化について」というページが存在しますが、2026年9月1日にアクセスするとどちらも「該当するページは公開期間外です」と表示されます。

読める状態にある「学校給食の情報」のページは2019年6月19日の掲載で、書かれている単価は平成26年(2014年)4月の改定内容でした。

種別平成26年3月まで平成26年4月から
小学校250円257円
中学校295円303円

この改定は消費税が5%から8%に上がったことに伴うもので、増税分の3%を反映させたものです。市原市は月ごとの納付額を定額にし、年度末に精算する方式をとっています。

この257円・303円が現在の単価かどうかは、この記事では判断できません。12年前の数字です。学校保健課(0436-23-9847)へ直接お尋ねください。

市原・君津・袖ケ浦を含む7市が、国へ要請しています

この差が生まれる背景に、市の財政区分があります。

2025年12月5日(金)、千葉県内の普通交付税不交付団体である7市が連名で、文部科学省へ緊急要請を行いました。表題は「学校給食無償化は国の責任で」です。

項目内容
日付2025年12月5日(金)
連名した7市市川市、成田市、市原市君津市、浦安市、印西市、袖ケ浦市
要請先文部科学省
内容学校給食の無償化に関する制度設計と財源措置について

内房5市のうち3市が、この7市に入っています。市原市・君津市・袖ケ浦市です。7市はいずれも普通交付税の不交付団体という立場で連名しました。

木更津市と君津市が令和8年度の無償化に使っているのは国の交付金です。木更津市は「給食費負担軽減交付金」と「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」、君津市は「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を挙げています。単年度の交付金で回している部分があるため、翌年度の継続が約束されていないという構図になります。

令和9年度は、3市とも「未定」です

この記事でいちばん注意してほしいのは、今の0円が来年も続くとは限らないことです。

  • 君津市——「令和9年度以降の学校給食費保護者負担額については、現時点では未定」
  • 袖ケ浦市——「令和9年度の学校給食費保護者負担額については、国施策の動向や食材料費の推移によることから、現時点で未定」
  • 木更津市——令和8年度の小学校を「実質無償」とする記載のみ

とくに君津市の中学校は「令和8年度限定」と明記されています。中学1年・2年の保護者は、来年度に負担が戻る可能性を見ておいてください。

引っ越しを考えているなら、この順番で確認します

  1. まず子どもの学年を見る。小学校なら4市とも0円で差が出ません。差が出るのは中学校です
  2. 次に中学校の額を比べる。君津市・富津市は0円、袖ケ浦市は月4,650円、木更津市は月6,000円です
  3. そのうえで来年度を確認する。君津市の中学校は令和8年度限定。0円が続く前提で計算しないでください
  4. 第3子以降なら申請の要否を見る。袖ケ浦市は中学生だけ申請が必要です
  5. 市外から通学する場合は対象外になることがあります。富津市は「市内在住」が条件です

この記事で確認できなかったこと

  • 市原市の令和8年度の給食費と無償化の有無。該当ページが「公開期間外」で読めませんでした。読める単価は平成26年改定のもので、現在の額かどうかは不明です
  • 君津市の無償化前の給食費。公式ページに金額の記載がありません
  • 木更津市の年間の負担総額。「3月期を除く、4月と8月を除く毎月」という引き落としのため、年間の回数を確定できませんでした。この記事では月額のみを扱っています
  • 私立・県立の学校に通う場合の扱い。各市とも公立学校についての記載です
  • 就学援助を受けている場合の扱い。各市に別の制度があります。この記事では扱っていません
  • アレルギー対応や弁当持参の場合の減額。各市の記載を確認していません

金額と制度は2026年9月1日時点で各市が公表している内容です。令和9年度は3市とも未定と明記されています。転居や進学の判断材料にする場合は、必ず各市の担当課へ直接確認してください。

出典

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