ソファ1つ捨てるのに市原1,230円・袖ケ浦500円|内房5市の粗大ごみは2.5倍ちがいます

ソファを1つ処分するとき、市に頼むといくらかかるか。袖ケ浦市は500円、市原市は1,230円です。同じ内房で2.5倍ちがいます。

しかも金額の決め方が市ごとに別物です。点数で数える市(1点いくら)と、重さで量る市(10kgいくら)が混在していて、同じ市の中でも「戸別収集」と「持ち込み」で計算方法が変わります。木更津市なら、ソファ1つを戸別収集に出すと800円、自分でクリーンセンターへ運べば265円です。

※以下はプロモーションを含みます

1点か2点なら、どの市でも市の収集がいちばん安く済みます。この記事は5市の金額と手順を全部並べたものです。ただし引越しや実家の片付けで10点、20点と出る場合は話が変わります。市の戸別収集は1回5〜6点までという上限があり、予約から収集まで数日から2週間かかるからです。引越しの日程が決まっているなら、荷物を運ぶ側の会社に不用品の買取と処分をまとめて頼んでしまうほうが、回数も手間も減ります。

引越しと買取をまとめて見積もる

目次

内房5市の粗大ごみ手数料を1枚にすると

ごみ集積所に置かれた粗大ごみ

ごみ集積所に「これは、粗大ごみです。お出し直し下さい。」の貼り紙。粗大ごみはどの市でもステーションに出せません。写真: yortlabs/CC BY 2.0

2026年8月31日時点で各市が公表している金額です。

戸別収集持ち込み1回の点数予約先
市原市1点1,230円10kgあたり200円記載なし福増クリーンセンター 0436-36-1191
木更津市1点800円20kgまで200円、以降10kg超えるごとに65円6点までクリーンセンター 0438-36-1133
君津市1点860円1点430円5点まで清掃工場 0439-52-5353
富津市1点800円10kgあたり90円5点まで予約専用 0439-37-2288
袖ケ浦市1点500円または1,000円10kgにつき100円記載なしクリーンセンター予約ダイヤル 0438-63-1000

ひとつずつ性格が違います。

  • 袖ケ浦市だけ戸別収集が2段階です。品目によって500円のものと1,000円のものがあります。他の4市は品目に関係なく一律です
  • 君津市だけ持ち込みも点数制です。重さを量らず1点430円。他の4市は持ち込みを重量で計算します
  • 木更津市だけ最初の20kgがひとまとまりです。20kgまで一律200円で、そこから10kg超えるごとに65円ずつ増えます

戸別収集は市原1,230円、袖ケ浦500円。2.5倍ちがいます

1点あたりの手数料だけを並べるとこうなります。

1点あたり市原との差
袖ケ浦市(500円のもの)500円−730円
木更津市800円−430円
富津市800円−430円
君津市860円−370円
袖ケ浦市(1,000円のもの)1,000円−230円
市原市1,230円

タンス・ソファ・ベッドを1つずつ、計3点出したとします。市原市なら3,690円、袖ケ浦市で500円区分のものばかりなら1,500円。2,190円の差です。

ただし袖ケ浦市の500円と1,000円の区分は品目ごとに決まっていて、市がPDFの一覧で公表しています。予約の電話をしたときに何枚買えばいいかを教えてもらえるので、先に買わずに電話が先です。処理券は1枚500円で、1,000円のものは2枚貼ります。

持ち込めば、だいたい半額以下になります

クリーンセンターの入口

クリーンセンターの入口(写真は松戸市東部クリーンセンター。内房の施設ではありません)。写真: Higa4/CC0

自分で運べるなら、どの市でも持ち込みのほうが安く済みます。30kgのソファを1つ処分する場合で計算してみます。

戸別収集持ち込み(30kg想定)
市原市1,230円600円630円安い
木更津市800円265円535円安い
君津市860円430円430円安い
富津市800円270円530円安い
袖ケ浦市500円または1,000円300円200〜700円安い

いちばん安く上がるのは木更津市の持ち込みで265円です。20kgまで200円、残り10kgで65円。市原市の戸別収集1,230円と比べると4.6倍の開きになります。

重量制の市では車ごと計量します。袖ケ浦市は荷を降ろす前と降ろした後の2回、車ごと量って差分をごみの重さにします。市原市も入口の計量所で「廃棄物搬入申告書」を書いて計量し、帰りにもう一度量ります。荷降ろしは持ち込んだ人が自分で行います。1人で運べない大物は、そこで詰まります。

持ち込み先受付時間
市原市福増クリーンセンター月〜土(年末年始・祝祭日を除く)8:30〜16:00
木更津市クリーンセンター(潮浜3-1)月〜金 8:30〜16:00/土 8:30〜11:00(土曜のみ事前予約制
君津市君津市清掃工場(三直1552-35)清掃工場の受入日による
富津市環境センター月〜土 9:00〜16:00(正午〜13時は除く
袖ケ浦市クリーンセンター月〜土(祝日・年末年始を除く)9:00〜11:30、13:00〜16:00

支払いはどこも現金です。袖ケ浦市は「クレジットカード等の利用はできません。あらかじめ、小銭の用意をお願いします」と明記しています。

1回に出せるのは5〜6点まで。ここで詰まります

金額よりも先に効いてくるのが点数の上限です。

1回の上限予約の期限
木更津市6点まで(当日の追加は不可)収集希望日の2日前まで
君津市5点まで収集日の2営業日前まで
富津市5点まで収集日は月・水・金(祝日を除く)
袖ケ浦市公表なし収集希望日の2日前まで
市原市公表なし支払い後の連絡で収集日が決まる

木更津市は「点数が多い場合は別の週に分けて予約することをお願いする場合があります」と書いています。10点あれば2回、20点あれば4回に分かれる計算です。引越しの日までに片づかないのはここです。

重さと長さの上限もあります。

制限
君津市長さ150cm以内・重さ80kg以内
富津市1点あたり80kg以下・2.5m以下
袖ケ浦市戸別収集は長辺2m以上または50kg超は不可/持ち込みは長辺2m以上は不可
市原市長さ2.5mを超えるもの、重さが著しいもの(ピアノ・電動介護ベッド等)は取り扱わない

申し込みの手間は、市によってまったく違います

ここが実は一番の差です。

木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市は、電話1本で予約して、処理券を貼って出すだけです。2日前までに電話すれば済みます。

市原市だけ工程が多く、郵送をはさみます。電話かインターネットで申し込むと、福増クリーンセンターから納入通知書と粗大ごみ処理券が郵送されてきます。それを持って金融機関・郵便局・コンビニのいずれかで支払い、支払ったことを電話で連絡して、そこで初めて収集日が決まります。市の窓口(福増クリーンセンター・支所・市役所資源循環推進課)で直接処理券を買えば郵送は省けますが、窓口まで行くことになります。

市原市はインターネット申込に対応している唯一の市ですが、そのあとが郵送と振込なので、結果として日数がかかります。急ぐなら持ち込みのほうが確実です。

もうひとつ、富津市には他の4市にない利点があります。環境センターへの直接搬入は予約不要です。市のガイドに「※予約は必要ありません。」とはっきり書いてあります。木更津市は土曜のみ予約制、袖ケ浦市は持ち込みも電話予約が必要です。

「複数で1点」を使うと、同じ800円で3個出せます

知らないと損をするのがこの制度です。小さいものは、まとめて1点として数えてもらえます。木更津市の一覧がいちばん細かいので、そのまま載せます。

品目木更津市で1点になる数
衣装ケース3個
カラーボックス3個
いす2脚(折りたたみは3脚)
座布団5枚
布団3枚
マットレス(スプリング入りを除く)3枚
網戸4枚
障子4枚
ふすま4枚
2畳
ブラインド/ロールカーテン2枚
アコーディオンカーテン2枚
物干しざお5本
物干し台(さお受け)1対
パイプ類(足場パイプを除く・2.5m以内)5本
トタン(2.5m以内)3枚

セットで1点になるものもあります。木更津市はギターとケース、こたつと天板、ゴルフバッグとクラブ、スキー板とストック、スキーキャリア、電気カーペットと上掛け。

君津市はもう少し広く、「戸類」「板類」「いす類」「カーテン類」「箱類」「布団類」といった括りで、組み合わせが違っても数えられます。雨戸・網戸・サッシ・障子・ドアはどの組み合わせでも2枚で1点。額・ござ・スケートボード・すだれ・すのこ・スノーボードもどの組み合わせでも2枚で1点です。ドラムセット、ひな人形とひな壇、キャンプ用テントと骨組みもセット1点として扱われます。

市原市の「例外的に複数でも1点」は範囲が狭めです。アコーディオンカーテン2枚以内、応接セット1組、こたつ布団・布団2枚以内、座布団5枚以内、ブラインド4枚以内、ベッドパッド2枚以内、スピーカー1組か2個以内、スキー板1組、物干し台1組。ばね入りマットは、ベッドと同時に処理する場合でも単独で1点と明記されています。

市で出せないものがあります

どの市も共通で断られるのが家電リサイクル法の4品目です。テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機。これらは粗大ごみでは出せません。富津市はパソコンも「市では処理できません」と加えています。

市原市には、他市と違う扱いのものがあります。

  • 家屋の一部は戸別収集ができません。雨戸・網戸・障子・ふすま・トタン・畳・浴槽・ビルトインコンロ・ビルトイン食洗機などは、自分で取り外したものに限り自己搬入だけ受け付けます
  • 除湿器、冷風機(エアコンとは別)、オイルヒーター、金属製ミシンは、大きさに関わらずごみステーションで収集しません
  • 草刈り機・パチンコ台・介護用トイレも戸別収集の対象外です
  • 事業所から出た粗大ごみは対象外。産業廃棄物に当たるものは自己搬入でも受け入れません

木更津市と君津市は網戸・障子・ふすま・畳を「複数で1点」として戸別収集してくれますが、市原市は持ち込み限定です。リフォームで建具が出たときに、市によって取れる手が変わります。なお、リフォーム等で事業者が交換したものは、どの市でも家庭ごみとして出せません。工事の請負業者に処分を頼むことになります。

切れば無料になるものがあります

市原市の公式ページにこう書かれています。

寝具やカーペット等、布類やプラスチック製の可燃性のものは、御自身でハサミ等にて50センチメートル四方以下に切れば、指定袋に入れて燃やすごみの収集日にごみステーションに出すことができます。

カーペットや布団は、切れば粗大ごみ代がかかりません。1,230円が指定袋代だけになります。時間と体力は要りますが、点数の上限にも引っかからなくなります。

君津市も同じ考え方で、組立式の棚などは分解して1枚の指定ごみ袋に入れ、口をしばれるなら可燃ごみ・不燃ごみとして出せます。ただし「袋の口をテープなどで接着することは不可」と明記されています。無理に押し込むのは通りません。

無許可の回収業者に頼むと、高額請求されることがあります

ここは順番を守ってください。ごみの運搬をするには市町村の許可が必要です。木更津市が具体的に注意喚起しています。

木更津市内において、「無許可」の不用品回収業者が出回っています。(中略)本市でも、高額な料金を請求される事例が発生しています。他より安いなどと言われても、安易に信用しないようにしてください。突然、高額請求されることがあります。

市はさらに、無許可業者が回収した不用品について「不法投棄」「不適正処理」「不適正な管理による火災」の事例が報告されていると書いています。トラックで巡回してくる業者や、無料をうたうチラシには気をつけてください。

業者に頼むなら、市から許可を受けた一般廃棄物収集運搬許可業者かどうかを確認します。各市が許可業者の一覧を公式サイトで公表しているので、依頼する前に社名を照合できます。

量が多いとき・期限があるときの決め方

ここまでを踏まえると、選び方は点数と期限で決まります。

  1. 1〜2点で急がない——市の戸別収集がいちばん安いです。電話して処理券を貼るだけで終わります
  2. 1〜5点で車がある——持ち込みが最安です。木更津市なら30kgで265円。半日で片づきます
  3. 切れるもの(布団・カーペット)が多い——50cm四方以下に切って燃やすごみへ。手数料はかかりません
  4. 建具や畳が出た——市原市は持ち込み限定。木更津市・君津市は戸別収集でも受け付けます
  5. 売れそうなもの(家電・家具・楽器)がある——処分費を払う前に、買取の値がつくか確認したほうが得です
  6. 10点を超える、または日付が決まっている——市の収集だけでは回りません。ここで初めて民間を検討します

6つ目に当たるのが、引越しと実家の片付けです。市の戸別収集は1回5〜6点まで、予約は2日前まで、市原市なら郵送と振込をはさんで1〜2週間。退去日や納骨の日が決まっている場合、この回転では間に合いません。

市の収集で出せる分は市に出したうえで、残りをまとめて引き取ってもらうのが無駄がない形です。片付けの規模が大きいときは、見積もりだけ先に取っておくと、市の収集を何回に分けるかの判断もつきます。遺品整理のコンシェルジュのような相談窓口なら、家財の量を伝えれば概算が出ます。相談だけで契約する義務はありません。

片付けの費用を無料で見積もる

先に書いたとおり、依頼するときは市の許可を受けた業者かどうかを必ず確認してください。安さだけで選ぶと、あとから高額請求になる事例が実際に市内で起きています。

出す前にやることは、この順番です

  1. まず点数を数える。「複数で1点」に当てはまるものを先にまとめます。衣装ケース3個、いす2脚、布団3枚がそれぞれ1点です
  2. 次に切れるものを分ける。布類とプラスチックは50cm四方以下に切れば燃やすごみです
  3. 残った点数で、収集か持ち込みかを決める。車があるなら持ち込みが半額以下です
  4. 電話で予約する。点数の数え方はこのときに聞けます。富津市は予約と同時に数え方を教えてくれます
  5. 処理券を買って貼る。払い戻しはどの市もできません。点数を確定させてから買います
  6. 収集日の朝8時(市原市・木更津市は8時30分)までに出す。敷地内の、収集しやすい場所に置きます。公道には出せません

この記事で確認できなかったこと

  • 袖ケ浦市の500円と1,000円の品目区分。市がPDFで公表していますが、この記事では個別品目まで載せていません。予約の電話で必要枚数を教えてもらえます
  • 市原市と袖ケ浦市の、1回に出せる点数の上限。公式ページに記載が見当たりませんでした
  • 君津市の清掃工場の受入日と時間。別ページの案内になっており、この記事では日付を確定できていません
  • 富津市の粗大ごみ処理券の販売場所。市のPDFには峰上出張所・金谷連絡所が載っていますが、ページ本文には「令和4年3月31日をもって峰上出張所・金谷連絡所は廃止」「令和4年4月中旬から関尻郵便局・金谷郵便局にて販売」と書かれています。PDFのほうが更新されていないので、行く前に環境センターへ確認してください
  • 持ち込みの実際の重量。この記事の30kgは計算例です。家具の重さは同じ品目でも幅があります

問い合わせ先

窓口電話
市原市福増クリーンセンター0436-36-1191(月〜金 8:30〜17:15)
木更津市クリーンセンター内 資源循環推進課0438-36-1133(月〜金 8:30〜17:15/土 8:30〜12:30)
君津市君津市清掃工場0439-52-5353
富津市環境センター 予約専用ダイヤル0439-37-2288(8:30〜17:15、土日祝を除く)
袖ケ浦市クリーンセンター予約ダイヤル0438-63-1000(月〜金 9:00〜16:00)

富津市の環境センターの代表番号は0439-37-2020で、上の0439-37-2288は予約専用ダイヤルです。市も「電話番号のかけ間違いにご注意ください」と書いています。

この記事の金額・時間は2026年8月31日時点で各市が公表している内容です。手数料は改定されることがあるので、出す前に各市の公式サイトか窓口で確認してください。

出典(各市の公式ページ)

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