養老渓谷を炎天下の中2時間ほど歩き回り、すっかりへとへとになってしまいました。しかもそんな日に限って、朝食を食べていなかったんですよね。
そろそろ13時、という頃になって急激に生命の危機を感じた私は昼食を求めて車を走らせます。
しかし緊急事態宣言の影響もあり、調べて行ってみた店行ってみた店どれも休業中……
もうこれは養老渓谷から少し離れてどこかチェーン店でも探すしかないのか、と考えていたタイミングで車が何台か止まっているお店を発見しました!
養老渓谷の観音橋近くの【和食 処清恵】
これはもしかして、営業している?
正直和食の気分では無かったんですが、あまりこだわってはいられない、お腹を満たす方が大切だと、とりあえずお店に入ってみることに。
お昼時、そして休業中の店舗が多い影響か店内は想像通り混んでいました。
和食処 清恵さんも臨時休業や時短営業、酒類提供の自粛等されているようです。
席への案内待ちの間にメニューを先に見ていました。
サクサク天ぷら・釜揚げ・生ゆばなどの食欲をそそる魅力的なワードに、入店前の気分は一転、どれも美味しそうで早く食べたい!という気持ちになります。
1人なので、カウンター席に案内してもらったんですが、いくつものサイン色紙が飾られていました。
和食処 清恵さんはテレビでも取り上げられる人気店だったようです。なんだかラッキーな気分♪
生ゆばを使用した絶品御膳をいただく
せっかくならあまり食べる機会のない生ゆば料理が食べたいなと思い、”おすすめ”と書かれてあった「ゆば天丼膳」を注文しました。
生ゆばは大多喜の「ゆば喜」さんのものを使用。
ゆば喜さんは大多喜方面に行ったら必ず店舗に立ち寄るという方もいるくらい、美味しい湯葉を生産しているそうなんです。
湯葉といえば、京都や日光のイメージが強かったので、こんな身近に生産している工場があるなんて意外でした。
ゆば天丼膳は、ミニゆば天丼・生ゆば刺・半うどん・味噌汁で税込1,760円です。
どれも美味しそうでどれから食べるのか迷いましたが、まずは生ゆば刺からいただきます。
わさび醤油につけて食べると、まろやかな舌ざわりの湯葉と醤油しょっぱい美味しさが口の中に広がります。
噛まなくても蕩けるような口当たりで、湯葉特有のさっぱりとした味わいでありながらもコクがあり、大豆の風味を感じられる濃さがあります。
シャキッとしたつまと一緒に醤油に着けて食べると、食感にギャップがあり、食べ応え抜群です。
次は暑い日にありがたい、冷たい半うどん。
”半”ということで、食べやすそうな量なのですが、うどんの量の割にはネギ・白ゴマと刻み海苔がたっぷり。
しっとりでツルっとしていて、癖のない味のうどんです。するすると食べられてしまいますね。天ぷらうどん同様、こちらも釜揚げうどんなのでしょうか。
そして刻み海苔は食べても食べてもまだ残っていて、これが結構嬉しい。
ツユは出汁がしっかり主張して、やや濃い目。その濃さがシンプルなうどんの美味しさを引き立たせます。
そして1番楽しみにしていた、ゆば天丼。
ゆば天自体初めて食べるので、どんな味なのかワクワクします。
パクっと一口。……これは!
外はサクサク、中はトロトロではないですか!
ゆば刺の時点でまろっとした感じ湯葉だなと思っていましたが、それが天ぷらの衣に包まれて揚げられて、熱で蕩けてトロトロ具合がそのまま衣の中に封じ込められていたみたいですね。
甘めの柔らかい味わいの秘伝のタレが、衣とご飯に染みて美味しさ倍増です。
たまに主張する水菜のさっぱりさも良い感じ。
問題は、美味しくてご飯がまだまだ残っているのに、ゆば天があっという間になくなりそうなこと。
ということで、一緒に味噌汁とお新香を合間に挟みます。
味噌汁は一面のあおさのりと、ネギが隙間から覗いています。
味は少し癖があったので、赤味噌なんでしょうか?出汁の味もガッツリ強めです。あおさの量とあまり慣れない味ということもあってか、飲むというより食べる味噌汁という感じでした。
お新香はたくあんとキュウリ、味がしみてて噛み応えは抜群です。タレが絡んだ優しいご飯と食べれば、箸がすすみます。
最後に良い感じの分量になったご飯と、ゆば天をいただきました。更にタレが染み込んで、より濃くなったゆば天はまた違った味わいがありましたよ♪
[word_balloon id=”5″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”tail” balloon_shadow=”true”]味はもちろんですが、養老渓谷巡りとすきっ腹にやられていた私にとってオアシスのようなお店でした。お腹も満腹になり、午後は元気に養老渓谷を歩き回れそうです[/word_balloon]
【和食処 清恵】店舗情報
店名 | 和食処 清恵 |
住所 | 〒298-0267 千葉県夷隅郡大多喜町葛藤578−3 |
電話番号 | 0470-85-0820 |
アクセス | 養老渓谷ライン、ガソリンスタンド近く |
予約 | 不可 |
営業時間 | 11:00~14:00 |
定休日 | 月曜日 |
予算(口コミやメニュー参考) | 1,000円~ |
駐車場 | あり |
公式ホームページ | https://kiyoe.net/ |