ちはら台 TENT

今年の6月に計画よりも少し遅れて(理由は万博による資材不足)、オープンしたちはら台地域西部にあるショッピングモール「ユニモ」に隣接した、ちはら台公園のコミュニティスペースです。今回はこのTENTOを紹介致します。

元々の情報などはちはら台TENTOのホームページに詳しいので、今回は10月16日の取材で得た情報も加えて、各テナントさんの本音や、姉妹店情報もお伝えします。

目次

・・・その場所は・・・

もともと1985年に街びらきがスタートしたちはら台地域には、大型の5つの公園と、旧暦の月の名前に由来した睦月、如月から霜月に加えて、乙月と名付けられた12の中型の公園があり、そのなかでも地域の名と、前を通る道路である公園通りの名前の由来ともなった、最も大きい公園が「ちはら台公園」です。隣接の古墳公園や緑地、サッカーやラグビーに使用される天然芝のグラウンド、ドッグラン等を備え、その先には大型ショッピングモールのユニモが控えています。

でもどちらかといえば、人口が多い南地区や、最近人口が増加傾向にある、東地区からみれば西寄りに位置して交通アクセスの悪い少し偏った地域でもあります。京成電鉄ちはら台駅からは近いのではございますが。

・・・TENTOとは・・・

市原市と民間企業である大和ハウス工業株式会社が計画し、立ち上げたプロジェクトで、建設と建物の運営管理、そして各種イベントを大和ハウスが担っています。実際固定資産税も支払っており、イベント時の公園使用料も支払っているとのことで、この辺りは市原市は少し吝いのかもしれませんが。運営は結構大変なのだろうと想像してしまいます。上記にも述べましたが、位置関係からすれば地域のどちらかといえば、西に偏在していることもあり、特に若い世帯の多い東地区からは、直通のバス路線もなく平日は利用者も少なめの公園かなという感は否めませんが。

それはともあれ、TENTOの名前のエンという部分には、縁(えにし:えん)すなわち人と人とが繋がるという思いが込められているそうです。

施設内には市内に本店や、別のお店を主催する3件の飲食を中心とした、テナントと30席の飲食スペース。隣接のキッズスペースとシェアスクールスペースで構成され、サービスを提供しています。これは後ほど個別にご紹介致します。

広い公園スペースでの各種イベントも主催していますが、定期開催のフリーマーケットは毎回テーマがあり、ワンちゃん、服、おもちゃなど隔週土曜日に開催されます。

その他のイベントも近々では11月30日に「キッズ・アウトドアフェスタ」として、世界のスポーツ体験、キッズワークショップ、ビンゴ大会にステージ企画が予定されています。

そうそう、ちはら台市民祭り当日に催された夜のイベントも、祭り帰りの人々で盛況だったと訊いています。遠目に花火を見ながらのビールも実にそそります。こちらは祭りの運営の方にかかりっきりでしたので、そのうちになどと思っています。

・・・TENTO SCHOOL・・・

施設内の右奥に一面が鏡張りの長方形のスペースが、シェアスクールスペースのテントスクールです。生憎16日の午後はスクールもなく空き状態でしたが、現在25のスクールが登録されています。その種類も多岐にわたり、ヨガ、フラダンス、キッズ向けのチアダンスにヒップホップからバレエ。更に体質改善ピラティス、フラワー教室に大人の脳トレピアノからロボット教室と幅広い。シニア向けにも歌って倶楽部(カラオケ)やレクダンス(女性向け)となっています。お申し込みはちはら台TENTO のホームページから「TENTO SCHOOL」に進んで申し込みたい講座にアクセスしてください。ただ、ちょうど良い広さといえばお分かりかとも思いますが、こじんまりとですので、そのおつもりで。一度覗きに行ってみるのも宜しいかと思います。

・・・みらいサポーター・・・

こちらについては、直接取材したわけではありませんので、紹介のみとさせて戴きます。コンセプトは20年後も子供であふれるちはら台を目指した、ボランティアチームです。具体的な活動は通学路の下校時の見守りや交通指導、樹に名前をつけるイベント、各種イベントの協力などです。

ちはら台も街びらきから35年。市原市内では唯一人口が増えている地域ですが、街の地域自体が同時期に開発が始まった、隣接する千葉市緑区のおゆみ野に較べると狭く、2万7千人くらいでこの数年は停滞しているのも事実です。街びらきから数年たって始まったバブル崩壊により、当初予定のマンション用地が戸建てに変わったこともあり、当初の予定の5万人規模には現実的にとうてい至りません。

35年というのは当初30代半ばで入居された方々が70代になるという年月であり、最初に開発された南地域の高齢率はかなり高いのも現状です。その中でその子供世帯がバブル崩壊により、当初の入居価格よりも戸建てもマンションも随分安くなり、一部に戻りつつあるのも事実です。

当初1軒しかなかったスーパーマーケットも、現在は地域内だけで3軒となり、11月には更に1軒がオープン予定です。郵便局こそ人口の割には1軒しかなく、少々不便ですが銀行、京成電鉄の駅、市役所の支所といった公共施設に、もともと充実している多数の公園と、子育て環境としては、好適地だと思います。今後帝京平成大学の増設、帝京大学付属病院の移転という近未来の充実も予定されています。

この中でこう言ったボランティアチームは非常に期待を抱かせる試みであります。

地域外の方々も含めて是非ご参加をご検討ください。こちらもホームページでご確認下さいませ。

・・・テナント紹介・・・

☆時代家88Food Camp

姉ヶ崎に本店のある時代家さんの出店となります。取材当日はちはら台在住の店長さんが、対応して下さいました。他のテナント同様に6月のTENTOオープンからスタートしています。メニューを含めたコンセプトなどの基本情報はホームページや、インスタグラムでご確認下さればと思います。

今回の取材で伺ったイチオシなどを紹介するのが目的でございます。

オープンから4か月。決して順風満帆という訳では無かったというのが、正直なところで、今年の猛暑には勝てなかったと。何度も申しますがこの公園の地域での位置関係もあり、平日は割と閑散としている公園なのです。ただ、イベントが開催されると相応の繁盛だそうです。特に8月のちはら台市民夏祭りと同時開催の夜のイベントはおかげさまというほどの、売り上げであったそうです。

定休日は火曜。営業時間は10:00~20:00でこのテナントの中で、唯一アルコールを含んだドリンクサービスもありということで、夜に人手を増やすことも、まあ売上次第で考え中とか。

こちらのイチオシは毎週木曜に仕入れる大原漁港直送の海鮮です。たまには店長が釣ってくることもあるとのことで、丸っ子の魚を店長自らおろして、海鮮丼やフィッシュバーガーとして提供してくれるとのこと。ただ海の状況や上がる魚の状況により、まあ自然が相手ですから無い事ものありますので。この辺はインスタ情報をご参考に。

もう一つは時代家さん本店で1頭買いもち豚を使った、自家製のソーセージやパテで作るバーガーやホットドック。

あたくしも以前感激したジビエ(猪肉)をパテとしたバーガーは実に美味でした。初めてハワイのワイキキで食した(まあ当時はお金もなくこれしか食べれなかった)ハンバーガーにも感激しましたが、フランチャイズのバーガーショップには無い一品でした。

ドリンクは時間制の飲み放題(1時間1500円、延長30分500円)もあり、勿論ソフトドリンク、アルコールもサーブできます。

最近のおすすめは2点。魚をさばく様子を子供たちに見せて、そのうえで食してもらい楽しんでもらうのと、時間無制限でタープと椅子テーブルを2千円でお貸しして、キャンプ気分を楽しんでもらうという、サービスです。勿論飲食はこの場合10%引きとのことです。

☆787 Nanohana Coffee Libre

こちらも市内に本店のある、なのはなコーヒーの出店です。当日は店長さんはお休みで、シェフさん(何故かコーヒーは苦手ですって)からお話を伺いました。

こちらのコーヒーは本店でキャラの異なる豆を仕入れ、全て本店で自家焙煎のものです。提供は勿論ペーパードリップのハンドドリップです。従って少々時間がかかるのですが、ハンドドリップで立ち上るコーヒーの香りがかぐわしい待ち時間です。このコーヒーはオープニングイベントで戴きました。あたくしの行きつけのカフェにも負けない美味しいものでした。提供可能なコーヒー豆を店の脇にお洒落に並べてございますが、これもお洒落です。

こちらのイチオシは店内でシェフがすべて手作りの、ケーキ類です。これはそのうちに試してみたいものでした。どなたかご一緒できれば幸いです。

焼き菓子や、戸外でも楽しめるグルメサンドイッチも好評で、リピータも多いそうです。公園内にドッグランもあり、ワンちゃんの散歩の途中で寄って下さる方々が多いそうです。

そのためもあり、売り上げは天候に左右されるとのことで、扱いの関係もありこちらもイベントがあると伸びるのは間違いないようです。木曜が定休日です。なぜか木曜に何度か性懲りもなく寄ると、お休みで残念なことが多かった気がします。

☆Parfait Latte Noveau

これは パフェ ラテ ヌーヴォーと読むフランス語のお店です。実は水曜がお休みで、当日の取材をお願いに行った、午前中(ウォーキングの途中)に顔を出したときに、打ち合わせでいらしていた社長さんに少しだけお話を伺いました。

こちらの商品はどちらかといえば、千葉県内や市原市の食材やお菓子、乳製品といった名産品ですが、パフェが売り物でもあります。市原市内で採れたイチジクを使ったデザートなどが、旬のイチオシです。10月中にオープンというか、増築なのかワンちゃんと一緒に楽しめるドッグカフェを予定しているとのことでした。

ところで、こちらの社長さん、市原のこの近辺に「門藤:かどふじ」という、わらび餅専門のお店も経営してらっしゃいます。当日そちらの取材にも参りましたので、別の機会に紹介させて戴きます。

 

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