みなさんは市原市にギネスに認定された世界一広いトイレが存在しているのを知っていますでしょうか?
小湊鐡道の飯給(いたぶ)駅にある公衆トイレが世界一広い屋外トイレとして、ギネスにも申請されたほどの広さを誇ります。
その広さ!なんと200平方メートル!
数字で面積言われてもわかりませんよね。
200平方メートルはだいたいコンビエンスストアの店舗の面積と考えていただければ、その広さをわかっていただけると思います。
日本一とか世界一とか、そんなこと言われたら、もう行くしかありません!
いざ!世界一のトイレへ!
驚きだったのですが、Googleマップとか「世界一のトイレ」と検索すると、場所が表示されます!!
これをカーナビへ転送し、いうがままに運転していると・・・
こんな場所に到着しました。
トイレ?
いやいや!
きっと庭か何かだろう。
と、横の通りをてくてく歩いていくと・・・。
駅についてしまいました。
なんとも風情がある駅です。駅のホームから見える景色も絶景で、写真を撮っている人も私以外に3、4人いらっしゃいました。
ちなみに地名にまつわる伝承としては、壬申の乱に敗れた弘文天皇がこの地に落ち延び、この地の人々が天皇一行に「飯をあたえ(給)」ため、この地の名が飯給となったというものがあります。
弘文天皇のゆかりの地なんですね。
いかんいかん!
本来の目的を忘れちゃいかん!
そう目的は世界一のトイレなので、引き返します。
ん?
トイレです。
え?これが世界一?
まさか?
中に入ると時空がゆがんで、大草原になるのか?いやいや、そんなバカな!
とか脳内がグルグルしているところを振り返ると!
きゃああ!!
やはり、あの柵で囲われたものはトイレだったようです。
どうですか?もはや神々しいですよね!?
トイレの神様ではなくトイレが神様ですよ。
しかし、お気づきでしょうか?
そうです。
女性専用です。
先ほどの、小さいほうのトイレは男女兼用でしたが、こちらは女性専用です。
なぜ!?
いや、きっと深い理由があるのだろ。
これでは、男性の私は入れません。が、がしかし、ここは妻に行ってもらいました。
結婚してよかった(笑)
このトイレは正式名称『Toilet in Nature』というもので、建築家の藤本壮介さんのアート作品です。
市原市の豊かな自然を感じながら使用できるようにとデザインしたとの模様です。
『Toilet in Nature』、訳すると「自然のトイレ」
英語で「トイレに行く」を「call of nature」なんて言いますから、意訳して、「自然の中へ」なんて言ってしまってもいいような気もします!
すいません!取り乱しました!トイレが神様のところから取り乱していましたね。
そんなことより中の様子ですね。
ご覧ください。
この景色です。
一応、カーテンで仕切れるようになっていますが、勿体ないですね!
なんだが、柵が低くて不安に感じる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。外からは決して見えません!
これが便座に座って見える景色です!
まさに『Toilet in Nature』!
「紙いっぱいあった。全然きれいだったよ。」
感想いただきました。
紙が多くあるのも作品なんでしょうか?
私が最初に感じた「神」とかかっているのか(笑)
とにかく、一見の価値ある、素敵なトイレであることは間違いありません!
是非とも足をお運びください。