生活に欠かせないAIの技術ですが、作っている人はすごい難しいことをしているんだろうな……
というイメージがある人もいるのではないでしょうか?
実際に身近では、複雑なプログラミングで出来たもので溢れています。
しかし、きちんと手順を踏んで工夫すれば、初心者でも面白いものが作れるんです。
今回、最先端の”ICT”(情報通信技術)の技術が、初心者でも地元市原市で学べるとのことで、「市原Leaders」という教育インター ンシップ・研修プログラムに参加してきました。
市原Leadersとは?
市原Leadersとは、ICT 教育インター ンシップ・研修プログラムです。
昨年の第一期に引き続き、市原市とLife is Tech!が協力し、市原市に関わる人のICT技術向上や市内の中高生や女性への還元を目指します。
ところで ”ICT” とは?
先ほどから出ている ”ICT” という単語が出てきていますが、聞いたことはありますでしょうか?
ITという言葉の方が馴染み深いかもしれませんね。似たような言葉ですが、国際的にはICTという言い方のほうが一般的になっています。
ICT(Information and Communication Technology)は情報通信技術という意味です。
いままでのITではハード面・ソフト面等の技術を意味していました。
ざっくり言うと、ICTはIT技術に人とのコミュニケーションが加わったことです。
近年では、SNSやネット通販の普及、ZOOM等のネット会議ツールの利用など、IT技術と人との関わりが多くなり、欠かせないものになっています。
市原Leadersの研修
市原Leadersでは、ただのスクールのようにただ「教わる」で終わるのではなく、学んだことを市原市の中高生や女性にメンター(インストラクター)として教えるところまでがセットです。
このように書いてあると、高いスキルが必要なのでは?と思うかもしれませんが、未経験・初心者でも楽しくチャレンジできるのも特徴です。
学ぶことは4つのコースから選べます。
- iPhoneアプリ・プログラミング
- Webデザイン
- デザイナー
- 映像制作
計10回ですが、期間は6カ月とやや長い期間プログラムと関わることになります。
初級研修と中級/課題研修があり、それぞれの終了段階で、市原市内の女性や中高生に向けた体験会でICTを教えることになります。
未経験者でも参加できるため、基礎から学ぶことになります。
それでも初級研修の最後には、オリジナル作品を完成することが出来るまでに成長できます。
中級/課題研修は9月からの開始になりますが、ただ作品を作るだけでなく市原市と関連した作品を作ることになるそうです。
Ichihara Code Girls(市原コードガールズ)について
市原市の中高生や若年層の女性に向けて、6月13日(日)にIchihara Code Girls(市原コードガールズ)というワークショップがありました。
なぜ女性限定なのかといえば、男性が多いITC関連の業界の仕事に触れるチャンス、そして興味を持つ女性が増えればとのことです。
また以前からテレワークが可能だった職場も多くあり、市原市の女性人口低下の歯止めのキッカケにもなれば良いというような思いもあるそうです。
初心者でも、1日体験でも、楽しくオリジナル作品が完成!
パソコンに慣れていない方や、対象ソフトの利用、プログラミングが初めてという方も多くいらっしゃいました。
また、初めての体験でちゃんとできるか不安だったり、一緒に学ぶのが初対面のメンバーで緊張していたりする方もいらっしゃいました。
それでも、分かりやすい教材やメンター(インストラクター)とのコミュニケーションで、未経験の方でも体験会の終わりには、皆さんオリジナル作品を発表しあえる段階までに成長。
そして、グループ内でのアクティビティを通してメンバー同士の距離が縮まり、午後になるとリラックスして体験会に参加できている方が多くなりました。
Ichihara Code Girlsはすでに終わってしまいましたが、来年もやる可能性がありますし、10月末には市内の中高生に向けたワークショップも開催予定です。
気になる方は、ぜひ市原市のホームページを確認ください。
市原Leadersに参加してみて
わたしはデザイナーコースに参加しました。
もともと、少し分かっている分野なのですが、今一度新しい視点で勉強してみたいと思ったからです。
分かりやすい教材や先輩メンター(インストラクター)の皆様、またグループ内でのアクティビティによりメンバーとの交流を深めたおかげで、分かりやすく楽しく学ぶことが出来ました。
みんな楽しく参加していたので初心者の方でもどんどんスキルアップし、最終日の発表では、町中で見かけるようなお洒落な作品を完成させていたのが印象的でした。
オリジナル作品を完成することが出来たとはいえ、いきなり地元の女性に私たちが教えることが出来るのかという不安がありましたが、体験会のメンターとしてのコツなども教えていただきました。
勉強した内容自体は公開できないのですが、第三期の募集が始まったらぜひ説明会に参加してみてくださいね。