今回はatelier Flora(アトリエ フロラ)の進藤さんに、アーティフィシャルフラワーの魅力などを伺いました!
アーティフィシャルフラワーはポリエステルやポリエチレン、ウレタンといった素材を使用して、生花を再現しつつ芸術的な美しさを取り入れて作られたお花です。
「atelier Flora」公式HPより
この美しく飾られた花々も、生花ではなくアーティフィシャルフラワーを使用しています。
“アーティフィシャルフラワー”とう名前自体は馴染みがなくても、飲食店や宿泊施設などでアレンジメントされた作品を色んなところで見かけたことがある方も多いんじゃないでしょうか?
アトリエ フロラさんでは様々なハイクオリティなアーティフィシャルフラワーが作られています。
お店を華やかにしたい、自宅でできる新しい趣味を探しているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2021年8月インタビューの記事(情報)となります。
アトリエフロラ(atelier Flora)について
机の上に飾れるような小さなものから店頭を彩る大きなサイズまで、お店や催し物のレンタルを中心に、多くのアーティフィシャルフラワーのアレンジメントを作成されています。
フラワードールや着物ドールなど、コンパクトながら華やかでインパクトがあるものも。
美しい作品の数々に見惚れてしまいます。
店名 | atelier Flora |
住所 | 〒290-0051 千葉県市原市五井5893-1-211 |
電話番号 | 0436-24-3651 |
営業時間 | 予約受付対応 |
ホームページ | https://ims-plumbing.com/flora |
https://www.instagram.com/atelier_flora_teruko/ |
アトリエ フロラさんは有限会社アイ・エム・エスの事業の一部としての位置づけだそうです。配管工事業を主にされている会社で、今後もその方針で行くのではないか、とのことでした。
というのも、進藤さんのアーティフィシャルフラワーのアレンジメントは、それぞれが独創性豊かでオーダーメイドの世界に一つしかない作品ばかり。そのオリジナリティあふれるセンスを他の方に教えようとすると、やはり一朝一夕ではいかないそうなんです。
なお、アトリエ フロラさんではレッスン等を受けられているそうです。アーティフィシャルフラワーを楽しむ第一歩として、受講してみるのも良いかもしれないですね。
※都合によっては、お断りする可能性があります。ご了承ください。
アーティフィシャルフラワーの魅力
アトリエにある綺麗なアーティフィシャルフラワーの数々に、思わずインタビューを忘れて魅了されてしまいそうになりました。
ありがとうございます。年々アトリエがお花で埋め尽くされていっていますね(笑)
あらためて、アーティフィシャルフラワーとは何なのか?造花との違いはあるのかについて教えてほしいです。
そういうものと比べると、ちょっとワンランク上の高価なものを使っているから、差別化で「アーティフィシャルフラワー」と業界などで言われているんじゃないでしょうか。
かえって生花の、例えば紫陽花は最近ピンクなんかのとても鮮やかな色が多いから、逆にこれ造花!?って一瞬思ったりしたりして(笑)
それくらい、アーティフィシャルフラワーはクオリティが高いものが多いですね。
ドライフラワーは特にそうなんですけど、触っただけでポロポロと崩れていっちゃうんですよ。長持ちするとは言っても、美しさを保つのは結構難しいんです。プリザーブドフラワーの方は、密閉されて空気が入らないように販売されているタイプはかなり長持ちするんですが、ドームの上の部分が開いていたりと空気にさらされているタイプは色があせやすいですね。
それらと比べると、やっぱりアーティフィシャルフラワーは丈夫ですよね。ただしアーティフィシャルフラワー含め、どれも直射日光にあたってしまうと劣化しやすくなってしまうので、注意が必要です。
他にも生花と違う点はあるんでしょうか?
自由にイメージ通りにアレンジメント出来るというのは、作り手として大きな魅力だと思っています。
アーティフィシャルフラワーの購入方法は生花のお花屋さんと一緒なんです。薔薇を何本とか百合を何本とか、自分でお花を選んでいきます。通年取り扱っているお花と、その月ごとのお花があって、そこで仕入れたお花をアレンジメントしていきます。
アーティフィシャルフラワーデザイナーとして
アーティフィシャルフラワーデザイナーになるまで
結婚後は子育てをしながら、結構しっかりとした観葉植物を育てていました。でも子供がだんだんと動けるようになってくると、植物をいじっちゃったり、鉢植えを倒しちゃったりするんですね。そうなるといくら自分が好きとは言っても、危ないし子育て中は不向きだなと思って辞めちゃったんです。
でもやっぱり好きなお花が身近に欲しいなと思って、造花を買っていました。当時は今と違い、質の高いものは気軽に手に入れられなかったんだけど、それでもより魅力的に飾りたいと思い、だんだんと工夫してみるようになりました。例えば壁に飾るときにも買った状態のままではなく、自分なりに形を変えてみたりしていました。自分の思うように作れる楽しさを感じましたね。アレンジしたものをプレゼントすることもありました。といっても、資材は高価で今のようになかなか手に入るものではなかったですし、子育てしながらだったので、その状態でも楽しめる程度の、主婦のちょっとした趣味でした。
そんな辛くて大変な時も、心を豊かにしたいと思ってアレンジを楽しんでいました。当時は生花には手が出せない状況だったんですが、その時は100均にお世話になりました。ここにあるアーティフィシャルフラワーと比べれば安価な造花なんだけど、一回買ってしまえば枯れずに華やかなままのが良かったです。
造花のアレンジは、趣味でもあり、気持ちの切り替えでもあり、家が華やかになる、仕事と子育てに追われる中の生活の一部だったんです。
もともと25歳の時に起業していたんですが、先ほどお話した大変な事があった時から会社は休眠していたんです。50歳を迎えた時に、まだまだ人生長いから、会社を使って最後に何かしたいと考えたんですが、不況で経済状況が良くなかったこともあり、事業としてはやりたいことが分かりませんでした。でもせっかく最後の仕事にするんだからなんだから、好きなことをと考えて、辛かった時期に寄り添ってくれたお花のことを思い出しました。
あの頃の私と同じように、生花は高くて買えないけど花で日々を華やかにしたい方。他にも、花を育てたいけど忙しくてガーデニングが出来ない方やフラワーアレンジメントを飾りたいけど自分では制作が難しい方など、色んな事情がある方がいることを考えました。そういった方たちのために、見ていて素敵だなーと感じてもらえ手間もかからないものを販売出来たらなと思い、アーティフィシャルフラワーをデザインする仕事にしたんですよね。
私も100均で造花を買うことがあるんですが、逆立ちしてもこんな素敵にアレンジ出来る気がしないです。
アーティフィシャルフラワーデザイナーとしての活躍
アーティフィシャルフラワーのアレンジメントをお仕事として始めた頃、進藤さんは最初ネット販売メインの活動を予定していたそうです。
そこでビックサイトのハンドメイドのイベントに参加したのですが、結果は赤字……
もちろん、魅力的な作品ですので「写真を撮らせて欲しい」等のお声がけはありました。ただ、ハンドメイド好きの方が来るイベントなので、進藤さんの作品を参考に”自分でも作ってみたい”という方が多かったそうなんです。
そのようなイベントは参加すればするほど赤字になり、仕事として自分が出るのはココではないんだと思った進藤さんは、オーダーメイドでの対応はしつつも、販売方法をレンタルメインで考えることになりました。
だから最初から強気で営業しながらアレンジメントの制作を同時進行でしていました。でも現場に行くと「素敵ですね」とは言ってくれるんだけど、それと一緒に「どこかで学ばれたんですか?」って聞かれちゃうんですね。そうなると独学でやっていたけど、何かしら肩書はあった方が良いのかなと思ったんですね。
そんな中ブライダル系の一流フラワーアーティスト、江口美貴先生がされているお花の教室で、アーティフィシャルコースが出来たんです。以前から生花の教室などで人を育てられていた方なんですが、銀座の教室限定で「アーティフィシャルフラワーのレッスンで資格を出します」っていう情報を見たんですよ。
あっこれだ!と、どうせ行くんだったら、一流の先生のディプロマが欲しいって思ったんですね。そこで1年アーティフィシャルフラワーについて学びました。
ただの肩書で、国家資格なんてものではないんだけど、お花業界の方などは「江口さんのところで学ばれたんですね」って言ってくれますね。
その後はレンタルもやり始めて、でも軌道に乗らずどうしようか悩んでいて、何か早道はないか探したんですね。借金をしてまではどうにかしたくないけど、主婦の片手間程度にはしたくなかったんです。
私がアーティフィシャルフラワーのデザインを仕事として始めた頃は、珍しくもでも何でもない仕事になっていたんです。そんな業界に50歳から入った私は、何かないと浮き上がれないなと思って色々調べてみました。そしたら、生花・造花の協会が有るって知ったんですね。ただ自分には合わないシステムで、そこに入ればいろいろ仕事が入りやすいっていう利点はあるけど、ルールがあるから型にはまらなきゃいけない。それはちょっと嫌だなって、協会に入るのは結局やめました。
その後、私のように強みを持てていないプロの方たちを集めて「肩書を作りますよ」っていう先生に出会ったんですね。業界15年のその方の教室に通っている中で、アメリカのメトロポリタン美術館に作品を飾る選抜に選んでもらえたんです。20人くらいの選抜メンバーで、美術館に飾るアーティフィシャルフラワーアレンジメントを作りました。その時にいただいた賞状がこれです。
でも、共同で作った作品が美術館に飾られて、更に国連からの賞状をいただけたことは、1つの武器かなと思っています。
その先生が主流で「お花で文化コミュニティ」というものがあって、そこに参加していると色々と仕事を紹介して貰えるんです。イギリスの大使館のイベントにお邪魔するだとかのちょっと華やかな活動だったり、医療従事者に寄付するという形で雑誌でコメントしたりだったり、こういう活動とかもしています。
市原市内での活動
販売するお客様は女性や地元の方が多いお仕事だし、まずは人を知らないといけないと思ったんです。そこでまずは、市原市を知る活動をしようということで、市原商工会議所に入りました。40年以上市原に住んでるんですが、市原市のことを何も知らないなと。
商工会議所で女性起業家の会というものがあって、そこから起業家の方とのご縁が広がって、そこからオーダーをいただけたり、仕事に繋がることもありました。
五井大市に出たりもしましたね。ただ、イベントでの販売は利益がほぼ出ないので、お仕事として考えると、オーダーを受けるのが良いかなと思っています。一般の方でもオーダーメイド販売は受け付けていますよ。
ちなみに売り上げの主軸は、以前からレンタル業がメインですね。
いちはらB級グルメの実行委員会もされています
進藤さんは、いちはらB級グルメの実行委員としても活動されています。
やっぱりこのご時世、お店側も大変でお花で店舗を飾るなんて二の次だと思うんです。正直お店側が元気がないと、お花のレンタルをして貰えないですよね。だからといって、無理に営業してもしょうがないですし……
アーティフィシャルフラワーでお店を華やかにするっていうのは、経営が軌道に乗っている状態で、更にお店を良くしようと思ってから考えるものですからね。
お店に元気を出してもらうために、実行委員になったんですね。
今は自分のターゲット層が今大変だから、支援する側に回っているんです。
いちはらB級グルメ実行委員会としては、この活動を長く続けるためにも定期的にイベント等はしていきたいと考えています。いちはらB級グルメとして市原市のお祭りに参加してチャーハンを出してみたり、いちはらチャーハンを食べ比べ出来るイベントをしたり、これ面白いよねっていう意見はいくつか上がっています。
今はスタンプラリーのイベントをやっています。飲食店に行きずらい雰囲気もあるかもしれないですが、テイクアウト出来る店舗が大変なので、ぜひ食べてみてください。
いちはらチャーハンのスタンプラリーは10月末まで
1つ食べると1チャーポイント貰えます。
6チャーポイント貯めると、ポイントカードが参加店で利用できる500円割引券になります!
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最後に
今後もたった1つのものを作っていきたいです。あとはレンタルするアーティフィシャルフラワーで、そのお店の魅力を更に上げるお手伝いをしたいですね。
本日はお忙しい中、ありがとうございました!